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モーリタニア旅行へ行く前に確認するポイント

Islamic Republic of Mauritania

画像の出典元: istockphoto.com

正式名称モーリタニア・イスラム共和国
人口約390万人
首都ヌアクショット
国コードMR
言語アラビア語
国番号(電話用)222

モーリタニアまでは飛行機でおよそ22時間で行くことができます。モーリタニアの気候や通貨、宗教、マナーなどを確認して快適なモーリタニア旅行を楽しみましょう。


アフリカ北西部に位置するモーリタニアは、西方に大西洋を臨む共和制国家。隣接国はマリやアルジェリア、セネガル、モロッコ。国土の3/4を砂漠が占めており、砂丘や大陸台地の山々などといった大自然がみられるのが特徴です。

日本からモーリタニアへの渡航について

直行便と飛行時間

日本からモーリタニアへの直行便は就航していないため、第三国を経由する必要があります。パリやドバイ、イスタンブールなどを経由するルートが一般的となっています。待ち時間を除いたフライト時間は20時間前後となります。

日本との時差

日本とモーリタニアとの時差は9時間で、日本の方が進んでいます。なお、サマータイムはありません。

モーリタニアにおけるビザ・入国手続きについて

■ パスポート残存有効期限

入国時より6カ月以上有効なパスポートを用意しましょう。

■ ビザ

入国にはビザの取得が必要です。ただし日本国内の大使館では入国ビザの発給が受けられない場合があるので、現地モーリタニアの空港でビザを申請しましょう。

■ モーリタニア入国の流れ

1.入国審査(Immigration)

空港到着後、「Arrival」に従って入国審査のカウンターへ。審査官にパスポートなど必要書類を提示してください。
西サハラ地域は地雷未撤去のエリアがあり、武装組織も活動しています。近付かないようにしましょう。

2.荷物の受け取り(Baggage Claim)

搭乗した飛行機・便名のターンテーブル待機し、荷物を受け取ってくさだい。

3.税関

規定内の場合は申告は不要です。煙草や酒類など制限のある品を持ち込む場合、記入漏れがないようにしましょう。

■ モーリタニア出国の流れ

1.チェックイン(搭乗手続き)

各航空会社のカウンターで、持ち込むもの以外の荷物などを提出してください。

2.出国審査

係官にパスポートを提示し、審査を受けます。時期によって混み合う場合もあるので注意が必要です。

3.手荷物検査

手荷物検査とボディチェックを受ける場合があります。

※実際の空港施設と入国・出国の流れが異なる場合があります

モーリタニアの気候について

モーリタニアは高温乾燥の砂漠性気候となっており、年間を通じて30度を超える日が多く、昼夜の温度差は激しいです。12月~2月は気温が下がるので、肌寒さを感じることが多くなります。雨はほとんど降らないものの、8月~9月は月に数日程度の降雨があります。排水システムが整っていない影響でその時期は町中が水浸しになることがあるので、滞在の際は十分に注意しましょう。加えて、砂漠の砂を多く含んだ風が年中吹いているため、埃と乾燥による身体への影響にも注意が必要です。

モーリタニアの免税について

必要最低払い戻し購入額
VAT税率 14%
払い戻し率
税関スタンプ受領期限
免税書類申請期限
免税条件
必要な税関スタンプ
特記事項

モーリタニアの通貨とチップ

モーリタニアの通貨とチップ

画像の出典元: 

通貨について

モーリタニアの通貨はウギアが使用されています。補助硬貨はコウムで、1ウギア=5コウムとなります。紙幣は100、200、500、1000、2000ウギアの5種類、硬貨は1、5、10、20ウギアが流通しています。1コウムとなる1/5ウギア硬貨も存在しますが、現在は新たに発行されておらず、見かけることは稀です。

チップについて

モーリタニアではチップの文化はありません。良いサービスを受けたと感じた際に気持ち程度を渡してもよいでしょう。

旅のお役立ち情報

モーリタニアの電圧とコンセント

モーリタニアの電圧とコンセント

電圧は220Vとなっており、日本の電化製品ではものによっては変圧器が必要になります。コンセントはCタイプが主流です。

モーリタニアのネット環境

モーリタニアのネット環境

ネット環境はありますが通信速度は遅く、常に繋がるという訳ではないので要注意です。

モーリタニアの飲料水

モーリタニアの飲料水

水道水を飲用に適さないので、市販の水を購入してください。

文化・宗教・マナーについて

モーリタニアの文化

モーリタニアの人々は純朴でおとなしく、寛大な優しさを持っており、触れ合いと文化交流を大切にするという国民性があります。それ故、交易のために北アフリカとサハラ以南を行き来していたキャラバンの休息地が遺産として存在しています。また、ほとんどの人が遊牧民となるモーリタニアの民族衣装は日除けと砂除けを兼ねた「ブブー」と呼ばれるもので、男性の多くが着用しています。女性は「メラッファ」と呼ばれる、藍染めの布を首から下に巻き付けるスタイルです。

モーリタニアの宗教

モーリタニアではイスラームを国教としており、イスラム教徒の比率は人口の99.1%となります。

モーリタニアのマナー

モーリタニアを含め、イスラム諸国では11月の満月の日より1ヶ月間は「ラマダン」といわれる断食月となっています。その間は日が出ている時間帯に食事をとることは一切できません。旅行者も同様にルールを守る必要があるので、前もって購入し、ホテルの中で食すようにしましょう。

モーリタニアの食文化

モーリタニアの食文化

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フランスの植民地であった時代背景により、町中では多くのフランスパンがみられます。また、ピーナッツペーストをソースにしたモーリタニア風のカレー「マフェ」は西アフリカの家庭料理となっており、主食とされる米とおかずというセットが一般的なスタイルです。衛生面があまり良いとはいえないため、料理に火が通っているかどうかの確認はもちろん、屋台での食事は避けるなど注意するように。ちなみに、砂漠を往く重要な足として利用されているラクダのミルクが売られているのも、モーリタニアならではといえるでしょう。

モーリタニアの主要観光地と世界遺産

モーリタニアの主要観光地と世界遺産

画像の出典元: istockphoto.com

モーリタニアの主要観光地

モーリタニアの首都ヌアクショットはいまも浸食のすすむ砂漠の一角に位置しており、道を進むと砂丘の向こうに海が広がっています。また、モロッコの援助を受けて建てられたモスクモロカニアは、街の中でも美しさが際立つ建造物です。他方でサウジアラビアの支援により建てられたモスクサウディー(グランドモスク)の方はサウジアラビア様式となっており、異教徒は入ることができません。また、モーリタニア国内にはシンゲッティをはじめウアダン、ティシット、ウアラタといった隊商交易の宿場町遺構がよく残っていて、4か所まとめて世界遺産に登録されています。

モーリタニアの世界遺産

モーリタニアでは、文化遺産と自然遺産が1件ずつ登録されています。文化遺産は「ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール」で、サハラにおける交易の拠点として栄えたことが歴史的にも著名です。自然遺産の「バン・ダルガン国立公園」は、ヌアクショットとヌアディブの間に位置するモーリタニア西岸の国立公園です。敷地のおよそ半分が海域となっており、公園内にはおよそ1000人の「イムラゲン」と呼ばれる先住民族が住んでいます。なお、自然環境悪化への懸念から、現在のところ観光客の立ち入りは認められていません。

モーリタニアのお土産について

モーリタニアのお土産といえば、ホーローのティーポットやタバコ道具です。ホーローのティーポットは現地では日用品ですが、観光客向けには素敵な模様をあしらったものが数多く製造されていて、首都ヌアクショットの「グランマルシェ」という市場で購入することができます。ちなみにタバコ道具とは、モーリタニアでは一般的な粉のタバコを吸うためのパイプと詰め替え用のスティック、それらを入れる皮製のケースがセットになったものです。同じく市場などで入手できるので、地元ならではのお土産として購入してみるのもよいでしょう。

モーリタニア旅行 よくあるFAQ

Q:日本からモーリタニアに行く主なルートは?

A:トルコのイスタンブールにあるアタチュルク空港やフランス・パリのシャルルドゴール国際空港を経由していくルートが一般的です。

Q:モーリタニアへ飛行機で行く場合、最も人気があるのはどの空港ですか ?

A:首都であるヌアクショット近郊に位置するヌアクショット・オムタウンシー国際空港です。

Q:モーリタニアは日本語・英語は通じますか?

A:公用語はアラビア語です。英語はあまり通じません。どちらかといえば英語よりフランス語の方が通じるでしょう。

Q:モーリタニアのベストシーズンは?

A:乾季に当たる11月~3月および5月~7月です。

Q:モーリタニアのレストランなどではどのくらいチップを渡せばいいですか?

A:モーリタニアにはチップの文化はありませんが、気持ち程度に金銭を渡す方もいます。