イラク - バグダッドについて

バグダッドは、砂漠気候と呼ばれる気候に属しており、比較的温暖で平均気温は22度ほどになります。気温の落差が非常に激しい都市の1つで、夏は45度を超える時があるのに、冬場は3度ぐらいの時もあります。砂漠気候のため、湿度はあまりなく、年間を通して雨が降ることはあまりありません。6から9月にかけてはほとんど雨が降らず、乾燥している時期が続きます。雨が降り始めるのは10月から5月ぐらいまでの時期で、しかも月に1回降るかどうか程度の降水量になります。そのため、観光する場合でも水の確保が重要になるでしょう。イラクのバグダッドの中でランドタワーとして知られているところの一つは、バクダッド博物館になります。もともとこの地域は、博物館などは非常に少ないため、貴重なランドマークの一つと言えるでしょう。普通の博物館とは異なり、70程度のシーンを実物大に表現しているの模型がある点が特徴になります。実際に、博物館の中に入ると巨大な模型が飾られており、これが非常にリアルです。ここでは、実際の市民の生活や習慣などが分かるようになっています。それ以外にも、人々が使っている民芸品なども展示されているのが特徴です。リアルな等身大の模型として展示されている芸術品をみると、その迫力に圧倒されるでしょう。過去のイラク戦争のときには、この博物館は被害に遭いましたが、2008年にリニューアルオープンして現在に至っている経緯があります。場所は、チグリス川の近くにあり、風光明媚な場所として知られています。建物自体に大きな特徴がある訳ではありませんが、地元では比較的有名で最近は観光客も増えている地域です。もう一つは、イラクらしい建物の一つとしてモスクがあります。その名前がアブファニハモスクと呼ばれるところになります。モスクとは、イスラム教の教会を意味する単語です。建物は、かなりお金がかけられており。遠くから見てもいかにもランドマークと感じる建物になります。アブファニハモスクは、イスラム教徒の人たちが拝礼するところでもありますが、その一方でバクダッドの歴史を垣間見ることが可能になっているところです。中にも入ることができますが、建物の中に入ったときに一番特徴的なのは赤のマットが敷かれていることです。ゴージャスな感じを出す一方で、教会らしい神聖な雰囲気を味わうことができるのも魅力と言えます。建物は、ホワイトが基調となっており、厳かでいながらきらびやかな雰囲気があります。敷地は非常に広く、多くの人が詰めかけても問題ないようになっている広さです。夜になると、周辺はライトアップされており、ほかの建物よりも目立つのは間違いありません。バグダードの観光地として知られているのは、アルムタナッピー像になります。この銅像は、男性が右手を空に向かって伸ばしているのが特徴になります。バグダードの中でも比較的大通りとして知られているアルムタナッピー通りにあるため目立つ像です。この像の男性は、アラブ人の中でもっとも偉大な詩人として知られている人で、9歳のころから詩を書きはじめ、最適な才能を発揮してきました。知性あふれる詩は、多くの人を感動させ記憶に残るところとなっています。もう一つの観光名所として知られているのは、アルシャヘード記念碑と呼ばれるところです。バグダッドの観光に訪れる人たちは、まず最初にここを見学する人が多い傾向にあります。この記念碑は、桃を二つに割ったような形をしており、非常に印象的なつくりになります。記念碑といっても、ドーム状の建物になっておりその大きさはなんと直径190mほどです。この建物の中には、カフェテリアや図書館、展示ギャラリーそして講堂などが存在しており、多くの人が出入りする場所の一つになります。パルミラ遺跡も現地では有名な観光スポットの一つです。ここは、紀元前に建てられた建物で、現在は遺跡として残っているだけですが昔の人々の暮らしがわかるようになっています。建物の多くは崩れており残されているのはその柱などの建物の1部です。場所は、砂漠の周辺にありあたり一面に高い建物はありません。そのため、そこまで巨大な遺跡ではありませんが周辺地域から見ると目立つのが特徴です。この遺跡群は、主要なところだけを見てもかなりの広さになります。そのため、観光する場合にはポイントを絞ってみた方がよいです。面白いのは、遺跡に直接触ることができることです。現地に行く場合には砂漠の中にあるため、気温の変動に対応できるよう、準備をして行きましょう。