タンザニア - キリマンジャロについて

キリマンジャロはタンザニアにあり、大自然を感じることができるエリアです。タンザニアにはいろいろな野生動物の保護区があり、アフリカ東岸の国です。ビックファイブと呼ばれている象やライオンなどの大型の哺乳類動物をみることができ、動物の楽園として知られています。サファリ観光が人気で、タンザニアはアフリカ最高峰であるキリマンジャロや、世界第2位の深さがあるタンガニーカ湖などの雄大な自然環境が存在しているエリアです。美しいマリンブルーの海を眺めることができるペンバ島や、火山のクレーターを見ることができるンゴロンゴロもあります。なかでもキリマンジャロはおすすめの場所です。キリマンジャロはスワヒリ語で輝ける山を意味し、標高5,895mはアフリカ大陸最高峰の山です。キボ峰やシラ峰、マウエンジ峰などの火山から形成されていて、美しい峰々が広がっています。世界遺産に登録されている国立公園もあり、世界中から多くの人がやって来る観光スポットでもあります。キリマンジャロは有名な高峰ですが比較的登りやすく、初心者も山頂までチャレンジすることも可能です。きちんと準備しながら計画すると、山頂まで登ることができるでしょう。毎年3万人の人が登頂を目指して、観光に訪れているのです。キリマンジャロにはいくつかの公式トレッキングルートがあります。マチャメ・ルートは困難なルートですが、景色が美しいと評判です。観光客に最も人気があるのは南東にあるマラング村から登るマラング・ルートで、登山道は整備されており勾配はそれほどありません。要所要所にはキャンプサイトが設置されていて、世界中から多くの登山客が集まって来ます。ウフルピークはアフリカにおいて最も高い地点で、標識が立っているので看板の前で記念撮影する人が多いです。しかし、登山者の半分しか辿り着けないと言われているので、体調を万全に整えて挑戦する必要があります。美しい景色や動植物を鑑賞しながら山を登ることができ、いろいろな国の人と交流することもできるでしょう。また、キリマンジャロと言うとコーヒーをイメージする人もいますが、山のふもとは有名な栽培地になっています。良質な甘酸っぱい香りを楽しむことができ、切れの良い酸味などが特徴です。キリマンジャロの高峰の山を眺めながらキリマンジャロコーヒーを楽しんでみるのも良いでしょう。キリマンジャロは山脈には属さない山として世界一の高さを誇っていて、白い雪化粧が美しく標高によっては5つの気候帯に区分されています。独自の動物群や植物群があり、山裾は常緑樹の森によって支配されているのが特徴的です。標高約3,000mになると低木が生い茂るように変化していき、標高の高い4,000mゾーンでは乾燥した岩肌の風景に変わっていきます。山頂に登っていくと地面は細かい氷雪になり、山頂付近では氷河を見ることが可能です。キリマンジャロは高山の中でも比較的登りやすいことで有名ですが、山の景色や動植物などを観察することもできます。体力に自信がないならハイキングがおすすめです。いくつかトレイル（登山道）が整備されているので、子供や年配の人も安心して利用することが可能です。また、タンザニアならではのアクティビティを楽しみたいなら、シラ高原でのサファリ体験があります。四輪駆動車を利用してサバンナを進むと、探検家のような気分を味わうことができます。美しい火山湖であるチャラ湖では、釣りをしてのんびり過ごすのも良いでしょう。キリマンジャロ国立公園はいろいろな表情を持っている自然の宝庫として有名で、アフリカ大陸のシンボルとして世界中の観光客から愛されているスポットです。キリマンジャロ国立公園へアクセスするには、日本からはタンザニアへの直行便が運航していないため、ヨーロッパの空港を経由しキリマンジャロに入ることが可能です。キリマンジャロ国際空港からキリマンジャロ国立公園の拠点となるモシまでは車で1時間ほどかかります。モシからは登山口の一つであるマラングまでは車で40分（約35Km）の場所です。モシは南側の山麓に位置している街で、キリマンジャロ国立公園の玄関口となっており、周辺にはコーヒー栽培の農園が集まっています。登山ツアーに参加したい時や、宿泊施設を探しているならモシを訪れることをおすすめします。小さな街ですが、レストランやホテルなどがたくさん集まっており、ツアー会社を利用することもできるので便利です。