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イルクーツクの概要

イルクーツク

画像の出典元: istockphoto.com

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飛行時間

9~11時間

イルクーツクまでは飛行機でおよそ9~11時間で行くことができます。イルクーツクの歴史や経済、気候、主な交通手段を事前に調べてイルクーツク旅行を有意義に楽しみましょう。

シベリアのパリとも呼ばれる街「イルクーツク」

美しく重厚なヨーロッパ建築と近代的なビルに囲まれた街イルクーツクは、シベリア地方・バイカル湖の近くにあります。昔から中央アジアとの重要な交通拠点として栄えてきたイルクーツクは、人口は約59万人、シベリアの中では経済的にも文化的にも発展しています。首都モスクワとイルクーツクはシベリア鉄道でつながっており、ロシアという国にとっても重要な都市であることがうかがえますね。街中には劇場やオペラ座もあることから、「シベリアのパリ」と呼ばれることも。また日本との交流も盛んで、石川県金沢市の姉妹都市にもなっています。その親密ぶりは、イルクーツク市街に「カナザワ」と呼ばれる場所があるほどです。また、近くにあるバイカル湖は琵琶湖の50倍の規模で、水量はアメリカ五大湖に匹敵しています。とても美しい湖で、透明度も高く、「ロシアの青い瞳」と称されています。

イルクーツクの歴史

元々、中国(清)や現在のウズベキスタンとの交易が盛んだったイルクーツク。日本との交流においても歴史は古く、1701年に漂着した日本人、伝兵衛がこの街に定住したことをきっかけに多くの日本人漂流者が暮らすようになりました。江戸時代に漂着した大黒屋光太夫は、この街について「交易が盛んで発展した都市だった」と伝えています。こうした背景も手伝ってか、日本語学校がロシア人の手によって作られています。近代においては、ロシア国内の政治犯を送り込む町だったこともあり、太平洋戦争後も多くの日本人捕虜が抑留され労働を強いられました(シベリア抑留)。その結果、現存する豪華な建物の中には、日本人が建設したものが多くあります。

イルクーツクの経済

イルクーツクの主な産業は採炭、採鉱、木材加工、機械工業、化学工業です。流通の大動脈とも言えるシベリア鉄道があることから、この地で生まれた多くの産物がロシア各地へ運ばれ、その結果多くの経済的利益がこの町にもたらされています。近年では、町の発展にともない観光産業も盛んになり、歴史のある博物館や教会、修道院は特に人気の観光スポットです。

イルクーツク行きの格安航空券について

日本からロシアのイルクーツクへの直行便はありません。トランジットが最低1回必要で、乗り換え場所としてはハバロフスク・ウラジオストク・北京・上海・ソウルなどが挙げられます。中でもハバロフスク経由が最も少ない所要時間でイルクーツクに到着しますが、日本からの便が毎日あるわけではないので注意しましょう。また関西国際空港発北京経由や、新潟空港発ハバロフスク経由の便もありますので、ご都合に合わせて格安航空券をご利用下さい。

イルクーツクの気候について

イルクーツクは夏に訪れるか、冬に訪れるかで全く違う街に感じるでしょう。夏は平均気温は約18℃と過ごしやすく、雨も適度に降りますので雨具をもっていきましょう。冬は氷点下20℃まで冷え込むこともあります。シベリア高気圧の影響でかなり乾燥しますので、保湿剤など忘れないようにしましょう。晴れの日が多いですが、時に吹雪くこともあります。過去には「バイカル湖の悲劇」と呼ばれる記録的な寒さ(-70℃)を記録したこともあります。25万人もの人が凍死したという記録から、いかにすごい寒さだったのかがうかがい知れます。

イルクーツクの主な交通手段

ロシアを横断するシベリア鉄道を始め、多くの交通機関があります。シベリア鉄道が止まるイルクーツク駅を中心に、市バスや路面電車、タクシーなど交通手段が豊富です。飛行機で訪れる際は、イルクーツク空港からトロリーバス4号に乗って市街地まで移動するとよいでしょう。

イルクーツク旅行 よくあるFAQ

ロシアはビザが必要ですか。


はい、短期の旅行でもビザの発給が必要です。旅行会社に依頼するかロシア大使館へ行くといいでしょう。

パスポートの他にビザもいるのですか。


はい。ビザが発給されるとパスポートの査証欄にビザを示すシールが貼られます。

ビザの発給には、どれくらい時間がかかりますか。


ビザの種類によって違います。旅行会社か大使館に直接尋ねるといいでしょう。

ビザは自分で取りに行くのですか。


大使館へ直接依頼した場合は、自分で行きます。旅行会社を経由した場合は、旅行会社にパスポートを預け、発給後にパスポートが旅行会社を経由して戻ってきます。