デンマーク随一の文化・交易・学問の都「オーフス」

デンマーク国土の大半を構成するユトランド半島。その東岸中ほどに位置するのが、「文化の都」ことオーフスです。半島と2つの島に囲まれた穏やかな湾に面し、バルト海交易の港として発展を続けてきました。国内第2の都市でありながら、古き良き街並みをしっかりと残し、コペンハーゲンに引けを取らない観光の中心地といえます。学園都市でもあるオーフス市内には、500を超えるカフェがあり、若者でにぎわっています。また、ユニークな博物館が多いのも特徴。中世の生活を再現した野外博物館デン・ガムレ・ビューや銀行の地下にあるバイキング博物館、世界最大級といわれる消防博物館などもおすすめです。

オーフスの歴史

948年に司教座がおかれて以降、バルト海貿易のハブ港として発展しました。最盛期には、デンマークがスカンジナビア半島の大半を領有していましたが、オーフスはその首都コペンハーゲンの規模をしのぐこともしばしばありました。ユトランド半島を巡って長年の間ドイツとデンマークでは争いが起こりましたが、奇跡的に破壊を免れ、今に至るまで中世の街並みを残しています。

オーフスの経済

デンマークのほぼ中央に位置し、ユトランド半島の農産品や交易品が集積します。そのため、コペンハーゲンと同じくらい貿易が盛んで、国内企業の多くが本社を構えています。また、学都としても有名で、オーフス大学は国内最大の研究機関です。そこから派生してミュージカルやジャズといった若者文化でも栄えています。

オーフス行きの格安航空券について

現在、日本からの直行便はありません。同国内にヨーロッパの重要なハブ空港であるコペンハーゲン空港があるので、ここからスカンジナビア航空を利用するのが一般的な格安航空券プランとなります。関西国際空港や中部国際空港および福岡空港からは、北京、ストックホルムと乗り継ぎが2回となりますが、中国国際航空を利用した格安航空券もおすすめです。