歴史を体感できる遺跡の都市「アドゥヤマン」

「アドゥヤマン」はトルコの東部、南東アナトリア地方にある都市で、近年インフラなどの整備に伴い急激な人口増加が見られます。アドゥヤマン観光の最大の魅力は遺跡巡り。中でも、世界遺産に登録されているネムルト山の山頂にある巨像群は多くの人々から人気です。ここには紀元前1世紀のコンマゲネ王国の王であったアンティオコス1世の墓があるとされ、その周辺にたくさんのギリシャ神話に登場する神々の像などが並んでいる場所です。しかし後にイスラムの教えに基づいて、像は首だけ別に破壊されることになりました。その光景には長い歴史の移り変わりを感じることでしょう。他にも、「ペラン古代都市墓地」など、古代の人々の生活をイメージさせてくれる遺跡がいくつかあるので、満足するまで観光を楽しめます。

アドゥヤマンの歴史

トルコのアドゥヤマンは紀元前69年に建国されたコンマゲネ王国の都市で、城壁に囲まれていました。その後はローマ人によって征服され、ビザンツ帝国となりました。7世紀後半から、ウマイヤ朝やアッパース朝などから支配を受けました。そして、1114年から、トゥルク人の人口が増え始め、1516年にオスマン朝のセリム1世から支配されるようになりました。

アドゥヤマンの経済

1980年代からトルコ政府によって、進められている南東アナトリア計画でアドゥヤマンを含めた地域の社会インフラの大規模な開発が行われています。具体的には、観光用道路、ダムや灌漑の整備、さらには大学の設置も目標の一つです。そのため、アドゥヤマンはトルコの中でも、人口の増加率が高くなっています。

アドゥヤマン行きの格安航空券について

日本からトルコのアドゥヤマンまでの直行便はありません。日本からはターキッシュエアラインズの格安航空券を使って、イスタンブールを経由して行くのが一般的です。またアドゥヤマンから最も近い大都市がガズィアンテプも同時に観光する場合もイスタンブールで乗り換えましょう。