産業革命の歴史漂うフランス・ミュルーズのおすすめ観光スポット5選

画像出典:Pline (CC BY-SA 3.0)

産業革命の歴史漂うフランス・ミュルーズのおすすめ観光スポット5選

ドイツとスイスの国境近くに位置するミュルーズ。繊維産業から発展し、産業革命で急速に発展したミュルーズは、他の観光地とは一味違う産業関係の観光スポットがたくさんありますよ。製造業の歴史が分かりやすく展示された博物館は、どれも規模が大きくてじっくり回ったらあっという間に時間が過ぎてしまうほどの充実ぶり。また、かつてスイスの州と連合した小さな独立国だった頃の名残も残っています。歴史的な建物も大切に残していて、2008年にはフランス政府から「芸術と歴史の町」ラベルを取得し、伝統を保護し活用している地区としてお墨付きが与えられました。ワクワクするようなミュルーズの観光スポットをご紹介します!

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産業革命の歴史漂うフランス・ミュルーズのおすすめ観光スポット5選

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1.ミュルーズ自動車博物館

出典: John Seb Barber (CC BY 2.0)

ミュルーズに観光に来たら欠かせないのがミュルーズ自動車博物館です。世界最大級でとにかく広い敷地はなんと25,000平方m。もとはフリッツ・シュルンプ兄弟所有の紡績工場だった土地に、ヨーロッパのブランド車を中心に400台以上の名車が集結しています。どれも貴重な車ばかり。見ているだけでため息が出そうになりますよ。

クラシックカーやモータースポーツなどカテゴリーに分けて展示されているので、お気に入りのジャンルがあればまずそこから観光を始めるのをおすすめします。そして、ミュルーズ自動車博物館に行ったら必見なのが、貴族や富豪のために開発されたという世界一高額な超豪華車、ブガッティ・ロワイヤル、1001馬力のブガッティのヴェイロンです!これは他ではなかなか見られませんの見逃さないでくださいね。

館内を走るミニバスに乗って観光することもできるので、時間がない方は利用してみてください。

2.フランス鉄道博物館

出典: B.Zsolt (CC BY-SA 3.0)

産業革命と言えば蒸気機関車をイメージする方も多いかと思います。産業革命の町ミュルーズには歴史を物語るフランス鉄道博物館があって、観光客を魅了しています。設立の構想は1900年のパリ万博の頃からあったそうですが、正式な開業は1976年なので比較的最近なんですね。

ヨーロッパ最大級の鉄道博物館には、「休暇の鉄道」、「鉄道と山」、「公用列車」、「鉄道と戦争」、「鉄道員」、「旅行」の6つのテーマに分け、鉄道の歴史を紹介しています。展示してあるのは蒸気機関車、電気機関車、ディーゼル機関車、電車、気動車、客車、貨車など200両以上の車両の他、部品やレール、枕木など鉄道に関するもので、たくさんの種類と量で観光客を圧倒しています。フランス鉄道博物館は、鉄道ファンでなくても心躍る博物館です。産業革命を支えた鉄道の歴史を見て、ミュルーズ観光がより深いものになるといいですね!

3.旧市庁舎

ミュルーズに観光に行くと日本ではなかなか見られないデザインの建物など、面白いものがたくさんあってつい見入ってしまいます。旧市庁舎はある意味、特出した存在の観光スポット。1552年に建設された市庁舎ですが、外壁をピンクにしようというのはさすが日本にはない発想ですね。1699年にミュルーズの画家ジャン・ガブリエルが描いた画も個性的。かつて小さな独立国だった頃の紋章と宗教絵が描かれています。

旧市庁舎のあるレユニオン広場はミュルーズの中心的な存在となっているので、この周辺に観光スポットが点在しています。歴史的にも中心地だったので、昔から残っている古い家々に囲まれているんですよ。またマーケットが開かれるなど賑やかな一角。オープンテラスのカフェで休みながら、町行く人を眺めているだけでも楽しめると思います。

4.サン・テチエンヌ寺院

ミュルーズの町に現れる荘厳な教会、サン・テチエンヌ寺院です。何本もの尖った塔が目を引きますが、一番高い鐘楼はなんと97m。とても迫力のある教会です。外観も観光スポットとして充分魅力的ですが、ぜひ内部の観光もしてみてくださいね。

中に入るとステンドグラスの美しさに圧倒されると思います。14世紀の作品で一つ一つがとても繊細。「人類の救済の鏡」という題で贖罪の歴史が88シーンも描かれています。

ミュルーズの地元の人たちを長年見守ってきた教会は、外から見ると荘厳で、中に入るとステンドグラスを通した優しい光で包まれています。

5.ミュルーズ・プリント生地博物館

出典: Ji-Elle (CC BY-SA 3.0)

ミュルーズはかつて繊維産業で栄えた町というだけあって、プリント生地の博物館もあるんですよ!ミュルーズの実業家が、地元のデザイナーたちのために世界各国から集めたプリント生地が、戦後になって一般公開されるようになりました。テキスタイル好きにはたまらない観光スポットです。

インドネシアのバティック、フランスのトワル・ド・ジュイ、インド更紗など、世界各国テキスタイルが展示されています。日本の染物も展示されているんですよ!日本の染めの技術がミュールーズのデザイナーにまで影響しているなんて、なんだかうれしいですね!展示品は5万点もありますが、じっくり見ていると時間を忘れてしまうほど美しいものばかり。サンプルも含めるとなんと600万点になるんですよ。

作品としてのテキスタイルの展示以外にも、作成の工程や昔の機械も展示されています。プリントの体験コーナーもあるのでぜひ観光に行ってみてくださいね!

◎まとめ

ミュルーズの観光スポット紹介、いかがでしたか?フランス東部で最大の国際カーニバルや、自動車フェスティバル、クリスマス市などのイベントも多く、いつ観光に行っても楽しめますよ。ミュルーズは近現代史が好きな方やものづくりが好きな方、乗り物好きな方に特におすすめの観光地です。お子さん連れでも勉強になり楽しめるミュルーズ、ぜひ一度行ってみてくださいね!

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