タスマニア州デボンポートの観光スポット5選！自然の美しい小さな港町

オーストラリア大陸の南に浮かぶハート型の島タスマニア。南極に近いため、オーストラリアでは珍しく暖炉が付いた家が多い島です。デボンポートは、そのタスマニア島で第3の規模をもつ港湾都市。それでもさして大きくはない町ですが、観光の見どころはたくさんあります。とくに海岸が美しく、風に吹かれながらのマリンスポーツが人気！サラサラ砂のビーチを歩くのも心地よいでしょう。またデボンポートでは、先住民アボリジニの歴史も学ぶことができます。今回は、そんなタスマニアの港町デボンポートでおすすめの観光スポットを5つご紹介します。

1. タスマニア樹木園

デボンポート郊外のタスマニア樹木園には、原生林を思わせるたくさんの木々に大きな湖が広がります。

緑も美しいですが、見どころは湖で泳ぐカモノハシ！哺乳類でありながら卵を産むことから、「世界で最も奇妙な哺乳類」と言われています。カモのようなくちばしに体毛をもち、見た目はラッコのような不思議な動物。デボンポート観光でタスマニア樹木園を訪れたら、ぜひカモノハシの姿を探してみてください。

湖の周りには珍しい樹木がいろいろ生えていて、自然そのままの姿に生命力を感じることでしょう。ちょっとしたパワースポットのような観光地でもあります。

2. ホーム・ヒル

ホーム・ヒルは、デボンポートの歴史観光で定番のスポットです。ここは、オーストラリアの首相としては今日まで唯一のタスマニア島出身者である、ジョゼフ・ライオンズの旧宅。1916年に建てられ、ライオンズは1932～39年まで首相を務めました。

白亜の歴史ある美しい建物は保存状態も良く、邸内には調度品や家族写真も飾られています。個人で見学することもできますが、アフタヌーンティーとツアーガイドのついたパッケージプランもおすすめですよ。

また、ホーム・ヒルは庭園も手入れが行き届いていて、花々の咲く季節はとくにきれい！タスマニアが誇る歴史上の偉人の足跡を、ぜひデボンポート観光でたどってみてください。

3. ドン・リバー鉄道

デボンポート市街の西を流れるドン川に沿って走る、タスマニアの保存鉄道です。河口までわずか3キロの列車ミニ旅行ですが、デボンポートを訪れる観光客にとても人気です。

運営はデボンポートのボランティアによる鉄道保存団体が行っていて、民間の鉄道会社ではありません。ですが、実際に列車に乗ることができ、また車両の整備なども見学できるのでとっても本格的！短い距離でも十分に楽しめるでしょう。

車両基地が博物館となっていて、ディスプレイとしての車両展示もあります。ボランティアの人が観光客をガイドしてくれるので、大人も子供も楽しめる観光スポットですよ。

4. コールズ・ビーチ

タスマニアといえば美しい海！やはりビーチで楽しむのはおすすめです。デボンポートで人気の砂浜といえばコールズ・ビーチ。燦々と輝く太陽の日差しを浴びながら、心地よい海辺をゆっくり歩いて、素敵なシーサイド観光を満喫しましょう。

サーフィンや海水浴に興じるのはもちろん、浜辺でのんびり過ごすのもいいですね。干潮時には干潟のようになるので、小さな子供連れの人には砂浜の生き物探しなども面白いでしょう。トイレや駐車場も完備されているので、半日や一日滞在しても無問題です。

5. マージー・ブラフ

デボンポート市街の北にこぶのように突き出た岬。ここマージー・ブラフは、デボンポートで一番の眺望観光スポットです。断崖の岬にはくいだおれ太郎のようなストライプが印象的な灯台が立ち、さらにその先には岩の先の展望台があります。目の前にはバス海峡の海原が広がり、日本では考えられない方角から昇り、沈んでいく太陽を美しく眺められますよ！

灯台の近くには、アボリジニの伝統文化を伝える施設「ティアガッラ」があります。館内にはアボリジニの歴史や暮らしにまつわるパネルや資料が展示されていて、こちらもおすすめの観光スポット。アボリジニグッズを販売するコーナーもあるので、デボンポートでお土産を探す際にも便利です。

◎まとめ

デボンポートの観光スポットを5つ選んでみました。タスマニアは独自の自然が豊富に残り、世界中のネイチャーツアー好きが集まる島。その観光拠点として、静かで過ごしやすいデボンポートはうってつけですよ。デボンポートへは飛行機のほか、メルボルンから船で渡ることもできます。

タスマニア州デボンポートの観光スポット5選！自然の美しい小さな港町