カジュラーホー空港について

カジュラーホー空港は、インド北部の内陸州であるマディヤ・プラデーシュ州北端に位置する空港です。インド国内線が乗り入れており、デリー、アーグラ、ワーラーナシーなどの都市と結ばれています。日本からアクセスする場合は成田空港か羽田空港からデリーへの直行便を利用し、そこから国内線に乗り継いで到着します。

空港のあるカジュラーホーは人口約5千人の小さな村ですが、世界文化遺産に登録されている「カジュラーホーの建造物群」を目当てに多くの観光客が訪れています。

10世紀初頭から12世紀末ごろにかけて、この地には多くの寺院が建設されました。その数は85カ所にも及び、そのうち25カ所が現存しています。東西約2km、南北約3kmの範囲にわたって、繊細な彫刻の施された寺院が並んでいるため、散歩がてら寺院巡りを楽しむことが可能です。

建造物が最も多く残っている西側のエリアには、カジュラーホー最大とされるカンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院があります。インドで今なお広く信仰されているヒンドゥー教の寺院として11世紀中ごろに建設されました。塔の最も高い部分は30mを超えているため、遠くからでも一目で分かるほど存在感があります。