名称:マレシャル・ルクレール広場
住所:Place du Maréchal-Leclerc, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/7NO05G
ポワチエは、ポワトゥー・シャラント地方にある中心都市で、ガリア・ローマ時代に開かれた古都です。クラン川に囲まれた高台の上にあり、3度の大きな戦いで名を残した街として知られています。中でも732年に、フランク王シャルル・マルテルがピレネー山脈を越えてきたムーア人とその同盟軍に勝利した「トゥール・ポワチエの戦い」は歴史上で有名です。また、ポワチエはジャンヌ・ダルクが裁判にかけられた場所として知られています。今回はそんな歴史あるポワチエの観光スポットをご紹介をしたいと思います。
目次
ジャンヌ・ダルクゆかりの地!ポワチエのおすすめ観光スポット7選
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1.マレシャル・ルクレール広場
マレシャル・ルクレール広場に面して建つポワチエ市庁舎は、1975年に歴史的建造物に指定された建物です。そのポワチエ市庁舎前には、落ち着いた雰囲気のマレシャル・ルクレール広場があり、ポワチエの観光はここが起点といってもよいでしょう。
マレシャル・ルクレール広場には、お洒落なカフェやレストランが立ち並び、地元の人たちの憩いの場所。暖かい季節になると、テラスに設けられた席には人々が集まり賑わいます。クリスマスの時期には、クリスマスの風物詩ともいえるマルシェ・ド・ノエルがマレシャル・ルクレール広場に立ち、クリスマスムードを一気に盛り上げてくれます。ポワチエに訪れたら、観光はまずここからはじめましょう!
2.ノートルダム・ラ・グラン教会
ポワチエの街の中心にある荘厳な佇まいのノートルダム・ラ・グラン教会は、12世紀に建てられたポワチエ・ロマネスク様式の教会です。寄せ柱でできた左右の円柱や尖塔が特徴的な建物で、教会の正面扉口には、タンバン彫刻をもたないこの地方特有の造りになっています。ファサードには受胎告知やイエス・キリストの降誕、沐浴などを描いた素晴らしい彫刻が施されています。
教会内部は、ジャンヌ・ダルクが描かれたステンドグラスやマエスタの聖母とイエス・キリストが描かれたフレスコ画、彩色された美しい幾何学模様の柱などがあり、訪れた観光客を魅了させます。歴史に思いを馳せながら、この美しいノートルダム・ラ・グラン教会の観光をぜひお楽しみください!
名称:ノートルダム・ラ・グラン教会
住所:Place Charles de Gaulle, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:https://www.romanes.com/
3.ポワチエ裁判所
ポワチエ裁判所は、ポワチエの街の中央に位置します。12世紀に建てられたゴシック様式を代表する建築で、中世時代にはポワトゥー伯アキテーヌ公宮殿として使われていました。1429年、ジャンヌ・ダルクは神の啓示を聞き、ここポワチエを訪れます。王太子シャルルの側近や聖職者たちは、ジャンヌ・ダルクを宗教審問会にかけ、ポワトゥー伯・アキテーヌ公宮殿の大広間で3週間に渡る審問をしました。現在、裁判所の裏手にはジャンヌ・ダルクの像が置かれ、銅像の下にはそのときの審問を受けているジャンヌ・ダルクの様子が描かれています。
名称:ポワチエ裁判所
住所:10 Place Alphonse Lepetit, 86000 Poitiers
4.サン・ピエール大聖堂
ポワチエにあるサン・ピエール大聖堂は、プランタジネット朝時代のゴシック様式の建物です。サン・ピエール大聖堂観光の見どころは、12世紀のステンドグラス「磔刑」や13世紀に造られたフランス最古の聖歌隊席などです。また、18世紀にフランソワ・アンリ・クリコによって造られたパイプオルガンは、重要文化財に指定されており、一見の価値がありますよ。
名称:サン・ピエール大聖堂
住所:1 Rue Sainte-Croix, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:http://www.ot-poitiers.fr/cathedrale-saint-pierre/poitiers/tabid/49847/offreid/aaa0b3ab-17b9-441f-bf8d-8e4018159a20/detail.aspx
5.サン・ジャン礼拝堂
サン・ピエール大聖堂に隣接するサン・ジャン礼拝堂は、4世紀の建物で現存するフランス最古のキリスト教建築です。11世紀から14世紀の壁に描かれたフレスコ画や大理石の円柱、古代様式の柱頭付円柱などの貴重な宗教美術が残っています。現在は考古学博物館になっており、ポワチエの観光名所として多くの人が訪れます。
名称:サン・ジャン礼拝堂
住所:Rue Jean Jaurès, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:http://www.ot-poitiers.fr/baptistere-saint-jean/poitiers/tabid/49847/offreid/a66e5750-397d-42d1-9711-b77f6a3865ae/detail.aspx
6.サント・クロワ美術館
サン・ジャン礼拝堂の隣には、サント・クロア美術館があります。先史時代から中世初期までの発掘品や18世紀末から20世紀半ばまでの絵画などが所蔵されています。見どころは、オーギュスト・ロダンとカミーユ・クローデルの作品でしょう。中でもカミーユ・クローデルのコレクションは、フランスで2番目に匹敵する7作品が展示されています。
名称:サント・クロワ美術館
住所:3 bis Rue Jean Jaurès, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:https://www.poitiers.fr/c__231_977__Accueil_musee_Sainte_Croix.html
7.サン・ティレール・ル・グラン教会
サン・ティレール・ル・グラン教会は、1049年に建てられたロマネスク様式の教会です。柱頭彫刻「聖イレールの死」や11世紀末に描かれたロマネスクの壁画など、史跡として興味深いものが残っています。サン・ティレール・ル・グラン教会は、2000年に「サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地」としてユネスコ世界遺産に登録されました。
名称:サン・ティレール・ル・グラン教会
住所:26 Rue Saint-Hilaire, 86000 Poitiers
公式・関連サイトURL:https://www.patrimoine-histoire.fr/Patrimoine/Poitiers/Poitiers-Saint-Hilaire-le-Grand.htm
◎まとめ
いかがでしたか?さまざまな戦いの舞台となったポワチエは、貴重な史跡が数多く残る興味深い街です。現在は大学都市として知られており、先端技術の開発や研究機関が集まる活気ある街となっています。美しい街並や由緒ある建築はもちろん、歴史的背景に関心をそそられるポワチエの街で、観光を思う存分堪能してください。