ベトナム中部ドンホイでスリル満点の洞窟観光！おすすめスポット6選

ベトナムの観光地と言えばホーチミン、ハノイを筆頭に中部の古都やビーチが有名ですよね。でも、近年観光客が著しく増加しているスポットが中部の都市ドンホイにあるのを知っていますか。それが、フォンニャケバン国立公園内の洞窟です。

イギリス人の洞窟探検家リムバート氏がこの地を訪れたのは1990年。以降、ベトナム人の協力を得ながら洞窟探検を継続した結果、新ルートや新洞窟を発見してきました。

観光客向けに整備が終わり、一般公開された洞窟では、多くの観光客がリムバート氏の探検を追体験できるようになりました。洞窟観光前後に南シナ海に面したドンホイの街で美しいビーチを優雅に堪能することもできますよ！

1.フォンニャ洞窟

2003年、ユネスコの世界遺産に登録されたことで観光客から注目を浴びるようになった、ベトナム中部ドンホイにあるフォンニャケバン国立公園。大小合わせて300もの洞窟が存在しますが、その内のひとつフォンニャ洞窟は、特に人気の観光スポットとして知られています。

洞窟入り口まで船で30分。クルーズ中の自然豊かな景色もお見逃しなく！大きく口を開けた洞窟入り口をくぐると、エンジンを止め手漕ぎに切り替えて再出発。最低限に抑えられたライトアップにより、自然の姿に近い鍾乳洞を見ることができますよ。

観光ベストシーズンは雨季の初めですが、大雨の後は水かさが増して天井が低くなり、ボートが進入できないこともあるので要確認。
ベトナム中部の都市フエから日帰りツアーが出ていますが、片道4時間のバス移動はきついという方は、最寄りの都市ドンホイで1泊すると良いでしょう。

同公園内の「天国の洞窟」も併せて探検してみては？

2.天国の洞窟

「まるで天国のような美しさだ」と形容されたことから、そのまま洞窟の名前として定着した天国の洞窟。ベトナム語では、ティエンドゥオン洞窟と言い、ドンホイ西部フォンニャケバン国立公園内にあります。

入り口から1km地点までが観光客へと一般公開されたのは2010年。2012年にはさらに7km地点までの公開がスタートしましたが、こちらは洞窟を知り尽くしたレンジャーの同行が必須です。ヘルメットなどひと通りの装備品は貸し出されますが、安全を考えると靴や軍手は自分で持って行った方が良いですね。

途中から道が険しくなったりカヌーで進んだりと、本格的な冒険が待ってます。観光のハイライトは、折り返しの7km地点。地上から光が差し込む唯一の場所なんですよ。

改めて洞窟の巨大さに圧倒され、地球の神秘を感じざるを得ません！ドンホイでとびっきりのアドベンチャーを体験してみてはどうでしょうか。

3.Nhat Le beach

ドンホイの観光スポットは、洞窟だけではありません。ビーチリゾートの開発が近年急速に進み、海岸沿いにリゾートホテルが建ち始めています。
ビーチの美しさが国内外の観光客に知れ渡るようになってきたから、というのが理由でしょう。

そんなビーチのうちのひとつNhat Le beachは海の透明度が高く、砂浜の砂も細かくさらさら。思わず波打ちぎわを裸足で歩きたくなりますよ。
朝早く起きて、弧を描くようにどこまでも続くように見える砂浜を散歩してみてはどうでしょうか。砂浜に立てられた巨大なパラソルの下で、のんびりするだけでも南国気分を大いに味わえますね。

ドンホイの街の中心部からは橋を越えて徒歩20分ほど。海岸沿いのレストランでは南シナ海の新鮮なシーフードも楽しめます。

3.ダークケーブ

空中に伸びたワイヤーにハーネスをつけ、10mの高さから滑走するジップラインを経て入り口まで泳ぐ、と言うしょっぱなからアトラクション感満載の観光スポットが「洞窟ダークケーブ」。「暗闇の洞窟」の名に違わず洞窟内は漆黒の闇。ヘッドライトの明かりを頼りに注意して進みます。

この洞窟にしか生息していない「ダークケーブ」と名付けられた、小さなクモを見つけられたらラッキーと観光客の間で噂です。そして、最後に到着する泥の池はこの観光のハイライト！不思議なことに体が水に浮きます。

洞窟探検が終わると、カヤックを漕いで元の場所へと戻ります。所要時間は1時間ちょっとですが、内容盛りだくさんの観光ツアーですね！

雨期は水かさが増して危険になり、閉鎖する日もあるのでご注意。
ドンホイの街から1時間のフォンニャケバン国立公園内にあります。

4.Mooc spring

フォンニャケバン国立公園内には、洞窟以外にも観光スポットがあるんですよ。それがMooc spring。ダークケーブから2kmほど奥へ行ったところです。
青く澄み渡るとてもきれいな渓流があり、観光客から支持を受けています。ランなどの植物を愛でながら、石の小道を歩いたり竹の橋を渡るトレッキングは、誰でも手軽に森林浴ができると人気です。

また、よりアクティブな人向けには、カヤッキングや川の上に設置された仕掛けを、自らの力で渡っていくアトラクションなどが用意されていて、幅広い観光客を対象に楽しめる施設になっています。

お腹が空いたら併設のエコレストランで、伝統的なベトナム料理を。
ドンホイに来たらぜひ訪れたい観光スポットですね！

5.ソンドン洞窟

世界最大の洞窟とされるソンドン洞窟の発見により、ベトナム中部の街ドンホイは、一躍世界的な観光地になりました。

2009年に専門家による正式な調査が開始されるまでは、未開の地と言っても過言ではなかったこのソンドン洞窟は、全長9km、高さは最大でなんと240m！地下河川が流れていたり、一部ジャングル化していたりと、洞窟の魅力をぎゅっと全て詰め込んだような、地球上で唯一無二の存在と言っても過言ではありません。

現在は、現地オサリス社1社のみが4、5日間のツアーを催行しています。催行時期は1年間のうち9ヶ月ほどで、募集人数にも限りがあり、さらに予約を一斉にスタートするので、毎年予約殺到の世界的に人気な観光ツアーです！

観光というよりは冒険に近いかもしれませんが、一生に一度は行ってみたい場所としてドンホイの街と併せて、このソンドン洞窟を覚えておきたいですね！

6.Da nhay beach

洞窟観光で疲労した体を癒すなら、ドンホイ市街地から25kmのところに位置するDa nhay beachへ足を伸ばしてみはどうでしょうか。ドンホイの他のビーチと同じように、海は青く砂浜はきめ細やかで、泳いでも良し、眺めるだけでも良しのビーチです。

ココナッツジュースを片手に波の音を聞き、ハンモックで揺られながらうたた寝なんて極楽ですね！エビやカニなど、新鮮な魚介類を提供するレストランがあることも、観光客をこのビーチへ呼び込む理由となっています。

「ジャンプする岩」のビーチとベトナム語で名づけられた由来となった、隆起した岩々はそれぞれ表情が違い、思わず写真を撮りたくなるでしょう。
小高い丘の上へ登れば、その岩全体を見下ろすことができますし、南シナ海を水平線の彼方まで一望する絶景が待っていますよ。

◎まとめ

いかがでしたか？
洞窟探検家の飽くなき探究心により発見され、一般の観光客へも公開されることとなった数々の洞窟を訪れてみたくなりましたか？
どの洞窟も違った顔を持っているのでどこに行こうかとっても悩みますよね。もちろん、近年リゾート開発が急速に進んでいるドンホイの美しいビーチを満喫する時間も観光プランを立てる際はお忘れなく。

ドンホイへのアクセスはフエから電車やバスが至近です。フエからの日帰りツアーも催行していますよ。
また、ホーチミンやハノイからドンホイ空港への就航もしていますので、ぜひベトナム旅行の際は、ドンホイを候補のひとつに入れてみてくださいね！

ベトナム中部ドンホイでスリル満点の洞窟観光！おすすめスポット6選