イラン - テヘランについて

テヘランは、赤道から比較的近いところにあるため夏場は暑く35度を超える日も珍しくありません。夏場の中でも七月の中旬ぐらいは非常に気温が高く、1日の平均気温が36度になることもあります。たとえば、昼間の温度が36度以上ある場合、夜になってもそれほど温度が下がらない気候パターンといえます。一方で、冬場は赤道に近い割には温度が下がります。14度程度しかないこともありますので、旅行に行く場合には十分な支度をしなければならないところです。天気は、夏場は非常に晴れの日が多くあまり雨が降りません。また、冬場もそこまで雨が降ることはないため雨の心配はあまりしなくてもよいでしょう。ただ、夏場以外は雨が降る可能性もありますので、準備はしておいた方が無難です。テヘランのランドマークの一つは、ゴレスターン宮殿になります。ゴレスターン宮殿は、歴史のある宮殿で現在は世界遺産に登録されているところです。実は、イランの首都のテヘランで唯一世界遺産に登録されているのがこのゴレスターン宮殿になります。宮殿の中を見ると、実にたくさんの部屋があります。これらの部屋をすべて見て回るのは非常に大変になりますので、あらかじめどの部屋を見ておきたいかを決めておく必要があります。宮殿の庭は非常に美しく、いかにもお金持の人が住んでいたことが理解できるでしょう。室内は、写真撮影をすることができませんので外から写真を撮るだけになります。また、土足で入ることはできません。靴を脱いで入るか、靴をビニールカバーで覆ってから入るのが一般的になります。中の特徴は、タイルでできている壁がありそのモザイク模様が非常に美しく海外のデザインの中でも優秀なデザインの一つと言えます。それが、世界遺産になった理由の一つと言っても言い過ぎではありません。もう一つのランドマークは、サーダーバード宮殿と呼ばれるところになります。この宮殿は、現在は人が住んでいませんが200年ぐらい前までは王族が実際に住んでいました。王族避暑のための住まいとして利用されていたのです。もともとテヘランは気温が高いため避暑地が必要になるところです。特に王族ならば、できるだけ快適な生活をするため避暑地としてわざわざ一つの宮殿を建ててしまうことも珍しくありませんでした。この建物の特徴は、室内に敷き詰められているじゅうたんになります。じゅうたんは、ある程度面積が広いと数枚は利用していますが、この宮殿のじゅうたんは1枚になっています。それだけを考えても、いかに高級なつくりになっているか理解できるはずです。市街地から若干離れた場所にあるため、落ち着いた雰囲気を味わうことができます。テヘランの観光スポットの一つはメラットパークになります。この声は、市街地から少し離れた所にあり緑豊かなことが魅力の一つです。公園の歴史も古く、テヘランの中でも最も古い公園の一つとして地元の人から愛されている場所です。公園の中では、スポーツをする人や本を読む人など日本の公園と同じような風景を見ることが可能です。もちろん観光客もいますので、初訪問でも安心といえます。ほかの公園との違いは、敷地内にいくつものアートが展示されていることです。アートの具体例の一つは、大きな卵の形をした大きな物体が椅子の上に乗っかっています。もう一つの観光スポットはタビアットブリッジになります。この橋は、公園と公園をつなぐ高架歩道橋でイラン人の女性建築家が設計したものです。完成したのは2014年になります。夜になるとイルミネーションにより美しさが倍増しされており、七色に光るのが特徴です。非常に明るく月あかりよりもきれいで、この橋の存在を良く知らなくても、明るさから橋の存在に気がつくでしょう。七色に輝くイルミネーションがきれいですが、これが比較的高いところにかかっているため、まるで空に続いている橋のように感じることができます。それ以外の観光地としては、国立イラン博物館があります。この博物館は、博物館だけでなく美術館としての機能も備えており博物館と美術館を同時に見ることができるお得な施設の一つです。建物は二つあり、片方の建物の歴史は古く、1937年にオープンしました。もう一つ新しい建物は1972年にオープンしています。新しくできた方は歴史的建造物として知られており、建物に入ると実に貴重な展示物が多く展示されています。たとえば、昔の織物や珍しい本などが展示されており、観光客も多いスポットとなっており、おすすめです。