ロシア - ノヴォシビルスクについて

ノヴォシビルスクは、シベリアの首都というニックネームを持つロシア連邦・シベリアの中心都市です。2017年調べで、160万人を超える人が暮らしている大都会で、モスクワ、サンペテルブルグに次いで3番目です。都市があるのは、シベリアの南西になります。都市の中央をオビ川が流れ南側には、高原があります。
ノヴォシビルスクは、以前は別の名前がついていて「ノボニコライエフスク」と呼ばれていました。シベリア鉄道のおかげで、町が発展したものの、ソビエトで内戦がありいったん町の発展は停滞します。
スターリンが政権を取っている間に、ノヴォシビルスクはシベリアで最大の産業都市となり、1926年に名前を現在の名前に変更します。
典型的なシベリア気候で、冬は寒く氷点下になることが多いのが特徴です。7月や8月の平均気温が22～25度前後です。たまに最高気温が35度を超えることがあります。
ノヴォシビルスクの町中は、地下鉄が発達しているので、とても便利です。その他、トラム、トロリーバスなど公共交通機関がよく発達しているので、町中を観光して歩くのに困ることはありません。
大都市なだけにランドマークも様々あります。
・アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂が作られたのは、ノヴォシビルスクが以前の名前で呼ばれていたときのことです。
石造りの建築物は、ネオ・ビザンティン様式で1896年から1899年にかけて作られました。アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、のちにサンクトペテルブルグに建築された教会「チャーチ・オブ・アワ・レディ・ザ・マーシフル・サクトペテルブルグ」に多大な影響を与えたと言われています。
・ステート・アート・ミュージアム
ロシアの建築家アンドレイ・クリチャコフがデザインした美術館で、1926年に建築されました。美術館では、古典からモダンまで様々な絵画を見ることtができます。地元の工芸品なども展示されており、年間15万人ほどの人が訪れます。
・レーニン広場
レーニン広場は、都市の中心部にあります。周辺には観光名所や、都市にとって主要な建築物が立ち並んでいます。レーニンの像がこの広場に建っています。像の周辺にはたくさんの公園があり緑豊かです。
・ノヴォシビルスク鉄道博物館
シベリア鉄道が町を大きくしたといわれているノヴォシビルスクにある鉄道博物館です。博物館そのもの改行したのは、2000年のことで、Sejate駅の近くにできました。
こちらの輸送関連の博物館としてロシアでは、サンクトペテルブルグにあるのに次いで、大きな博物館だと言われています。
館内では、蒸気機関車、ディーゼル機関車などを見ることができます。見所の一つが、ロシア初の蒸気機関車のレプリカが展示されていることです。
その他、クラシックカーなどが2006年から展示されるようになりました。
・ノヴォシビルスク動物園
子どもから大人まで、人気がある施設がノヴォシビルスク動物園で観光客にも大変人気がある場所の一つです。動物園の見所の一つが、730を超える動物の種類の多さで、絶滅が危惧されている動物の飼育繁栄を頑張っている動物でもあります。
国際的に注目を浴びたことがある、トラとライオンの子「トラガー」が誕生した動物園です。
・ノヴォシビルスクオペラアンドバレー劇場
市内で最も重要な建物の1つが、こちらの劇場です。1944年の2月にできた建物で、1945年5月12日が、劇場としてのこけら落としでした。2012年までは、モスクワにボリショイ劇場ができるまで、ロシア最大の劇場で、その大きさのためにシベリアコロシアムというニックネームがあったほどです。
見所がいろいろあるノヴォシビルスクに滞在するなら、やはり町の中心部がおすすめです。世界的に有名なホテルから、アパートタイプのホテルで自炊をしながら滞在できるところまでバリエーションが豊かです。
大きな都市ですが、公園が多いために緑が多くとても癒されます。中心部はとてもコンパクトで、散策がしやすいのも特徴でしょう。
また、町を流れるオブ川でのボートくだりも、ノヴォシビルスクのよい思い出となるので、天気の良い日はボートツアーに参加してみましょう。川に落ちる夕日壮大な景色をボートから見るのもおすすめです。
ノヴォシビルスクの中心部まで、トルマチョーヴォ空港からはおよそ16キロメートル離れていますが、30分おきに急行バスが運行していますし、鉄道もとおっていますので、町までのアクセスは快適です。