バンギ・ムポコ国際空港について

バンギ・ムポコ国際空港は、中央アフリカ共和国の首都として機能しているバンギに位置する空港です。市街地から4kmほど離れた標高368mの位置にあり、空港総面積は640ヘクール、年間の利用者数が約250万人という国内で最も規模が大きい空港になります。

バンギ・ムポコ国際空港は、1964年から1967年に掛けてフランス政府の全面支援を受けて建設されました。それ以前の空港敷地は植民地支配をしていたフランス軍の軍用基地であり、第二次世界大戦中は連合国軍のイギリスやベルギー軍の戦闘機が駐機する前線基地として活用されていた要衝でした。

終戦後もフランス軍が占拠していましたが、1963年に中央アフリカ共和国が独立宣言をしてフランスから譲渡されて、国際空港として新たなスタートを切るに至ります。空港名は中央アフリカ共和国初代大統領であるギンガムエ・ムポコの名を冠しており、観光と経済活動両方を担う重要な位置づけの施設です。