ナポレオンの故郷を巡る旅!コルシカ島アジャクシオの観光名所12選

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ナポレオンの故郷を巡る旅!コルシカ島アジャクシオの観光名所12選

コルシカ島観光の中心となるアジャクシオは、かの有名なナポレオンが生まれた街です。街中にはナポレオンゆかりの観光スポットが点在しており、年中たくさんの観光客で賑わっています。歴史にちなんだ観光名所が多い一方で、リゾートらしい雰囲気が楽しめるのも魅力。真っ青な海と美しい海岸線、そこに建ち並ぶカラフルな建物は、訪れるすべての人を魅了して止みません。今回は、そんなアジャクシオでぜひ訪れたいおすすめの観光スポットを12ヶ所ご紹介していきます。

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ナポレオンの故郷を巡る旅!コルシカ島アジャクシオの観光名所12選

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1.ナポレオンの生家

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アジャクシオの港の海沿いの道から一歩外れたところに建つ、かわいらしい黄色い4階建ての建物が「ナポレオンの生家」です。この2階でナポレオンは生まれ10歳まで育ちました。外観は質素で小ぢんまりとしていますが、内部にはナポレオンのデスマスクや黄金の月桂樹の冠など、たくさんのお宝が展示されています。

ナポレオンが実際に使っていた部屋や当時の様子を再現した模型などを見ていると、ここに幼少期のナポレオンがいたということを実感できるでしょう。感動もひとしおです。わざわざこの生家を見るためだけに、世界中からファンが訪れるのも頷けますね。

日本語のオーディオガイドがあるので、英語がわからない方やナポレオンに関する知識がない方でも安心して楽しめるでしょう。ただし、アジャクシオを代表する人気観光スポットだけに混雑することが多々あります。特に、アジャクシオ港にクルーズ船が寄港している時間帯は要注意です。

2.アウステルリッツ広場のナポレオン像

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アジャクシオを観光しているとナポレオンの像がいくつもあるのに気が付くと思います。その中で最も立派なのが、「アウステルリッツ広場のナポレオン像」と言っても過言ではないでしょう。アジャクシオ市内中心部から徒歩で20分程のところにある、アウステルリッツ広場の奥に建っています。

花崗岩でできた台座は見上げるほどに大きく、階段頂上のナポレオンの姿は圧巻ですよ。階段の石版にはナポレオンの功績が彫り込まれおり、石版を守るように左右に建てられた鷲の像には、ナポレオンが生まれた年の1769と、亡くなった年の1821という数字が彫られています。

このナポレオン像からまっすぐ海に向かってメインストリートが伸びており、アジャクシオの街を一望できるのもポイント。ナポレオンもさぞかし眺めが良いでしょうね。市内から少し離れてはいますが、この大きな像は必見です。

3.ノートルダム・ド・アソンプション大聖堂

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アジャクシオは、かつてジェノヴァ共和国の支配下にありました。「ノートルダム・ド・アソンプション大聖堂」は、ジェノヴァ時代の1577年に建設が始まり、1593年に完成した大聖堂。歴史的建造物にも登録されていて、入口のファサードがバロック様式の特徴を醸し出しています。

アジャクシオの街に馴染むように佇む小さな大聖堂ですが、それでもナポレオンが洗礼を受けた場所とあって多くの観光客が訪れているのだとか。大理石の祭壇と天井のドームが特徴の大聖堂の中では、大きなパイプオルガンが幻想的な音楽を奏でています。ぜひその音色に耳を傾けてみましょう。

大聖堂を出るとその先には真っ青な海が広がっており、まるで心が洗われるようですよ。アジャクシオ観光の途中に立ち寄って、ちょっと休憩するのも良いかしれませんね。

4.ナポレオン記念館

アジャクシオの市庁舎の2階にある「ナポレオン記念館」は、アジャクシオに来たらぜひ訪れたい観光スポット。内部はさほど広くありませんが、ナポレオンの生家にもあるデスマスクのほか、ナポレオン家に関するものが多数展示されており見応え充分です。天井から吊る下げられたシャンデリアや、赤い壁紙に飾られた大きなナポレオン1世の肖像画、ゴージャスな内装を一目見ればきっと誰もが圧倒されるでしょう。

5.フェッシュ美術館

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フェッシュ宮殿の中にある「フェッシュ美術館」は、ナポレオンの母方の叔父であるジョゼフ・フェッシュ卿が創設しました。コルシカ島がかつてイタリア領であったことが影響しているのか、主にイタリアの絵画がコレクションされています。なんとその所蔵数は、パリのルーブル美術館に次ぐそうですよ。

館内にはラファエロやボッティチェリ、レンブラントといった代表的な画家の作品が揃っているほか、工芸品のコレクションも多数収められています。また、フェッシュ一族の納骨堂や5万冊所蔵の図書室も併設されており、一日中観光を楽しめるのも魅力です。アート好きの方にはぜひ訪れて頂きたいですね。

6.パラタ岬

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アジャクシオの中でも最も美しい称されているのが「パラタ岬」です。海を見おろす岩の塔は1551年に建てられました。パラタ岬は自然保護地区に指定されており、国から大切に保護されています。そんなパラタ岬からは、無人島のサンギネール諸島も臨めるのだとか。コルシカ語の「サングィ・ネーリ(黒い血潮の意)」が語源となった参議ネールは、地中海の青よりも黒っぽい色の海が特徴です。

7.マレシャル・フォッシュ広場

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アジャクシオ市庁舎の前に広がる「マレシャル・フォッシュ広場」は、ヤシの木がそびえる開放的な広場です。ここに建つナポレオン像は、ライオンの像と噴水に囲まれるように佇んでいます。近くには観光用プティ・トランの乗り場があり、アジャクシオ観光のスタート地点としてもおすすめです。

アジャクシオ市民の憩いの場でもあるマレシャル・フォッシュ広場周辺には、小さなレストランやカフェが建ち並んでいてとても賑やか。市内観光中の休憩に利用するだけでなく、行き交う人々を通してアジャクシオ市民の生活を垣間見てみるのも楽しいですよ。

8.アジャクシオ駅

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アジャクシオとバスティアを結ぶ「コルシカ鉄道」の出発駅となるのがアジャクシオ駅です。コルシカ鉄道は、ほとんどが単線なうえ狭い山ではすれ違う場所がないので、一日の本数がとても少ないのが特徴。アジャクシオ~バスティア間はたったの一日4往復ですので、見かけた方はラッキーですよ。

アジャクシオ駅の横には、線路と電車が見えるカフェがあります。コルシカ鉄道に乗る時間はないけど、ぜひ一目見てみたいという方にはおすすめです。アジャクシオの海と電車を見ながら、のんびり過ごすという贅沢な時間もまた旅の醍醐味ではないでしょうか?

9.ドゴール広場

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別名「ダイヤモンド広場」と呼ばれる「ドゴール広場」でも、ナポレオン像に会うことができますよ。
こちらに居るのは若き日の馬に乗ったナポレオンで、ジョセフ、ルイ、ルシアン、ジェロームの兄弟と一緒です。アジャクシオ観光の合間に何体のナポレオン像に会えるか、探してみるのも面白そうですね。

広場近くの交差点には王冠の形をした飾りがぶら下がっており、夜になるとライトアップされます。ロマンチックな雰囲気が漂いデートにもぴったり。観光客の撮影スポットとしても大人気なのだとか。広場にはメリーゴーランドもあるので、お子様連れの方は要チェックです。

10.アジャクシオ港

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アジャクシオはクルーズ船の寄港地として有名です。毎日マルセイユ、ニース、トゥーロンとの間を往復するフェリーが運航しています。コルシカ島の別名「地中海にそびえる山」を感じれられる観光スポットでもあり、フェリーで着いたばかの観光客にとっては一番ワクワクする瞬間かもしれません。

対岸の山と港と船が一緒にカメラに収められるので、アジャクシオ観光らしい写真を撮りたい方はぜひ足を運んでみましょう。アジャクシオへフェリーで来る方はもちろん、コルシカ鉄道や飛行機で来る方もぜひ港へ立ち寄ってみてくださいね。たくさんの船や大きなクルーズ船にきっと驚くはず。

11.ファーマーズ・マーケット

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アジャクシオに宿泊するなら、早起きして「ファーマーズ・マーケット」に出掛けみませんか?地元農家の方が出店する市場には、色とりどりの野菜や果物がいっぱい。チーズやパン、ドライフルーツ、ソーセージなどの加工食品のほか、ハーブやせっけんといったお土産に最適なアイテムまで幅広く揃っています。

食べ物は少量でも購入できるので、朝ごはんとして購入してみるのも良いでしょう。地元アジャクシオ市民とのコミュニケーションを楽しみながら、掘り出しものを探してみるのも楽しそうですね。港のすぐ近くに広がる開放的なマーケットは、朝のお散歩にはもってこいですよ。

12.ポルト湾

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「ポルト湾」は、1983年に世界自然遺産に登録されたコルシカ島の観光名所です。島の北西部に位置する小さな街カルヴィとアジャクシオの間にあります。地中海の青い海と赤い花崗岩の断崖が織りなすコントラストは、世界遺産に指定されるのも納得の美しさ。その絶景からは、自然の神秘と力強さを感じられます。

ちなみに、この赤い花崗岩はコルシカ島の火山活動で流れ出てきたものだそうですよ。周辺には洞窟や奇岩群もたくさんあるので、ぜひあわせて訪れてみてください。アジャクシオは古い街並みだけでなく、自然の保護にも力を入れている観光地です。いつまでもこの美しい景色を守って行きたいですね。

◎まとめ

勇ましいナポレオンのイメージとは少し異なり、故郷のアジャクシオはヤシの木が生えるのんびりとした港町です。ナポレオンの像があちらこちらに建っており、どこへ行っても「ナポレオンの街」だということがよく分かります。それと同時に力強い自然もたくさん残されており、歴史ある建造物と織りなす美しい風景を堪能できるのも魅力。わざわざ海を渡って世界中からファンが集まってくることも納得です。パリを経由すれば日本から最短で20時間程で行けるので、この機会に足を伸ばしてみるのも良いかもしれませんね。

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