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カルロヴィ・ヴァリの概要

カルロヴィ・ヴァリ

画像の出典元: iStock

人口-
都市コードKLV
人気の航空会社-
飛行時間14~16時間

カルロヴィ・ヴァリまでは飛行機でおよそ14~16時間で行くことができます。カルロヴィ・ヴァリの歴史や経済、気候、主な交通手段を事前に調べてカルロヴィ・ヴァリ旅行を有意義に楽しみましょう。

温泉大国日本もあやかった名湯「カルロビバリ」

チェコの北西端、ボヘミアの奥座敷ともいうべき場所に位置するカルロビバリ。源泉を見つけたと伝わる皇帝カール4世の名が刻まれた高貴な温泉地です。別名「カールスバート」とも呼ばれ「カールの温泉」の意味があります。その名声は古くから日本にも伝わっており、入浴剤でもおなじみの登別カルルス温泉は、カルロビバリ(カールスバート)にあやかって名づけられました。チェコのみならずヨーロッパを代表するスパリゾートのひとつとして、群馬県草津町と姉妹都市にもなっています。ゲーテやベートーベン、ショパンといった偉人も数多く訪れた湯の街です。

カルロビバリの歴史

14世紀半ばに、神聖ローマ皇帝カール4世が温泉を偶然発見したのが始まりと伝えられています。以後、ボヘミアやオーストリアの上流階級が多く訪れる高級保養地として発展しました。また、貴族による学生運動弾圧が宣言された「カールスバート決議」の地としても知られています。第二次世界大戦勃発の要因ともなったズデーテン併合により一時ナチス・ドイツ領となりましたが、戦後はチェコに訪れる観光客が2番目に多い街として発展しています。

カルロビバリの経済

カルロビバリは一にも二にも温泉街。当初は王侯貴族向けの高級スパリゾートでしたが、第二次世界大戦後は万人に愛される湯治場として整備されてきました。周辺の他の主な産業としては、磁器やガラス工業、林業、ビール醸造が盛んです。とりわけ、世界三大ブルーオニオンと呼ばれる磁器ブランド「カールスバード」やボヘミアガラスは世界的に有名です。

カルロビバリ行きの格安航空券について

現在、日本からカルロビバリ空港への直行便はありません。格安航空券としては、ロシアのサンクトペテルブルクからアエロフロートロシア航空を利用するプランがあります。これは、カルロビバリはロシアの観光客に人気の保養地で、ロシア資本が多く流入しているためです。チェコ国内ではプラハから直通バスを利用するのが一般的で、所要時間は約2時間15分です。プラハやペテルブルクへは格安航空券プランがいくつかあります。

カルロビバリの気候

ドイツとの国境に近いズデーテン地方の山間に位置するカルロビバリは、年間を通じて冷涼な気候です。7月前後の真夏でも最高気温が20度を下回ることがしばしばあり、観光で訪れるには最適な時期といえるでしょう。一方で、12月から2月の冬季は寒さが厳しく積雪も見られます。ズデーテン山地にはスキー場もあるので、温泉とウインタースポーツの両者を楽むことができます。

カルロビバリの主な交通手段

カルロビバリの主な交通手段

画像の出典元: commons.wikimedia.org

カルロビバリはチェコの首都プラハから13キロほど離れており、観光客はバスまたは鉄道で訪れるのが一般的です。運行頻度と所要時間の両面で、バスの方が優れています。また、温泉地なので徒歩での移動時間も充分に楽しむことができます。カルロビバリ市内の規模はさほど大きくないので、タクシーも有効な移動手段です。