フランスのボルドー観光はここ！訪れたいおすすめスポット！

フランス南西部の都市ボルドーは、「月の港ボルドー」の名で世界遺産に登録されている観光地。三日月形に湾曲したガロンヌ川沿いに発展しているため「月の港」と呼ばれています。日本ではワインの産地として知られていますが、港町ボルドーは水と歴史的建造物が融合した美的景観でも有名！今回は多くの観光名所がある街としてボルドーを紹介します。古都ボルドーの素顔に、年代物のワインのような深き味わいを感じることでしょう。

1. サン・ミッシェル大聖堂

ボルドーのカロンヌ川沿いに「月の港ボルドー」とは別に、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として世界遺産に登録された大聖堂があります。それが、サン・ミッシェル大聖堂です。灰色の重厚感ある外観が歴史を感じさせ、見るものを圧倒します。

15世紀～16世紀にかけて建造された、ボルドーを代表するゴシック様式の教会として、多くの観光客が訪れている人気の観光スポット。聖堂の隣にある高さ114mの塔は、ボルドーのシンボルとして地元の人たちからも親しまれています。近くで見ると、迫力と同時に繊細な技巧を感じることができるでしょう。

2. アキテーヌ門

ボルドーの大通りが集まるヴィクトワール広場には、アキテーヌ門が雄々しい姿で立っています。1755年に造られたこの門は、ボルドーの街並みにうまく溶け込み、観光スポットとしても訪れる方も多いんですよ。

中世にボルドーの街の南側を守っていた城門で、どこか中世の面影を感じずにはいられません。観光の際には、門の周りをよく見てみましょう。大きい亀などのいろいろなオブジェがあるので、楽しいですよ。比較的最近、設置されたものですが、そのユニークさでボルドーの新しい観光の名物となっています。

また、アキテーヌ門をくぐって伸びるサン＝カトリーヌ通りは、ボルドーきってのブランド街として知られる目抜き通り。ボルドー観光のついでにショッピングも楽しんでみてはいかがでしょう。

3. カンコンス広場

ボルドーの街を観光していれば、おそらく何度か通ることになるのがカンコンス広場です。ボルドー市街を観光する際の交通の基点ともなる広場なので、利用頻度はおのずと高くなります。

そして、この広場自体も観光におすすめのスポット！約126000平方メートルというヨーロッパでも屈指の広さを誇る巨大な広場で、かつてはここに城が建っていました。ボルドーの歴史の風を感じるには、おすすめの観光スポットといえるでしょう。

また、広場では美しい彫刻やオブジェが多数見られることも、観光にはうれしいポイントです。さらに緑も多く、月の港ボルドーの爽やかな空気を味わうことができますよ。屋台や移動遊園地、のみの市などが催されていることもあるので、運が良ければ観光の楽しさもさらにアップしますね。

ちなみに、ボルドーの観光案内所はカンコンス広場のすぐそばにあります。ボルドーの観光情報をたくさん得られる場所なので、ぜひ足を運んでみてください。

4. 装飾美術館

ボルドーにはフランスならではの美しい装飾品を集めた装飾美術館があります。15世紀から近代にいたるまでの多くの装飾をコレクションしている美術館で、その歴史と芸術には、観光に訪れたくなる魅力があります。

装飾と一括りにしていますが、その種類は幅広く、インテリア、彫刻、宝石、陶器、金銀細工など多岐にわたります。しかし、それらに共通して一つだけ言えるのが、美しいということです。

中でも、マリーアントワネットが使用したカップの複製に、モンテスキューやルイ15世の像などは、観光の目玉と言えます。実に歴史を感じる装飾芸術であふれていますので、歴史と芸術、さらには文化を知れるこちらの美術館はボルドーに観光に来たのなら、訪れたい観光スポットの一つでしょう。また、カフェも併設されているので、疲れたら一休みできるのもうれしいところです。

5. 大鐘楼

ボルドーの街で賑わいを見せるヴィクトル・ユーゴー通りのそばにある大鐘楼は、ボルドーのおすすめ観光スポットの1つです。かつての城門の上に大きな鐘が据えられているさまには、背を正したくなる荘厳さと美しさを感じます。

また、ボルドーの大鐘楼にある2つの大時計は、南側の時計は18世紀に、北側は15世紀に作られたもの。いずれも現役で動いており、ボルドーの長い歴史を感じずにはいられません。大鐘楼の鐘と合わせて、敵襲や火災、収穫期の訪れを知らせてきました。大鐘楼の鐘は、現在でも年に数回鳴らされるそうです。

そんな時代を感じる鐘の音を想えば、きっと心落ち着く観光ができますよ。

6. ボルドー市民公園

ボルドーには、地元の方々もよく利用する癒しの公園があります。それが、ボルドー市民公園です。ボルドーの中心地にあることから観光でも訪れやすく、アクセスが良いのもうれしいポイントです。ボルドー市民公園は18世紀に建設された公園で、ボルドーの歴史を感じるには打ってつけのスポットと言えるでしょう。

ボルドー市民公園の敷地は約11ヘクタール！広すぎてどこまでが公園だろうと疑問が出てくるほどの広大さなのです。公園内にはきれいな水が流れる小川に鉄の橋がかかっていて、絵になる風景を見せてくれる観光スポットですよ。

また、多くの花々が咲いているので、ボルドーならではの植物にも出会えるかもしれませんよ。他にも、子どものための遊び場やレストランなどもあるので、ボルドー観光の急速にも便利です。

7. 大劇場

ボルドーの街の中心地に建つ美しい大劇場は、まるでギリシャの神殿のような外観が美しい観光スポットです。18世紀に、建築家ヴィクトル・ルイによって設計された新古典建築の代表である建築で、ボルドーの芸術の歴史を物語る建物と言えるでしょう。正面を飾る12の円柱と12の女神像は、大劇場の顔とも呼べる美しい姿で、多くの観光客を虜にしています。

また、ボルドーの大劇場の内部は、大理石や黄金など豪華絢爛な創建当時の姿を復元しているので、見ごたえありの観光スポットです。見学だけ可能という日もあるので、その美しさと歴史を感じに足を運んでみてください。

8. ブルス広場

ボルドーのブルス広場は、世界一大きな水鏡が見られる観光スポットとして、観光客に人気です。特に、水鏡に映るボルドー宮殿の姿は、他所では見ることのできない絶景！ボルドーを代表する観光名所といえるでしょう。

しかし、水鏡は時間や天気によって見え方が左右されやすいため、くだんの絶景を拝むには何度か足を運ばなくてはならないかもしれません。その時の感動は、忘れられないものとなるでしょう。

また、こちらの水鏡は昼と夜とでも、違った顔を見せてくれます。ですので、時間がある方はぜひ、昼夜両方の美を堪能しに訪れてみてください。

9. ワインとネゴシアン博物館

ボルドー観光に訪れたら、やはり外せないのがワインですよね。ボルドーワインは日本でも有名で、多くの方がその味を楽しんでいます。そんなボルドーのワインについて学べる博物館があります。それが、「ワインとネゴシアン博物館」です。

こちらでは、現在とは少々違うワインの製造方法や、かつて使用されていたワイン樽などが展示されていて、ワイン好きにはたまらない観光スポットとなっています。ワイン蔵を改造した館内は少々薄暗くて涼しい空間となっていて、当時の環境も少なからず体験できるおすすめ観光スポットなのです。

そして、観光客に嬉しいのがワインの試飲！ボルドーワインの味を本場で堪能できる観光スポットなのです。ただし、おいしいからといってあまり飲み過ぎては後の観光にも差し支えますので、ほどほどに楽しんでくださいね。

10. サンタンドレ大聖堂

ボルドーには、最初に紹介したサン・ミッシェル大聖堂と双璧をなすおすすめ観光スポットがあります。それが、サンタンドレ大聖堂です。キリスト教の聖地への巡礼路上にあるボルドーの歴史的教会として、世界遺産にも登録されています。

11世紀の創建以来、増改築を繰り返してきたその姿は、実に荘厳で美しいと言えるでしょう。なかでも北側の入り口「王の門」にある彫刻『最後の審判』は、ゴシック様式の最高傑作といわれ、観光の際は必ず見ておきたいもののひとつです。

ボルドーのサンタンドレ大聖堂の前にはペ・ベルラン広場もあり、ひと休みしながら大聖堂の美しさをしみじみ鑑賞するのも、ボルドー観光の楽しみのひとつと言えるでしょう。

◎まとめ

フランス・ボルドーの観光スポットをまとめてみました。美しい街並みのボルドーは景観を見るだけでも良い観光ですよ。また必見なのが教会の美しさ。ヨーロッパの教会らしい荘厳な教会もぜひ訪れてください。そしてボルドーと言えばワイン！観光案内所で情報を集めてワイナリーツアーに参加するのもおすすめです。さまざまな観光スポットを訪れて、ボルドーという街を余すことなく味わいましょう。楽しいボルドーの旅行をどうぞ。

フランスのボルドー観光はここ！訪れたいおすすめスポット！