インド - ティルヴァナンタプラムについて

ティルヴァナンタプラム(Thiruvananthapuram）は、インド大陸南部・ケラーラ州の州都で、インドのフィンテック産業の中心を担う、同国内経済の中でも非常に重要な都市となります。インドの西海岸側に位置しており、穏やかな気候となっており、海側から流れる気持ちの良い風も手伝い、非常に穏やかな印象を受ける街です。
インド大陸の最南端に位置する、コヴァーラムやカーニャクマリ付近のビーチにアクセスするための玄関口としても利用され、国内外から様々な観光客が訪れます。イギリス植民地時代に建設された建造物は、現在博物館や美術館として開放されており見どころの1つとなります。また、18世紀20世紀にかけて栄華を誇った、トラヴァンコール王国のコレクションが、クティラマリカ宮殿に展示されています。
非常に魅力の多いティルヴァナンタプラムですが、あまり観光情報が多くないのも事実です。本記事では、そんなティルヴァナンタプラムの観光スポットを厳選して紹介していきます。
・スリー・パドマナーバスワーミ寺院(Sree Padmanabhaswamy Temple)
ティルヴァナンタプラムのランドマーク、スリー・パドマナーバスワーミ寺院は同州最古の歴史を持つ寺院で、必見の観光スポットとなります。厳格なヒンドゥー教寺院として有名で、ヒンドゥー教徒の方でも正装していないと入場ができません。2011年に寺院から財宝が発見され、財宝の総額は1兆円以上と言われています。
建築様式はケーララ様式とドラヴィダ様式両方の要素を持っており、黄金色の寺院は必見の価値ありです。
住所：W Nada, East Fort, Pazhavangadi, Thiruvananthapuram, Kerala
・プーテン・マリカ宮殿博物館(Puthen Malika Palace Museum)
マハーラージャが澄んでいた宮殿は、現在プーテン・マリカ宮殿博物館という博物館として一般開放されています。王室で使われていたコレクションが展示されており、武器や楽器、陶器などを見ることができます。非常に綺麗な外観を持つ宮殿としても有名で、見逃せない観光スポットの1つとなります。
・ネイピア博物館(Napier Museum)
市街中心部には、ティルヴァナンタプラム文化公園というエリアがあり、敷地内には動物園や博物館が点在しています。その中にあるのがネイピア博物館で、茶色・ピンク色の外観を持つおすすめの観光スポットです。建設様式も独特で「インド・サラセン建築」と呼ばれる、イタリア・ムガール・ケーララ・中国など様々な要素の建築様式が詰め込まれたデザインになっています。
内部の展示物も非常に興味深いものが多数展示されています。ティルヴァナンタプラム市街中心部の散策ルートに入れておくと良いでしょう。
住所：LMS Vellayambalam Rd, Kanaka Nagar, Palayam, Thiruvananthapuram, Kerala
・コーヴァラム(Kovalam)
ティルヴァナンタプラムから15km程南に行ったところに位置するケーララ州有数のリゾート地コーヴァラムは、海外観光客やインド人観光客からも非常に人気の高いリゾート地で、街からはアラビア海が一望できます。おすすめの観光スポットになるので、現地観光の際は、観光うルートに入れておきましょう。
住所：Kovalam, Kerala
・カニャークマリ(Kanyakumari)
ティルヴァナンタプラムまで来たら、インドの最南端にあるヒンドゥー教徒の聖地カニャークマリを訪れてみましょう。ベンガル湾・インド洋・アラビア海3つの海が混じり合う場所にあり、「ガーンディー記念堂」「ヴィヴェーカーナンダ像」「クマリ・アンマン寺院」など様々な観光スポットが点在しています。
住所：Kanyakumari, Tamil Nadu
・ホテル・宿泊施設
ティルヴァナンタプラム・セントラル駅(Thiruvananthapuram Central)周辺にホテルが密集している他、Vizhinjamと呼ばれるエリアの海岸沿いにホテルが点在しています。市街中心部の観光に便利なのがティルヴァナンタプラム・セントラル駅周辺のホテルで、観光スポット以外にもチャライ・マーケットと呼ばれる市場やレストランへのアクセスも良好です。ホテル選びに迷ったら、ティルヴァナンタプラム・セントラル駅周辺に予約すると良いでしょう。