行ってみたくなる国境の街、エルパソの5つの観光スポット!

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行ってみたくなる国境の街、エルパソの5つの観光スポット!

米国テキサス州の最西端に位置し、メキシコとの国境に接する街エルパソ。観光地としては日本では余り馴染みのない街ですが、昔は西部劇の舞台によく登場したこの町、年代の高い方なら一度ならず耳にした事があるかも知れません。

元々植民地時代にスペイン人が作った町でメキシコに属していましたが、米墨戦争後の協定によりアメリカの領土になった歴史があります。従って、今でもメキシコ文化の香りが色濃く残っており、両国の文化が混じり合った独特の雰囲気を持つ街となっています。日本から行く場合は、ロサンゼルスなど米国西海岸の主要都市で一度乗り継ぎ、エルパソ国際空港を目指すのがもっとも一般的です。

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行ってみたくなる国境の街、エルパソの5つの観光スポット!

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1. シーニック・ドライブ(トム・リー・パーク)

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エルパソ市民に”エルパソの観光スポットは?”と聞いて、一番多くの人が答える場所がここ、シーニック・ドライブ。ダウンタウンの北側、テキサス大学(エルパソ校)の東にあたる小高い丘陵地帯を走る道の名前です。

シーニック=景観というその名の通り、エルパソ市内を一望できる気持ちの良い場所で、特に夜景の美しさには注目。車を運転しながらの夜景も良いですが、落ち着いてじっくり見たいときは近くにトム・リ―・パークという大きな公園がありますので、ここに車を止めて眺めましょう。エルパソの街には高層ビル群がないので、夜景は光の海が地平線にまで届く温かみのあるパノラマ。観光案内書には無い場所ですが、やはり地元の人の一番のオススメ、一見の価値有りです。

2. ミッショントレイル

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ミッショントレイルは、17世紀にスペイン人がキリスト教を広めるために作った3つの伝道所(ミッション)がある9マイルの古い街道の事。エルパソから少し離れた郊外にあります。

これら3つの伝道所は質素ではありますが、いずれも白を基調とした美しい建物。現在も実際に人々がミサなどに訪れる場所であり、内部を観光する事も出来ますが、祈りの邪魔にならないよう心掛ける必要があります。中でも最も有名なのが、サン・エリザリオ・プレシディオ・チャペル。エルパソの観光パンフレットには必ずと言って良いくらい、青い空をバックにしたこの白いチャペルの写真が載っています。

1年のうち300日近くが晴天で、サンシティとも呼ばれるエルパソ。青い空をバックにしたチャペルの写真を撮れる確率は、相当高そうです!

3. エルパソ美術館

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失礼な言い方をすれば辺境の街とも言えるエルパソですが、そんな場所にある美術館とは思えないような作品が多く展示されているのが、エルパソ美術館。ボッティチェリやパルマ・イル・ベッキオ等のルネッサンス期の作品から、スチュアート、マックスウェーバーなど高名なアメリカ人画家の作品まで、水準の高い作品が多く展示されています。

このエルパソ美術館の所蔵作品は、19世紀に日用雑貨店チェーンで財を成した美術収集家サミュエル・クレスの寄贈品が元になっています。クレス氏は自分の店を大都市ではなく、小さくても発展性のある全米の都市に開き、その目論見が見事に当たって成功しました。後年、成功をもたらしてくれたそれらの町に恩返しとして収集品を寄贈しましたが、その一つがこのエルパソだったのです。

このような経緯から、エルパソ美術館は今でも入場無料。美術愛好家ならずとも是非観光で立ち寄りたい場所です。

4. シウダーフアレス

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シウダーフアレスは、リオグランデ川をはさんだエルパソの対岸、メキシコのチワワ州最大の都市です。エルパソの観光とは関係ないのでは?と思われるでしょうが、実はエルパソを訪れる観光客の多くが足を踏み入れる観光名所となっています。

このシウダーフアレス、少し前までは戦争状態にある町以外で世界で最も危険な都市と言われていましたが、今では大分治安が回復しました。米国とメキシコの国境に関しては、不法移民や麻薬密輸の関係でしばしば政治問題にもなりますが、その最前線の一つがここエルパソとシウダーフアレスです。

国境は徒歩でも越えることができ、気軽にメキシコの街を観光できます。国境を越えたとたん、そこはメキシコの熱気に包まれているかのよう。ぜひ足を延ばして観光してみたいものですが、治安が回復したとはいえ油断してはいけません。

5. ホワイトサンズ国定モニュメント

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広大な荒野に忽然と現れる真っ白な世界、それがホワイトサンズ国定モニュメント。700平方kmと言う想像を絶する広さの白い世界、雪国なら珍しい風景ではありませんが、太陽が輝く青い空をバックにしたこの光景は驚きの一言です。

エルパソから車で北東に約2時間、お隣の州ニューメキシコの西端に近いホワイトサンズミサイル実験場の中にあり、世界最大のアラバスター(雪花石膏)砂丘と言われています。本来石膏は直ぐ水に溶けるので、この様な砂の状態のまま残っているのは大変珍しいとの事。

車以外では行けない場所で観光しづらいのが難点ですが、最果ての国境の地エルパソまで来たからには、是非とも見ておきたい場所です。

◎まとめ

エルパソの必見観光スポット5選、いかがでしたでしょうか。アメリカの観光地の多くがそうであるように、エルパソも車無しでは十分にその魅力を堪能出来ない場所であり、レンタカーを借りることを強くオススメします。日本に居てはまずお目にかかる事の無い光景が満載の街であり、街にはスペイン語の看板も多くレストランに入れば出てくるのはメキシコ料理の数々。アメリカとメキシコを同時に楽しめる欲張りな人向けの観光地、それがエルパソです。

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