銀色に光るスコットランドの港湾都市「アバディーン」

イギリス北部、スコットランド第3の都市として栄えるアバディーン。市内の主要な建物は花崗岩でできていることから、「花崗岩の町」および「銀色の都市」として親しまれています。市内の一番の見どころは世界で2番目に大きい花崗岩の建造物、マーシャルカレッジ。銀色に輝きながら気品高く佇むその姿は圧巻です。建設された16世紀当初はその名の通り大学との校舎として使われていましたが、現在はそのまま大学として使われている反面、一部が博物館になっており、アバディーンに多くの観光客を集めています。

アバディーンの歴史

約8000年前にはすでにアバディーンの地に人が住んでいたとされています。約1000年前から港湾都市として栄え始め、1179年には当時の王デイヴィッド1世によって勅許を賜りました。17世紀には清教徒革命やジャコバイトの反乱の舞台になるなど、スコットランドの歴史を語る上では欠かせない都市となっています。

アバディーンの経済

古くから港湾都市として栄えるアバディーン。以前は貿易業や漁業を主要産業としていましたが、1970年代の油田の発見以降石油関連の産業が経済の柱となりました。その採掘量から現在ではヨーロッパの石油の首都とも称されるようになり、スコットランドだけではなくヨーロッパ全体のエネルギーを支える重要な拠点として機能しています。また、依然として漁業も盛んで、フィッシュマーケットには毎朝漁れたての魚が並び現在でも多くの人々で賑わっています。

アバディーン行きの格安航空券について

日本からアバディーンまでの直行便は現在就航していないため、乗り継ぎが必要です。一般的なのはブリティッシュ・エアウェイズによるロンドン経由の便やスカンジナビア航空によるコペンハーゲン経由の便。1回の乗り継ぎで所要時間も短く、快適にアバディーンまでアクセスできます。一方、格安航空券としてはエディハド航空の便がオススメ。2回の乗り換えが必要となりますが、上記航空会社に比べて格段に安くなっています。