インド - プネーについて

プネーはインドのデカン高原に位置する、マハーラシュトラ州の中でも大きな都市です。植民地時代はプーナという英語名がつけられていましたが、今は現地の言葉であるプネーが正式名称となっています。海抜600メートルの高原に位置している都市のため、インドでは富裕層の避暑地としても知られているだけでなく、緑の多い街であり、インドの中でも治安のいい場所なんです。さらにプネーはインドのオックスフォードと呼ばれることもあり、研究機関や教育機関が多く集まる都市と言うことでも世界中の注目を集める都市です。プネーの気候はインドの他の都市と同じく、主に冬・夏・秋・雨季の4つの季節がありますが、冬や秋とは言っても、日本の冬のように寒くなることはなく、最低でも気温は11度程度にしかさがりません。冬と呼ばれる季節は最高気温も30度にならない日も多いので、過ごしやすく、観光にはとてもいいシーズンと言えます。夏と呼ばれる4月から6月は、強い日差しの照りつける日々が続き、最高で37度程度の気温となります。気温は高いですが、降水量が少なく湿度も低いので、カラっとした気候が特徴的です。雨季と呼ばれる6月から9月までは1週間以上雨が続くこともあり、プネーの1年の雨はほとんど雨季に降ります。秋は気温も日差しも穏やかな過ごしやすい季節なので、冬と同様に観光に適したおすすめの季節です。そんなプネーのランドマークと言えば、ダグダッシェス・ハルワイ・ガンパッティ寺院になります。ダグダッシェス・ハルワイ・ガンパッティ寺院はプネーで最も古い寺院で、商売繁盛や学問、医術など、あらゆる事象を司る万能の神と言われるガネーシャがまつられており、地元民も参拝する寺院です。インドらしいヒンドゥー教の雰囲気が一気に味わえますよ。プネーでもう一つ外せない寺院のひとつがシュリー・バラジ寺院です。小高いところにある寺院なのでプネーの街を一望できる景色も、観光客にも地元民にも人気となっている理由のひとつになります。白を基調とした美しく荘厳な雰囲気は、ほかの寺院と一味違ってまた趣深いんです。プネーの歴史を感じられるのがシャニワール・ワーダーです。プネー旧市街のシンボルであったシャニワール・ワーダーは、1736年に建設された宮殿で、今は火災で焼失してしまったので城壁や城門しか残っていませんが、それだけでも十分歴史を感じることができます。広大な敷地や風景画などが、当時の華やかな様子を連想させ、どこかタイムスリップしてしまったような雰囲気を感じさせる不思議な場所なんです。街中の喧騒を離れてじっくり観光したいという方にもおすすめしたいランドマークです。まずプネー観光でおすすめしたい地域は、プネー中心街になります。中心街を東西に貫くラクシュミー通りは、想像するインドの町並みを感じられる活気に満ちた通りで、露店などのお店で買い物を楽しむこともできます。買い物だけでなく、周りにはヒンドゥー教の寺院や現地の大学などのランドマークもあるので、色々なスポットを一気に楽しめる地域でもあるんです。さらに観光でおすすめの地域と言えば旧市街です。ランドマークであるシャニワール・ワーダーがみられるのはもちろん、18世紀の面影を感じられる史跡がたくさん現存しているので、散歩感覚で歩いているだけでたくさんの歴史的建造物に出会えます。中心街から少し足をのばすだけで、全く違った雰囲気を味わうことができますよ。絶対外せないランドマークであるダグダッシェス・ハルワイ・ガンパッティ寺院もこの地域にあるので、色々なランドマークが一気に抑えられるのもおすすめの理由のひとつです。市街地から少し足を伸ばしたいという方におすすめの観光地域が、シンハガド砦周辺地域です。かつてシンハガト砦を中心に街が形成されていたといわれている地域なので、歴史が感じられる遺跡を見られるだけでなく、プネーらしい自然を堪能することができます。周りに広まる山々はとても幻想的で、日本の山とはどこか違う雰囲気を感じられますよ。プネーでしかできない貴重な体験をしてみたいという方に、特におすすめしたい地域です。大都市でありながらインドの中でも治安が良く、さらに歴史も存分に感じられるプネーは、インドに行ったことがないので色々心配という方にこそおすすめしたい都市なんです。現在旅行を計画中という方は、候補の中にぜひプネーを追加してみてくださいね。