フランス南西部の古き良き街、ベジエのおすすめ観光スポット!

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フランス南西部の古き良き街、ベジエのおすすめ観光スポット!

フランスの南西部に位置するベジエは、街に闘牛場や大聖堂がある小さな街。マルセイユから電車で約2時間、リヨンから電車で約2時間半程の場所です。世界遺産の城塞都市カルカッソンヌにも車で約30分、地中海までは車で約10分とさまざまな観光スポットにもアクセスが良いため、フランス内外から多くの観光客が集まります。特に夏はおいしい食材やワインとのんびりとした雰囲気を求めて、街のテラスは夜遅くまで観光客であふれています。そんな魅力的な街ベジエのおすすめ観光スポットをご紹介します。

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フランス南西部の古き良き街、ベジエのおすすめ観光スポット!

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1.サンナゼール教会

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ベジエの街を見下ろすように丘の上にそびえ立つサンナゼール教会は、ベジエの街のゴシック建築最大の建物。旧市街の西側にありベジエの街のシンボルとしてベジエ市民に親しまれていると同時に、多くの観光客が訪れる観光スポットです。

10世紀からの歴史を持つこの教会は、ロマネスク建築の外観はもちろんのこと内部もとても美しく見どころ多数。回廊の奥には庭園があり、庭園からは教会の下を流れるオルブ川と優美な橋、その奥に続くオルブ平野を見渡せる大パノラマが広がり観光客に人気の場所となっています。

またこの教会には1633年に作られた大きなパイプオルガンがあり、定期的にコンサートが開かれています。もし観光に訪れた際にコンサートがあるなら、ぜひ素晴らしいオルガンの音色を聴きに訪れてくださいね。

2.ベジエ闘牛場

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闘牛といえばスペインが有名ですが、フランスにも闘牛文化がある地方があるんです。フランス国内にいくつかある闘牛場の1つがベジエにある「ベジエ闘牛場」。1897年に建設された歴史を持つベジエ闘牛場は約13000人収容可能な規模の大きい闘牛場で、現在は闘牛の他にテニストーナメントやコンサート、アイススケートショーなど様々なイベント会場として使用されています。

イベントがないときは中に入ることができず外観だけの観光となってしまいますが、煉瓦色とグレーのコントラストが美しい闘牛場はぜひ訪れたい観光スポットです。実際に闘牛を見たい場合には、毎年8月に5日間ほど「フェリア・ドゥ・ベジエ(ベジエ祭り)」として闘牛が開催されるので、その時期に合わせてベジエを訪れるのがおすすめ。詳しい日程は観光案内所やベジエ闘牛場の公式サイトでご確認ください。

3.ベジエボザール美術館

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ベジエに来たら必ず訪れたい観光スポット、サンナゼール教会のすぐそばにある美術館「ベジエボザール美術館」。かつての2つの資産家の屋敷を美術館として利用し、2箇所から構成されています。観光の際はゴージャスな螺旋階段など、建物そのものもぜひゆっくり見学しておきたいところです。

美術館では15世紀から現代までの絵画、陶器、彫刻などが展示されており、絵画ではバルビゾン派のコローやルソーなどの作品も見ることができます。特に彫刻のコレクションは素晴らしいので必見です。特別展も充実しているので、ベジエボザール美術館を訪れる際は観光案内所などで日程をぜひチェックしてみてくださいね。

4.ミディ運河

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1996年にユネスコ世界遺産に登録されている「ミディ運河」。フランス南西部の大都市トゥールーズでガロンヌ川から分岐して、ベジエを通過し地中海近くのトー湖までを結んでいます。ベジエ出身の徴税史によって発案されたこの運河は、かつては大西洋と地中海を結ぶワインなどの物流経路として大活躍していました。

今は観光運河クルーズを楽しめる場所として、観光客を魅了しています。運河には多くの水門やトンネルがあり、運河の両側の美しい並木道を船から楽しめるとあって、観光運河クルーズは大人気です。

特にベジエ周辺は水門や水道橋など長いミディ運河の中でもハイライトが集中しているところなので、ベジエ出発のクルーズはおすすめです。半日クルーズ、終日クルーズ、グルメクルーズなど様々なプランがあるので、観光の日程に合わせて選んでみてくださいね。

5.フォンセランヌ水門

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世界遺産ミディ運河の中でもハイライトとされている「フォンセランヌ水門」。運河に数ある水門の中でも、この水門は9つの水門が連続して階段状になっている珍しい場所なんです。その光景を見ようと1年中多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

ベジエからの観光クルーズ船で水門を通過するのは楽しいですよ。ベジエの街から水門まで車で10分くらいでアクセス可能なので、時間がない場合などは橋の上から他の船が水門を通過していくのを眺めるのもおすすめです。船が階段を登るように運河を進んでいく様子を見ると、先人のアイディアと建築技術に関心せずにはいられません。

6.ヴァルラ海岸

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ベジエから約15キロ、車で約10分ほど行くと地中海に到着。ベジエ市内を流れるオルブ川河口、ベジエからもっとも近い地中海の海岸が「ヴァルラ海岸」です。細かい砂の海岸が4キロほど続き、様々なマリンスポーツを観光客も楽しめる人気の場所となっています。

海岸が突き出るようにある防波堤には散策路が整備され、海岸の前には広いテラスがあるレストランやカフェが続いていますよ。地元でとれる魚料理や、ラングドック地方のおいしいワインなどを楽しむことができます。

ベジエ市内での教会や美術館観光から気分転換がしたくなったら、ぜひ訪れたいビーチ。ヴァルラ海岸はよく整備されて、気軽に楽しめるレストランも多いことから観光客ばかりでなく、地元民にも大変人気です。

◎まとめ

フランス南西部にあるベジエは小さな町ながら見所がいっぱい。ほかにもベジエはラングドック地方のワインの中心地として知られています。ボルドーやブルゴーニュと比べると比較的手頃な値段で手に入るおいしいワインで、そのワインと合う料理を出すレストランもたくさんありますよ。魅力いっぱいのフランス・ベジエにぜひ観光へ出かけてみてくださいね。

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