メキシコ - ティファナについて

ティファナはメキシコ合衆国、バハ・カリフォルニア州北部にある都市です。アメリカ合衆国との国境にある都市で、メキシコの最北端でもあります。ティフアナ、ティワナとも呼ばれていることもあります。年間を通じて温暖な気候ですが、12月から2月は寒暖差がとても激しいので観光に行く際は気を付けましょう。
・メキシコの最北端
サンディエゴ市から車で15分、アメリカ合衆国ロサンゼルスから車で3時間30分と近いためにアメリカからの日帰り観光客がとても多くなっています。そのためにメキシコ通貨ペソだけでなくアメリカ通貨ドルを使用することもできます。アメリカとメキシコの国境を自動車や徒歩で越えることができますが、メキシコからの出国の際は入国検査で時間を長く取られてしまいます。
・ラテン系音楽
ノルテック音楽(メキシコの伝統音楽)とテクノミュージックが融合したものが好まれています。洗練されたクラブもあり楽しい時間を過ごせるでしょう。楽天的でのどかな雰囲気を感じられます。
・治安
海岸エリアや中心街エリアは昼間ならば比較的安全です。タクシーに乗って移動を考えている場合は必ず白いタクシーに乗るようにしましょう。キャンディー売りの子供やおばさんなどたくさんいますが、一つ買うとまた一つとなってしまうので気をつけてください。夜間の一人歩きは控えましょう。
・ソナリオ地区、セント地区
ソナリオ地区は観光の中心地であり高級ホテルやショッピングモールなど最先端スポットです。反対にセント地区はリーズナブルなホテルがたくさんあるので自分の好みに合わせて選びましょう。
・シーザーサラダ発祥の地
1920年代にアメリカでは禁酒令が出されました。その影響でアメリカとの国境であるティファナにたくさんのアメリカ人がお酒を求めて訪れるようになりました。大勢の人に対応するために考えられたのがシーザーサラダの始まりです。早くできてお酒にも合う料理、今では世界中で愛されるサラダになりました。発祥のホテルで食べるのがおすすめですが、現地価格の中では少しだけ高めになっています。
・通貨
アメリカの＄(ドル)とメキシコ＄(ペソ)は表記が一緒です。そこで間違えてしまわないように気を付けましょう。ドルで買い物をすると考えているならば1ドル札をたくさん準備しておきましょう。1日だけ楽しむ予定ならば30ドルもあれば十分満喫できる、リーズナブルな価格で美味しいものや風景を楽しめる街です。
・レボルシオン通りのウェルカムアーチ
メルカドと呼ばれるのが街の中心にある市場やマーケットです。中心街のシンボルがウェルカムアーチです。派手でカラフルな色彩、様々な食べものや日用品がずらりと並べられていて下町感を感じさせてくれます。地元民の日常生活を感じられる場であり、物価もとても安くなっています。衛生面が気になる人は、スーパーマーケットもあるのでそちらを利用しましょう。スーパーマーケットではクレジットカードも使えるので便利で安心です。お土産もスーパーマーケットで買う人も多くいます。
・グアダルーペ聖母大聖堂
地元の人々の信仰の中心地であり、コロニアル建築様式の大きな教会です。収容人員が2万人と大きく存在感や迫力を感じさせてくれるでしょう。観光客だけでなく地元の人々に愛されている教会です。
・山も海もある
国内最高級ワインや新鮮な海鮮食材などがたくさん流通している都市です。地形から様々な地域のものが集まり、そこで楽しむことができます。レストランやバーが海岸エリアに多く並び、週末になるとバンドの生演奏を聴くこともできます。美味しいものを食べながら、美しい海と音楽を楽しめる贅沢な場所です。
・お土産
メキシコ定番のお土産はテキーラ、サルサ、トルティーヤの皮がおすすめです。日本まで持ち帰るためにはトルティーヤが真空パックされたものが良いでしょう。現地で飲むのならティファナビールもおすすめです。タコスにティファナビールでより旅を満喫できるようになります。
ティファナはとてものどかな雰囲気で楽天的でフレンドリーな人がたくさんいます。地元の人とのコミュニケーションを楽しめる下町を思わせるメルカドや、ラテン系の音楽を色々な場所で楽しむことをしながら買い物もリーズナブルにできる街です。治安は昼間観光客がたくさんいる場所ならば比較的安全でしょう。ただし夜間や人通りの少ない場所には行かないように気を付けてください。