バルセロナ観光で絶対に行きたい王道観光スポット12選!
バルセロナには魅力的な観光スポットがたくさんありますが、今回はその中でも絶対に訪れたい王道のおすすめ観光スポットを12ヶ所厳選しました。
サグラダ・ファミリア
バルセロナ観光で絶対に外せないスポットといえば、サグラダ・ファミリア。アントニ・ガウディの最高傑作であり、1882年から建設が続く未完の教会です。その壮大なスケールと緻密な装飾は、見る者を圧倒し、世界中から観光客が訪れます。
ガウディは、自然の造形美を建築に取り入れる独自のスタイルを確立し、サグラダ・ファミリアにもその思想が反映されています。ガウディの死後も、彼の残した設計図や模型を基に建設が続けられています。
サグラダ・ファミリア内の様子
最新の技術を駆使し、2026年の完成を目指しています。完成すれば、18本の塔がそびえ立ち、世界で最も高い教会となる予定です。完成前にも一度は見ておきたいですね。
サグラダ・ファミリアは、事前予約制となっています。特に観光シーズンは混雑するため、公式サイトなどからチケットを購入しておくとスムーズに入場できます。確実に予約したい場合は、1ヶ月前には予約を済ませるようにしましょう。
グエル公園
バルセロナの街を一望できる丘の上に広がるグエル公園。ここは、アントニ・ガウディが手掛けた、まるで絵本の世界のような、色彩豊かな公園で、スペインで2番目に訪問者の多い観光スポットとも言われています。
グエル公園は、もともと実業家エウセビ・グエル伯爵の依頼で、イギリス風の庭園住宅地として計画されました。ガウディは、自然と調和した理想の街づくりを目指し、1900年から14年かけてこの公園を設計しました。しかし、資金難などの問題で計画は頓挫し、その後バルセロナ市に買い取られ、1926年に公園として一般公開されました。
グエル公園は、有料エリアと無料エリアに分かれています。モザイクベンチや市場のホールなど、主要な見どころは有料エリアにあります。チケットは、公式サイトまたは公園入口で購入できます。事前にオンラインで購入しておくと、スムーズに入場できます。
プロのガイドと巡るツアーもありますので、しっかり見て回りたい人には入場チケット付きのツアーで巡ってみましょう!
カサ・ミラ
バルセロナのグラシア通りに堂々と佇むカサ・ミラはガウディ建築の傑作の一つです。アントニ・ガウディが設計したこの建物は、「ラ・ペドレラ(石切り場)」の異名を持つ、バルセロナを代表する建築物です。その独特な外観は、見る者を圧倒し、ガウディの創造性と革新性を体感させてくれます。
カサ・ミラは、1906年から1910年にかけて、建設されました。当時、その斬新なデザインは賛否両論を巻き起こし、「石切り場」と揶揄されることもありましたが、今日では、ガウディの天才的な才能を象徴する建築物として、世界中から注目を集めています。
カサ・ミラ最大の特徴は、波打つような曲線で構成された外観です。これは、地中海の波をイメージしてデザインされたと言われています。バルコニーの手すりや窓枠にも、曲線が巧みに取り入れられています。
カサ・ミラ内部に入るには入場チケットが必要になりますので、事前に予約していくのがおすすめです。
カサ・バトリョ
バルセロナの目抜き通り、グラシア通りに面して建つカサ・バトリョ。アントニ・ガウディが改築を手がけたこの建物は、「骨の家」「あくびの家」「ドラゴンの家」など、様々な異名を持つ、見る者を惹きつける不思議な魅力に溢れた建築物です。
カサ・バトリョは、元々1877年に建てられた建物を、繊維業界で財を成したジョセップ・バトリョ・イ・カサノバスが1904年に購入し、ガウディに改築を依頼したものです。バトリョも、ガウディの斬新なアイデアに期待を寄せ、彼に設計を任せました。
カサ・バトリョは、ガウディの自由な発想と、自然をモチーフにした有機的なデザインが融合した、他に類を見ない建築物です。
夜にはライトアップされたカサ・バトリョを見学できるナイトツアーも開催されています。幻想的な雰囲気の中で、昼間とは違った表情を楽しむことができます。事前にオンラインでチケットを購入しておくと、入場がスムーズです。
カタルーニャ音楽堂
バルセロナの喧騒を離れ、一歩足を踏み入れると、そこは別世界。光と色彩が織りなす、豪華絢爛な空間が広がっています。それが、世界遺産にも登録されているカタルーニャ音楽堂です。音楽愛好家はもちろん、建築や芸術に興味がある人にとっても必見のスポットです。
カタルーニャ音楽堂は、1905年から1908年にかけて、建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって設計されました。当時、カタルーニャ地方では、独自の文化復興運動「カタルーニャ・ルネサンス」が盛んに行われており、カタルーニャ音楽堂もその象徴として建設されました。
カタルーニャ音楽堂は、アール・ヌーヴォー様式を代表する建築物であり、細部にまで贅を尽くした装飾が見事で五感を魅了してくれます。
事前にオンラインでチケットを購入しておくと、入場がスムーズです。ガイド付きツアーに参加すれば、カタルーニャ音楽堂の歴史や建築様式について詳しく知ることができます。日本語のガイドツアーも開催されています。
サン・パウ病院
バルセロナには、ガウディ以外にも素晴らしい建築家が存在しました。その一人、リュイス・ドメネク・イ・モンタネールが設計したサン・パウ病院は、かつて病院として機能していたとは思えないほど、美しく、芸術的な空間です。
サン・パウ病院は、1401年に設立された歴史ある病院です。1901年から1930年にかけて、リュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって設計された新しい病院が建設されました。
サン・パウ病院は、広大な敷地に48棟の建物が点在する、まるで小さな街のような病院です。モダニズム建築の粋を集めた建物群は、訪れる人々に感動を与えます。
時間帯によって入場料が異なります。事前に公式サイトで確認することをおすすめします。
ピカソ美術館
バルセロナのゴシック地区に佇むピカソ美術館。20世紀を代表する巨匠、パブロ・ピカソの作品を約4,200点も所蔵する、世界有数の美術館です。ピカソの初期作品から、キュビズム時代、そして晩年の作品まで、彼の画業を年代順に辿ることができます。
ピカソは、スペイン南部のマラガで生まれましたが、14歳の時に家族と共にバルセロナに移住しました。バルセロナは、彼が芸術家としての基礎を築き、才能を開花させた街と言えるでしょう。ピカソ美術館には、彼がバルセロナで過ごした青春時代の作品が多く展示されており、若きピカソの情熱と革新を感じることができます。
ピカソ美術館は、14世紀に建てられた5つの貴族の邸宅を改装して作られています。歴史を感じさせる建物自体も見どころの一つです。
事前にオンラインでチケットを購入しておくと、スムーズに入場できます。
ランブラス通り
バルセロナの中心部を南北に貫くランブラス通り。カタルーニャ広場から、コロンブスの塔がそびえ立つ港まで、約1.2kmにわたって続くこの通りは、まさにバルセロナの心臓部と言えるでしょう。常に人々で賑わい、活気に満ち溢れています。
ランブラス通りは、かつてはバルセロナの城壁の外側にあった、下水道の役割を果たす小川でした。14世紀に埋め立てられ、その後、修道院や教会が建てられ、徐々に街の中心へと発展していきました。18世紀には、並木道が整備され、劇場や市場も建設され、現在のランブラス通りの原型ができました。
ランブラス通りは、ただ歩くだけでも楽しい場所ですが、大道芸人やパフォーマンスを披露していたり、美しい花屋があったり、見どころがたくさんあります。
モンジュイックの丘
バルセロナの南西部に位置するモンジュイックの丘。標高173mの丘からは、バルセロナの街並み、地中海、そして遠くにはピレネー山脈まで見渡せる、まさに絶景スポットです。
モンジュイックの丘は、古くから戦略的に重要な場所として、要塞が築かれてきました。17世紀には、カタルーニャの反乱を鎮圧するための城塞が建設され、その後も軍事拠点として利用されてきました。モンジュイックの丘には、歴史的な建造物から近代的な施設まで、様々な見どころがあります。
モンジュイックの丘へは、ケーブルカーで行くことができます。空中散歩を楽しみながら、バルセロナの街並みを眺めることができます。
モンジュイックの丘へのケーブルカー
カタルーニャ美術館
モンジュイックの丘に堂々と佇むカタルーニャ美術館。ここは、11世紀から20世紀までのカタルーニャ地方の美術作品を網羅する、まさにカタルーニャ芸術の殿堂です。ロマネスク美術から現代美術まで、幅広いコレクションを誇り、その質の高さは世界的に認められています。
カタルーニャ美術館は、1929年のバルセロナ万国博覧会のために建てられた国立宮殿を改装して、1934年に開館しました。その後、何度かの拡張を経て、現在のような規模になりました。
カタルーニャ美術館は、膨大なコレクションを誇るため、事前に見たい作品や時代を絞っておくと良いでしょう。毎週土曜日15時以降と毎月第1日曜日は、無料で入場できます。
ボケリア市場
バルセロナの胃袋を支える、ボケリア市場。ランブラス通りに面したこの市場は、観光客だけでなく地元の人々も集まる、活気あふれる場所です。色とりどりの新鮮な食材、食欲をそそる香りは食の楽園と言えるでしょう。
ボケリア市場の歴史は古く、1217年に城壁の外に設けられた肉市場が起源と言われています。その後、1840年に現在の場所に移動し、サン・ジョセップ市場として開場しました。「ボケリア」という名前は、かつてこの場所にあった「ボケリア広場」に由来しています。
ボケリア市場は、約2,583平方メートルの広大な敷地に、200以上の店が軒を連ねています。まるで迷路のような市場を歩けば、新しい発見があるでしょう。
カンプ・ノウ
カンプ・ノウは世界的なサッカークラブFCバルセロナの本拠地です。サッカーファンならずとも、その壮大なスケールと熱狂的な雰囲気に圧倒されること間違いなし!
カンプ・ノウは、1957年に開場した、ヨーロッパ最大級のスタジアムです。その収容人数はなんと約99,000人!FCバルセロナの黄金時代を支え、数々の伝説的な試合が繰り広げられてきました。タイミングが合えば、ぜひこのスタジアムでサッカーを見て熱狂的なファンとともに試合を楽しみましょう!