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自然と英国文化が同居する国際都市「オークランド」

ニュージーランドの北島と南島を中心とする最大都市・オークランド。都会でありながら豊かな自然を有しており、60以上もの火山跡が現存しています。また、良港に恵まれているオークランドでは、自動車よりもヨットの所有者数が多いことも特徴のひとつ。それ故港には数多のヨットが停泊し、その光景から「シティ・オブ・セイルズ（帆の町）」とも呼ばれています。さらに英国の植民地だった時代を思わせる街並みにより、「南太平洋のサンフランシスコ」とも称されるオークランド。温和な気候も手伝って、年間を通して多くの観光客が訪れます。

オークランドの歴史

ニュージーランドに属するこのオークランドに初めて降り立った人物は、英国の宣教師であるサミュエル・マーズデン。その後、英国政府は先住民と「ワイタンギ条約」を締結します。それにより、寄贈された土地を「オークランド」と命名し、1865年までの間、オークランドは首都として中心的な役割を担ってきました。なお、1990年代後半になると観光や自然保護に関する政策が行われ、地球温暖化などへの取り組みに意欲的な姿勢をみせています。

オークランドの経済

オークランドでは、自然豊かな国土を生かした酪農や畜産といった農業が盛んです。ほかにも林業や畜産物の加工を主とした工業、観光業などが行われており、ニュージーランドにおいてもっとも大規模な経済都市になります。また、教育ビジネスにも意欲的で、5つのキャンパスを有するオークランド大学では、留学生の多数受け入れを行っています。ちなみに、観光地としては、南半球一の高さを誇るスカイタワーやイーデン山などが見どころです。