北イタリア随一の古都「ミラノ」

イタリア北部最大の都市ミラノは、ヨーロッパ最大級の都市圏を形成する産業の中心地です。その歴史は古く、観光地としても重要な地位にあります。「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は世界遺産。オペラの聖地ともいえるスカラ座があるのもこの街です。ミラノ公の居城スフォルツァ城では、ミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」が衆目を集めます。歴史・文化・芸術と多岐にわたる名品・逸品が詰まった古き都といえるでしょう。観光を満喫した後は、いつでも本場の「ミラノ風」料理を召し上がれ。

ミラノの歴史

ミラノは古代ローマ時代から重要な街でしたが、その煌びやかな歴史はルネッサンス時代に花開きます。ヴィスコンティ家ついでスフォルツァ家のもとで繁栄を極めたミラノ公国には、かのレオナルド・ダ・ヴィンチも招聘されました。公国家の断絶後は神聖ローマ帝国に属しましたが、イタリア王国が成立すると伊北部の主要都市となり、現在に至っています。

ミラノの経済

ミラノの代表産業は化学工業と繊維業。また、ジブリアニメ『紅の豚』のモデルとなった街のとおり航空機産業も盛んです。国内最大の金融都市として、銀行も数多く支店を構えています。また、ミラノの経済を語るうえで外せないのが「ミラノサローネ」。世界最大級の家具見本市であるこのサローネを訪ねて、毎年4月に多くのインテリア業者が訪れます。

ミラノ行きの格安航空券について

ミラノにはマンペルノ空港とリナーテ空港の2つがあります。前者は市街まで40キロほどある一方、後者は約5キロとかなりの差があります。ですが、リナーテ空港への便はマンペルノへの料金より数倍高くなってしまうため、時間と費用のバランスを考慮しなければなりません。格安航空券としては、モスクワ経由でマンペルノ空港へ向かうアエロフロートロシア航空がおすすめ。他にも、アブダビ回りのエティハド航空の格安航空券も有力な選択肢となるでしょう。