アメリカ - シャーロッツビルについて

シャーロッツビルは、アメリカのバージニア州中央部にある独立市で、アルバマール郡の郡庁所在地です。都市の名前はイギリス王ジョージ3世の王妃のシャーロットに由来します。アメリカの第3代大統領トーマス・ジェファーソンが設立したバージニア大学を中心とした大学都市で、ジェファーソンの邸宅モンティチェロが有名です。モンティチェロは世界遺産でもあるため多くの観光客が訪れています。シャーロッツビルは、「都市ランキングと評価」の本では、物価や気候などにおいて、アメリカでもっとも住みやすい都市に選ばれています。一日かけてゆっくりと散策するのも楽しいことでしょう。バージニア州中央を流れるジェームズ川支流のリヴァナ川沿い、20マイル西方のブルー・リッジ山脈と平行に走るサウスウェスト山脈のすぐ西に位置し、1762年に憲章でリッチモンドから大アパラチア峡谷に至った、スリー・ノッチト・ロードの交易路に沿って設立されました。シャーロッツビルの気候は、夏は暖かくて蒸し、冬はとても寒く、年間を通じて一部は曇っています。気温はマイナス2度から31度に変化しマイナス9度未満または35度を超えることはあまりありません。6月と8月の上旬から10月上旬までが観光に適しています。過ごしやすい気候と住民のQOLも高いため、アメリカで一番住みやすい都市として知られており、独立宣言で有名な第3代大統領トーマス・ジェファーソンなど、たくさんの著名人も輩出しています。ワイナリーも豊富で、工場見学やワインの試飲を楽しめるのも魅力です。シャーロッツビル自体は大きな大都市ではなく人口は4万人ほどで、世界遺産のモンティチェロの他に、市内や周辺には有名な歌の舞台となったシェナンドー国立公園などの観光地があります。モンティチェロは1987年に世界遺産に登録され、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの邸宅と農園があります。観光するときには建物の保護のため入場規制がかかっており、チケットを購入したら決まった時間にガイドと一緒に邸宅を見て回ります。ガイドが概要を説明してくれるのでわかりやすいですが、館内は写真撮影禁止なので注意が必要でしょう。見学後には丘の上からシャーロッツビルの街並みや森林を一望できます。バージニア大学の構内にはマコーミック天文台があって、最新の望遠鏡で星空を眺めたり、天体に関した資料を見学したりすることも楽しみのひとつと言えるでしょう。一般観光客には基本的に毎月第1、第3金曜の夜に解放されています。天文台の他、夜のバージニア大学を散策するのも楽しく、観光に来たらぜひ寄ってほしい所で、子どもが一緒なら大変良い経験になるでしょう。ジョシェナンドー国立公園は、ここに流れている川が有名な歌にも出てくるところで、南北170キロにわたって貫通するドライブコースがあり、観光ルートとして有名です。ドライブコースからは広大な景色や多くの野生動物を見ることができ、とても楽しめます。ブルー・リッジ山脈とシェナンドー国立公園の美しい景色をたっぷりと堪能できるところです。森の丘公園はバージニア大学から近い所にあって、周りは木々に囲まれた自然の中にあり、夏は噴水がある親水広場が、たくさんの地元の子どもたちにとても人気です。2010年にリノベーションされ、ピクニック感覚で楽しめるのが嬉しいですね。子どもを思いっきり遊ばせたいときには観光巡りを休んで公園を訪れてみるのもいいかもしれません。買い物や食事を楽しみたいときにはダウンタウン・モールが最適で、ここはデパートのように大きな建物中に色々な店が入っている形態ではなく、小さな街の通り沿いにたくさんの店が並んでいます。スプリント・パビリオンの西に延びるかつてのシャーロッツビルの目抜き通り「メイン・ストリート」に沿い、古い建物を修築した店や飲食店が立ち並んでいて、幅広い年齢層で楽しめるスケートリンクもあり、色々なイベントが行われています。街中にはシャトルバスも走っており、簡単にアクセスできるのも魅力で、大学の町で楽しく買い物が出来ます。カーター・マウンテン・オーチャードは南東郊外にあるリンゴの観光果樹園で、8月中旬～12月中旬までリンゴ狩りを楽しむことができ、さらには5月中旬～9月末まではサンセットを見ながら夕食も食べられます。また、たくさんの観光客を魅了しているのが秋の紅葉で、雄大なバージニアの森林風景を眺めながら取れたての果実のジュースを味わえるのもこの場所だけです。