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ミズーリ川沿いのジャズの街「カンザスシティ」

ミズーリ州とカンザス州にまたがる大都市・カンザスシティは文化の華開く都市で、人気の観光地がたくさんあります。「カウフマンセンター」は舞台芸術のための劇場で、オペラやミュージカルの鑑賞にぴったり。また、「アメリカンジャズ博物館」や、「ブルールーム」などではジャズが盛んなこの街の文化を楽しめます。さらに、畜産が盛んなことからステーキやバーベキューといった食文化が生まれた都市でもあります。本場のステーキを味わうのも、ここでしかできない体験です。

カンザスシティの歴史

カンザスシティがアメリカ領となるのは、1803年のフランスからルイジアナ買収を達成した後です。そして、ジョン・カルバン・マッコイによって、ミズーリ川沿いに港「ウェストポート」が創られ、本格的な開拓が始まりました。その後、南北戦争で、カンザスシティは戦禍に巻き込まれます。しかし、戦争が終わり、ミズーリ川にハンニバル橋がかけられると、人口は急激に増加しました。

カンザスシティの経済

グレートプレーンズと呼ばれる堆積平野にあるカンザスシティでは、農業や牧畜業が盛んに行われています。特に、冬小麦の栽培が有名。冬小麦はパンの原料に使われ、その質の高さから、高値で取引されます。また、カンザスシティはアメリカで3位の生産量を誇る牛肉の産地です。さらに連邦準備銀行が置かれ、経済や金融の拠点にもなっています。