プラド美術館

【ガイド】プラド美術館 - 有名作品や見どころを紹介!

プラド美術館は、スペイン・マドリードに位置する世界屈指の美術館。プラド美術館の見どころといえば、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコといった巨匠たちの作品ですね。

この記事では、プラド美術館の代表的な有名作品と見どころをご紹介していきます!

プラド美術館とは

プラド美術館

スペインの首都マドリードに位置するプラド美術館は、世界で最も重要な美術館の一つとして知られています。

11世紀から19世紀にかけての西洋絵画を中心に、膨大な作品を所蔵しており、特にスペイン絵画の作品は世界最大級を誇り、見どころ満載です。

プラド美術館の概要

プラド美術館は、歴代のスペイン王家のコレクションを中心に、幅広いヨーロッパ絵画を展示する世界有数の美術館で、1819年に"王立美術館"として一般公開が始まりました。その後、スペイン名誉革命(九月革命)などの変遷を経て、現在の"プラド美術館"と改称されました。

美術館の本館(ビジャヌエバ館)は、1785年にカルロス3世の主導の元、代表的な建築家「フアン・デ・ビジャヌエバ」によって設計されました。新古典主義様式で建てられた壮麗な建物は、それ自体が芸術作品と言えるでしょう。

近年では、2007年に現代建築家ラファエル・モネオの設計によって新館(ヘロモニス館)が増築され、展示などのスペースが拡大されました。

プラド美術館のコレクションは、絵画、彫刻、版画、装飾美術など、多岐にわたります。その中でも、スペイン絵画のコレクションは世界最大級を誇り、スペイン美術史を辿る上で欠かせない存在となっています。

プラド美術館へのアクセス方法

プラド美術館はマドリード市内に位置し、アクセスしやすい場所にあります。地下鉄、バス、徒歩など、様々な方法で訪れることができます。

地下鉄:地下鉄で行く場合は、以下の2つの駅が最寄り駅となります。
・1号線 アトーチャ駅 (Estación del Arte):美術館の南側に位置する駅。1番出口を出ると、美術館まで徒歩約5分です。
2号線 バンコ・デ・エスパーニャ駅 (Banco de España):美術館の北側に位置する駅。2番出口を出ると、美術館まで徒歩約8分です。

バス:美術館周辺には複数のバス停があり、多くの路線が運行しています。難しい場合は、地下鉄から徒歩で向かうようにしましょう。

徒歩:マドリード中心部からプラド美術館までは、徒歩でもアクセス可能です。
・マドリード王宮からは約30分。
・プエルタ・デル・ソルからは約20分。
・マヨール広場からは約20分。
・レティーロ公園からは約5〜10分。

プラド美術館のチケット情報

プラド美術館のチケットは、様々な方法で購入できます。事前に購入しておけば、当日チケット売り場に並ぶ時間を節約できるのでおすすめです。

公式サイト(※外部に遷移します。)から購入することができますが、一度購入すると返金はできないため、ご注意ください。

🔻プラド美術館の入館料

大人(18歳以上)

€15.00

学生(18歳〜25歳)

無料

18歳未満

無料

65歳以上

€7.50

※2025年1月27日時点の公式サイトの料金です。

その他、追加料金でオプションをつけることも可能です。

プラド美術館へ無料で入ることができる?

プラド美術館は、特定の曜日・時間帯において、無料で入ることができます!月曜日〜土曜日は18時〜20時、日曜日は17時〜19時の間無料で入ることができます。

ただし、無料で入る場合、週末は特に1時間待ちの長蛇の列ができていることがしばしばあります。館内を1時間も見れないことがありますので、無料を狙う場合は早めに並ぶようにしましょう。

1日じっくりみれるほどの膨大なコレクションがありますので、じっくりみたい方はチケットを購入して入ることをおすすめします。

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プラド美術館の見どころ

プラド美術館

プラド美術館は、11世紀から19世紀までの西洋絵画を中心に、膨大なコレクションを所蔵しています。特にスペイン絵画のコレクションは世界最大級を誇り、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコといった巨匠たちの有名な作品は必見です。

「ラス・メニーナス」や「裸のマハ」など、教科書で見たことのある名画に出会える感動は格別!初期フランドル派のヒエロニムス・ボスの「東方三博士の礼拝」も、その奇抜な世界観で人々を魅了します。

これから紹介する作品以外にも数多くの有名作品がありますので、現地で多くの作品を堪能してください。また、プラド美術館は撮影禁止です。現地で多くの作品を自身の目で確かめましょう!

見どころ① - 中世からルネサンス時代:フランドル派の傑作

この時期の作品は、宗教的な主題が多く、聖書や聖人の物語を描いたものが中心です。特に、初期フランドル派の画家たちの傑作は、プラド美術館の見どころの一つと言えるでしょう。

プラド美術館では、初期フランドル派の巨匠たちの作品を多数鑑賞することができます。

ヤン・ファン・エイク:「生命の泉」は1432年頃に制作された。ヤン・ファン・エイク自身ではなく、弟子の一人が制作したという説もある。

ファン・デル・ウェイデン:「十字架降下」は1435年頃に制作された。磔刑に処せられたキリストを描いた作品で、フランドル絵画の中でもっとも影響力があったと言われている。

ヒエロニムス・ボス:ボスの作品の中で最も有名な「悦楽の園」をはじめ、「七つの大罪と四終」「乾草車」「東方三博士の礼拝の三連祭壇画」など数々の有名作品を所蔵している。

見どころ② - バロックからロココ:スペイン黄金時代とヨーロッパの動向

17世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパ美術はバロック様式からロココ様式へと移り変わりました。この時代、スペインは黄金時代を迎え、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコといった巨匠たちが輩出されました。

プラド美術館は、スペイン黄金時代の傑作群はもちろんのこと、ヨーロッパ各国のバロック・ロココ絵画を所蔵しており、ダイナミックな表現と華麗な装飾の世界の作品を堪能できます。

ディエゴ・ベラスケス:17世紀を代表する巨匠で、「ラス・メニーナス」「アラクネの寓話」「ブレダの開城」など数々の有名作品を所蔵している。

フランシスコ・デ・ゴヤ:スペイン最大の画家と謳われ、「裸のマハ」「着衣のマハ」「日傘」「1808年5月3日、マドリード」など数々の有名作品を所蔵している。

エル・グレコ:ギリシャ出身の画家で、スペインで活躍し、「受胎告知」「胸に手を置く騎士」「羊飼いの礼拝」「聖三位一体」など数々の有名作品を所蔵している。

ホセ・デ・リベーラ:バロック期のスペイン黄金時代美術を代表する画家で、「聖フィリポの殉教」「イサクとヤコブ」「ヤコブの夢」など数々の有名作品を所蔵している。

見どころ③ - ヨーロッパの絵画

プラド美術館はスペイン絵画の宝庫として知られていますが、実はスペイン以外のヨーロッパのバロック絵画も充実しているんです。

ピーテル・パウル・ルーベンス:バロック絵画を代表する巨匠の一人で、「狩猟の寓意」「愛の園」などの代表作を所蔵している。

レンブラント・ファン・レイン:フランドルのルーベンス、スペインのベラスケスなどと共に、バロック絵画を代表する画家の一人で、1634年に制作された「ホロフェルネスの饗宴におけるユディト」を所蔵している。

アンソニー・ヴァン・ダイク:ルーベンスの弟子で、「キリストの捕縛」などの傑作を所蔵している。

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プラド美術館は見どころ満載!

世界屈指のコレクションを誇るプラド美術館は、西洋美術史を辿る上で欠かせない存在です。巨匠たちの作品はもちろん、時代ごとの美術様式を体感できるのも魅力の一つ。

プラド美術館は撮影禁止です。ぜひ、あなた自身の目で名画の数々を確かめ、プラド美術館で特別な時間をお過ごしください!

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