歴史を思わせる街並みが魅力的な都市「プエブラ」

メキシコの首都となるメキシコシティから東に約100kmほどにある、メキシコでも有数の観光都市・プエブラ。スペイン人の入植によってつくられた街で、かつてはメキシコシティと港町ベラクルスを結ぶ交通の要衝として栄えました。コロニアル様式の建造物が数多く並び、色濃く残る中世ヨーロッパ風の街並みが魅力。まるで17世紀にタイムスリップしたかのように感じられることでしょう。また、メキシコ料理の発祥の地ともいわれており、2010年に無形文化遺産として認定されたこの料理は、世界の食通から注目されています。

プエブラの歴史

プエブラはもともとあった先住民の街を壊して築かれたメキシコの他の都市とは違い、16世紀ごろにほとんどゼロの状態から築いた街。そのため、街は計画的に設計されており、道路は碁盤の目状に美しく整えられています。また、植民地時代のコロニアルな街並みが多く残る市街地の中心部は、1987年に世界文化遺産に登録されました。

プエブラの経済

メキシコ国内外問わず人気の観光都市ですが、他にも「タラベラ焼き」と呼ばれる陶器が有名。本物のタラベラ焼きを作れるのは国から認められた業者だけといわれており、その質の高さが窺えます。また自動車産業もさかんで、プエブラにあるドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンの工場では、日本向けの製品の多くが生産されています。

プエブラ行きの格安航空券について

プエブラの郊外にはエルマノス・セルダン空港（プエブラ国際空港）があります。日本からの直行便はなく、乗り継ぎが必要です。主な経由地はダラスやヒューストンで、アメリカン航空やユナイテッド航空が運航しています。格安航空券を手に入れたい場合は、非常に時間はかかってしまいますが各国のLCCを利用すると良いでしょう。ほかにもメキシコの首都・メキシコシティから高速バスを利用し、プエブラまで向かうことができます。