フランス最古で最大の港町!マルセイユでおすすめの観光スポット27選

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フランス最古で最大の港町!マルセイユでおすすめの観光スポット27選

フランスを代表する観光都市パリとリヨンに次ぐ、第三の都市として知られるマルセイユ。フランス最大級の港を有するマルセイユは、地中海の貿易の拠点として栄えた輝かしい歴史を持つ港湾都市です。その歴史はなんと約2600年。古くから栄えてきた港町らしく、マルセイユにはエキゾチックな雰囲気を楽しめる観光スポットがたくさんあります。2013年には欧州文化都市にも選ばれ、歴史スポットに加え多くの文化施設が増えつつあるマルセイユ。パリのリヨン駅からTGV(高速鉄道)で3時間と、気軽に足を運べるのも魅力です。それでは、フランス最古の港湾都市マルセイユでぜひ訪れたいおすすめの観光スポットをご紹介していきましょう。

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フランス最古で最大の港町!マルセイユでおすすめの観光スポット27選

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1.ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

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「ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院」は、マルセイユの小高い丘の上に佇むローマ・ビザンチン様式の聖堂です。教会から眺める青い海と街並みは素晴らしく、絶景スポットとしても人気を博しています。大聖堂の塔には金色に輝く聖母像がそびえ立っており、まるでマルセイユの人々を見守っているかのようです。

内部の壁には美しいモザイク画が描かれているほか、柱には特徴的な紅白の縞模様が施されています。港町として栄えたマルセイユの聖堂だけあって、航海の無事を祈る船の模型もたくさん見られますよ。壁には第二次世界大戦時に受けた銃弾の跡もあり、マルセイユの歴史も垣間見られる観光地となっています。

聖堂は毎朝7時に開くので、朝の礼拝に参加してみるのも良いでしょう。朝日に照らされるマルセイユの街並みも見逃せません。マルセイユの長い歴史に触れながら地中海の絶景をも楽しめる、そんなマルセイユを代表する観光スポットです。

2.マルセイユ旧港

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フランス最古の港として有名な「マルセイユ旧港」。19世紀までは貿易の中心として活躍しましたが、現在は小型船舶用のヨットハーバーとして使用されています。そんな旧港の名物といえば、中央にあるベルジュ埠頭で開かれる市場。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類のほか、石鹸やお茶など様々な品物が並びます。

日本でもお馴染みのサバやマグロに始まり、オマール海老やムール貝、ウツボ、カキ、タコなどマルセイユ自慢のシーフードが並ぶ様子は見ているだけでも楽しいですよ。旧港周辺にはレストランもたくさんあるので、本場の味を堪能してみるのもおすすめです。中でも名物のブイヤベースはぜひ食べておきたいですね。

もう一つ、マルセイユの名物として有名なの物といえば石鹸。色とりどりのかわいらしい石鹸は、マルセイユの定番土産としても高い人気を得ています。天然素材だけで作られている上、体だけでなく全身に使えるのもうれしいところ。雑貨類が目当ての方は、午後から市場へ行ってみると良いですよ。

3.カランク国立公園

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「カランク」とは深く入り組んだ入り江のこと。マルセイユからカシの街を結ぶ海岸線は、石灰岩が切り立つカランクになっており、その一帯が国立公園に指定されています。青い海と白い断崖絶壁、そして豊かな緑に彩られた景色は息をのむほど美しいですよ。フランスのみならず海外からの観光客にも大人気です。

この地は氷河期の地殻変動によってできた自然の驚異に触れられる場所としてだけでなく、先史時代最古の壁画が見つかった歴史スポットとしても注目を浴びているのだとか。そんなカランク国立公園を観光する際は、マルセイユ旧港から出ているボートツアーに参加するのがおすすめです。

90分ほどのクルーズ観光ですが、晴天で条件が整った日にはエメラルドブルーの海景を見ることができるほか、運が良ければイルカの群れと遭遇することも。ただし、船がかなり大きく揺れるので船酔いしがちな方は要注意です。座る場所によっては、全身びしょ濡れになることもあるそうですよ。

4.イフ城

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「イフ城」は、マルセイユの旧港から船で20分ほどの場所に位置するイフ島に佇む要塞です。アレクサンドル・デュマの小説『岩窟王(モンテ・クリスト伯)』で主人公のダンテスが幽閉された牢獄としても知られており、脱獄が困難なことから実際に政治犯などの監獄としても使われていました。

要塞として建設されたお城だけに、華美な装飾などは一切なく、ちょっぴり憂いに満ちた雰囲気が特徴。
城内には、かつて囚人が壁に彫った文字などが今もそのままの状態で残されています。

旧港から出るフェリーは、イフ島を経由してフリウル島へ行きマルセイユ旧港へと戻ります。フリウル島の港周辺には、美味しいシーフードレストランがたくさんあるので、立ち寄って食事を楽しむのもおすすめです。イフ島とフリウル島の2島を巡るお得なチケットもありますよ。

5.マルセイユ旧港の大観覧車

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高所からマルセイユの眺望を楽しむなら、旧港にそびえる大観覧車へどうぞ。この巨大観覧車は、海外の観光スポットではお馴染みの移動式観覧車で、箱型のゴンドラではなく簡易的な手すりのみというスリル満点のアトラクションです。地中海の潮風を浴びながら、港町マルセイユのならではの観光を満喫しましょう。

高さ42mからの景色は一見の価値ありですよ。夕方に乗って夕焼けを眺めるも良し、夜のライトアップされた観覧車から港を眺めるのも良し。途中、回転が止まるタイミングがシャッターチャンスです。観覧車からしか眺められない、美しいマルセイユの景色を体験してみてくださいね。

6.サン・ジャン要塞

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「サン・ジャン要塞」は、1660年にルイ14世の命令によって建てられました。旧港に2つある要塞の一つで、東側に建つ「サン・ジャン要塞」のほかに西側の「サン・ニコラ要塞」があります。フランス革命時には牢獄の役割も果たしたというサン・ジャン要塞だけに、高い城壁で囲まれた堅固な外観とシンボルの塔からは威厳すら感じられます。

歴史的価値があるだけでなく、絶景スポットとしても名高いサン・ジャン要塞。特にここから眺める旧港の景色は大変美しく、マルセイユ観光案内のパンフレットにも度々起用されているのだとか。敷地内にはチャペルやレストラン、庭園、ビーチなどもあり、のんびりリゾート気分を味わいたい方に最適の観光スポットとなっています。

7.ヨーロッパ地中海文明博物館

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「ヨーロッパ地中海文明博物館」は、2013年にマルセイユが欧州文化首都に選ばれたことを記念して建設された巨大ミュージアムです。別名「地中海ギャラリー」とも呼ばれており、先史時代から今日までの地中海周辺の歴史や文化、他民族の交流をテーマに約2万点以上の所蔵品が展示されています。

ここで注目すべきは、卓越したデザインの建物。壁が鉄骨でできたレース模様になっており、降り注ぐ太陽の光と影のハーモニーを存分に楽しめます。「世界で最も美しい博物館」と称されるのも頷けますよ。マルセイユ旧港の橋にあるサン・ジャン要塞とは橋で結ばれているので、気軽に足を運んでみてくださいね。

8.ヴァロン・デ・ゾフェル

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「ヴァロン・デ・ゾフェル」は、マルセイユの港にある小さな漁村です。そこはフランス最大の港町にあるとは思えないほど穏やかな雰囲気が漂っており、都会の喧騒から逃れてのんびりと過ごしたい方にはうってつけ。情緒ある街並みを散策しながら、漁村ならではのローカル料理を堪能しましょう。

港周辺にはかつて漁師たちが住んでいた「カバノン」という小さな家が軒を連ねているほか、入り江にはカラフルな小舟「ポワンチュ」が停泊しているなど、まるで絵葉書のようなパノラマが広がっていますよ。
そんなヴァロン・デ・ゾッフまでは、マルセイユ市内を循環している「カラーバス」で行くのが便利です。

9.スタッド・ヴェロドローム

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「スタッド・ヴェロドローム」は、フランスで二番目に大きなスタジアムです。1937年の建設当初は自転車競技トラックだったため「ヴェロドローム(自転車競技場)」と呼ばれていましたが、2016年6月にフランスの通信会社オレンジが命名権を取得したことにより「オレンジ・ヴェロドローム」へと改名しました。

現在はサッカーのプロリーグ「オランピック・ドゥ・マルセイユ」の本拠地として広く知られているほか、1998年に開催されたFIFAワールドカップ・フランス大会の会場としても有名。「オランピック・ドゥ・マルセイユ」は欧州でも人気のサッカークラブだけに、サッカーファンの方にはぜひ訪れて頂きたいですね。

10.パレ・ロンシャン

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「パレ・ロンシャン」は、マルセイユの旧市街東部の高台に位置する宮殿です。1839年に干ばつと人口増加の水不足解消のために給水施設が造られ、その後1869年に宮殿が増設されました。鳥が翼を広げたような姿が印象的なパレ・ロンシャン。なんと右側には自然史博物館が、左側には美術館が備えられています。

貯水棟の設計はニーム出身の建設家アンリ・エスペランデューによるもの。彼は、マルセイユで最も有名な観光スポット「ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院」も造った人物でもあります。

館内には世界中から集めた動物標本や水族館があるほか、宮殿周辺には庭園もあり、ピクニックを楽しんでいるマルセイユ市民の姿も見られますよ。さらに宮殿前の噴水には、「豊穣の象徴」といわれる女神の彫刻が飾られているのも特徴。その優雅な姿に思わず観光客もうっとりしてしまうでしょう。

11.マルセイユ大聖堂

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「マルセイユ大聖堂」は、1893年に建てられたローマカトリック教会の大聖堂です。地中海の青い海と空に映える荘厳な雰囲気が魅力で、マルセイユの主要観光スポットの一つとして高い人気を得ています。
長さ142m、高さ70mのフランス最大規模を誇る大聖堂は、内部に3000人もを収容できるそうですよ。

内装は至ってシンプルですが、床にはデザインが素敵なタイルが張られているほか、天井は高く八角形のドームとなり厳かな雰囲気を漂わせています。海側の通りには2014年にオープンしたショッピング街があるので、あわせて観光してみるのも良いかもしれませんね。

12.サン・ヴィクトール修道院

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マルセイユ旧港の南側に位置する「サン・ヴィクトール修道院」は、5世紀初頭に建築されたフランス最古の修道院です。4世紀に殉職したヴィクトール(漁師の守護聖人)を祀るために建設されたもので、何度も改築や修復を繰り返していくうちに要塞化していきました。

見どころは、キリスト教徒たちが眠る石棺が収められた地下礼拝堂。実はここ、18世紀頃には刑務所として使用されていた歴史があり、現在も発掘調査などが行われている歴史スポットでもあるのです。礼拝堂の片隅に佇む「黒いマリア像」も必見ですよ。

13.カヌビエール通り

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マルセイユの中心部を貫くように続く「カヌビエール通り」。ここはマルセイユで最も美しい通りの一つで、別名「マルセイユのシャンゼリゼ」とも呼ばれています。カヌビエール通りを中心にショップやレストラン、カフェ、観光名所が並んでいるので、マルセイユ観光で困った時はまずはこちらへどうぞ。

カヌビエール通りにはマルセイユ名物のトラムも通っており、観光の拠点とするのにぴったり。おしゃれなフランス観光らしく、テラスカフェで一休みなんていうのも良いですね。冬にマルセイユを訪れる方は、1803年から続く「サントン市場(クリスマス・マーケット)」も狙い目です。

14.パニエ地区

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マルセイユ旧港の北側に位置する「パニエ地区」は、かつて漁師たちが集まって住んでいた趣ある居住地区です。細い路地は階段が入り組んでおり、マルセイユのちょっとした下町情緒を感じられるでしょう。現在でも、マルセイユで最も古いといわれる建造物が多く残されています。

もう一つの特徴は、多くの職人がアトリエを構えているということ。ウォールアートだけでなく彫刻を施したドアやオブジェがあちらこちらに飾られており、アーティスティックな雰囲気を思う存分楽しめます。
ガラス製品や雑貨、お菓子などを扱う個人店もたくさんあるので、お土産探しをするのも良いかも。

15.ユニテ・ダビタシオン

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パリを中心に活躍した近代建築の三大巨匠ル・コルビュジエ。彼が設計した一連の「ユニテ・ダビタシオン(集合住宅)」の中でも、規模や都市計画的意義において最も評価の高いユニテ・ダビタシオンがここマルセイユにあります。建築好きの方には、まさに聖地のような観光スポットですね。

17階建ての1階部分は柱のみという「ピロティ」と呼ばれる設計が特徴的。建物内には、住宅のほかにホテルや郵便局、幼稚園まであり、建物が一つの街を形成しています。また、屋上にある庭園からはマルセイユの美しい景色を一望することができますよ。

このユニテ・ダビタシオンを見学する際は、観光案内所主催のガイドツアーに参加するのがおすすめ。建物の中の1室を見学できるほか、予約が取れれば実際にホテルとして宿泊することもできます。かの有名なコルビュジエが手掛けた物件に泊まれるなんて、まるで夢みたいだと思いませんか?

16.ファロ宮殿

出典: S-F/Shutterstock

「ファロ宮殿」は、マルセイユ旧港から徒歩10分程の南の丘にある宮殿です。1852年にナポレオン3世が、ウージェニー皇后に贈った宮殿としても知られています。1904年からは医学校として利用されていましたが、その後マルセイユ市の所有となり、現在は会議や見本市などのイベント会場として利用されています。

残念ながら内部見学はできませんが、マルセイユの景色を一望できる絶景スポットとして訪れる価値はあるでしょう。宮殿前の芝生はマルセイユの憩いの場として人気を博しており、ピクニックや日向ぼっこを楽しむ市民で賑わっています。夜間のライトアップもとても綺麗ですよ。

17.マルセイユ歴史博物館

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ヨーロッパ最大規模を誇る「マルセイユ歴史博物館」は、マルセイユが港町として栄える以前の紀元前600年頃からの歴史を学べる観光スポット。広大な敷地内には、古代の城跡や港の跡など様々な遺跡があるほか、マルセイユが港湾都市だったことを感じられる巨大な船の模型などもあり見応え充分です。

ほかにも、マルセイユ名産の石鹸やの歴史やプロヴァンス地方の歴史、当時の生活を垣間見ることができる展示などが充実しており、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめるのもうれしいところ。博物館は「サントル・ブルス」というショッピングセンター内にあるので、買物がてら立ち寄るのもおすすめです。

18.ボレリー公園

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17世紀にフランスの商人だったジョセフ・ボレリー氏によって建設された「ボレリー公園」。園内にはフランス式庭園とイギリス式庭園、植物園、競馬場、噴水広場、カフェなどがあり、終日たくさんの観光客で賑わっています。それもそのはず、このボレリー公園はフランスで最も有名な公園でもあるのです。

2013年に美術館として生まれ変わった「ボレリー邸」には、18世紀頃の織物や陶器、ファッションアイテムなどボレリー家のコレクションが展示されています。敷地内には日本庭園もあり、毎年秋には文化交流イベントも開催されるのだとか。ぜひ時期をあわせて訪れてみたいですね。

19.OKコラル

マルセイユから車で40分程の場所にあるキュージュ=レ=パン地区に、1966年にオープンした小さな公園が「OKコラル」です。およそ40ヘクタールの敷地内には、プロヴァンスをテーマにした30以上ものアトラクションのほか、馬のライブショーを鑑賞できるステージなどが備わっています。

小さなお子様向けのアトラクションから絶叫マシーンまで何でも揃っているので、ファミリーでの観光やデートにもぴったり。ピクニックエリアでのんびりランチを楽しんだり、園内にあるスナックバーやレストランでグルメを味わうのも良いでしょう。宿泊施設を利用して泊りがけで楽しむのもおすすめです。

20.プチ・トラン・マルセイユ

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「プチトラン」は、蒸気機関車の形をした観光用のミニ列車(バス)です。ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院を往復しながら美しい地中海沿いを走るルートや、マルセイユの下町情緒たっぷりのパニエ地区を走るルート、対岸のフリウル島内を夏期限定で走るルートの計3ルートを運行しています。

急勾配の坂道や狭い路地が多いマルセイユを効率よく観光するには、このプチ・トランが不可欠と言っても過言ではありません。特に丘の上にあるノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院へ行くなら、断然プチ・トランがおすすめ。毎日20分おきに運行していてとても便利ですよ。

21.旧施療院

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マルセイユの下町・パニエ地区にある「旧施療院」は、17世紀に貧民救済施設として建てられた施設です。慈善院とは思えないほど壮麗なバロック・ローマ様式の建物は、マルセイユ出身の画家で建築家のピエール・ピュジェによって建てられたもの。現在はマルセイユの総合文化センターとして機能しています。

内部には中央礼拝堂と美術館、先住民族博物館、地中海考古学博物館などがあります。中でも地中海考古学博物館にある展示物が有名で、古代エジプト彫刻のコレクションはルーブル美術館よりも素晴らしいと評判なのだとか。地中海の壮大な歴史ロマンに触れる観光を楽しみましょう。

22.マルセイユ・サン・シャルル駅

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マルセイユの玄関口である「マルセイユ・サン・シャルル駅」は、改装されたばかりの近代的な美しい駅です。小高い丘の上に位置し、駅の南東側にあるテラスからは素晴らしい眺望を臨めます。歴史的建造物にも指定されている駅前の大階段は、マルセイユに降り立ったばかりの観光客でいつも賑わっていますよ。

メトロの駅やバスターミナル、ショップ、レストラン、ホテルなどがありとても便利なので、ここを拠点にマルセイユを観光するのもおすすめ。なんと駅前には、東横INNグループがフランスで初めて開業した「東横INNマルセイユ・サン・シャルル駅前」もあります。ただし、周辺はあまり治安が良くないため、スリなどの被害に遭わないよう注意が必要です。

23. サン・ヴァンサン・ド・ポール教会

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「改革派教会-サン・ヴァンサン・ド・ポール」は、カヌビエール通り堂々とそびえるゴシック様式の聖堂です。貧者に尽くしたカトリック教会の司祭・ヴァンサン・ド・ポールゆかりの教会として知られてます。

ゴシック様式ならではの美しい2本の尖塔と丸い窓が印象的。内部は荘厳な雰囲気でステンドグラスも美しく、細部にまで施された石細工も見応えがあります。赤ちゃんを抱いたマザーテレサの写真も展示されているほか、正面にはジャンヌ・ダルクの像も置いてありますよ。

24.マルセイユ美術館

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1801年に開館した「マルセイユ美術館」は、パレ・ロンシャンの中にある美術館です。「芸術の都」と呼ばれるパリでも見ることができない、プロヴァンス派の作品を多く展示することで知られています。広々とした豪華な雰囲気の中で、宮殿見学とアートの両方を楽しめるなんて贅沢だと思いませんか?

見どころは、マルセイユ出身の画家アドルフ・モンティセリの作品。彼は、印象派の代表画家ポール・セザンヌと親交があったことでも知られているほか、同じく印象派のゴッホに多大なる影響を与えた画家としても有名です。ぜひこの機会に、マルセイユが生んだ巨匠の作品に触れてみましょう。

25.ポワント・ルージュ

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「ポワント・ルージュ」は、マルセイユで最大のビーチです。砂浜を散策するのはもちろん、海水浴やウォータースポーツも楽しめます。夏にはトイレやシャワーなども備えられるので、一日中過ごすことも可能。近くのフィッシュマーケットでシーフード料理を堪能するのもおすすめです。

ビーチ沿いの遊歩道では、ランニングやロードサイクルなど、思い思いの時間を楽しむマルセイユ市民の姿も見られますよ。マルセイユ自慢の美しい夕景や、ライトアップされた街の夜景もお見逃しなく!

26.グロベ・ラバディエ博物館

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繊細な装飾とインテリアが美しい「グロベ・ラバディエ博物館」は、1873年に建てられた美術館です。マルセイユの事業家で芸術家でもあった、ラバディ夫妻によって収集されたコレクションが展示されています。

16~18世紀のフランス絵画や彫刻、エレガントな家具やなどが当時の姿のまま展示されており、まるで彼らの生活を垣間見ているかのよう。夫妻が好きだったムスティエの陶器やフランドルのタペストリー、家具なども見応え充分です。

27.凱旋門

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「マルセイユに凱旋門?」も驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと驚きなのがマルセイユでも認知度が低いということ。これぞ、知る人ぞ知る穴場観光スポットですね。パリのエトワール凱旋門のように大きくはありませんが、ルイ14世の名誉とパリ条約を記念して1784年に建設が計画されました。

しかし、フランス革命により建設は一旦中断。パリのエトワール凱旋門同様、マルセイユの凱旋門も戦没者慰霊碑として1823~1839年にかけて建てられました。高さは約17.7mで、アーケード部分は10.4m。小さな公園にポツリと建っていますが、彫刻の素晴らしさはお墨付きです。綺麗に磨き直された凱旋門は、白く輝き美しい姿を誇っていますよ。

◎まとめ

常にフランス最大の港湾都市としての地位を守り続けたマルセイユ。魅力的な観光スポットが多く、何度訪れてもレトロモダンな雰囲気に心癒されます。マルセイユのシンボルでもある「ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院」のマリア像は、今でも地中海を行き交う船やマルセイユの人々を優しく見守ってくれています。観光を満喫した後は、マルセイユ発祥といわれるブイヤベースもぜひ味わってください。ピカソやシャネルにも愛されたという、南仏の人気観光地のマルセイユの旅を心ゆくまでどうぞ。

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