懐かしくも美しいメコンデルタ最大の都市、カントーのおすすめスポット

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懐かしくも美しいメコンデルタ最大の都市、カントーのおすすめスポット

経済の急成長著しいベトナム。賑やかなホーチミンシティやラグジュアリーなリゾートが立ち並ぶ中部が人気ですが、リアル・ベトナムに触れてみたい!そんな方におすすめな観光地が、南部のカントーです。

アジア最大の大河・メコン川が育むメコンデルタ最大の都市、カントーでは、水上マーケットや、素朴な庶民の生活に触れることができます。ホーチミンシティから車で約3時間半と、手軽に訪れる事ができるのも魅力です。都会の喧噪を離れて、ほっと一息つけるのも、カントーの魅力の一つ。

どこか懐かしく、美しい風景に出会えるカントーで見るべきスポットをご紹介します!

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懐かしくも美しいメコンデルタ最大の都市、カントーのおすすめスポット

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1.カイラン水上マーケット

出典: ja.wikipedia.org

カントーの象徴とも言えるのが、このカイラン水上マーケット。その名の通り、川の上で開催される市場なんです。日本では見る事ができない光景は、東南アジアらしさ満点!夜明け頃から、大小様々な船が集まり、野菜やフルーツ、日用品を売買しています。

ツアーでも個人でも見学できます。ツアーであればホーチミンやカントーの旅行会社で申し込みましょう。個人旅行であれば、まず、タクシーで水上マーケットの近くまで行きます。そのあと観光客向けのボートか、個人の船をチャーターしましょう。

水上マーケットでは、観光客向けの小売りをしている船もあります。フォーやバインミーといった軽食を売っている船も数多くありますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?マーケットのピークは朝5時~8時くらいまでです。くれぐれも寝坊には気をつけて!

2.カントー・クルージング・レストラン

早朝に水上マーケットを楽しんだら、ベトナム風に昼寝をしてひと休み。その後、カントーのナイトライフに繰り出すのはいかがですか?

カントー・クルーズ・レストランは、毎日20時に出発している夜のカントー川の観光船。街の夜景を楽しみながら、ベトナム料理のディナーを楽しむ事ができます。料理をアラカルトで注文し、甲板の客席で頂くスタイル。海沿いのカントーらしく、シーフードのメニューが豊富。エビの塩焼きや海藻のスープなど、カントーらしい料理を味わう事ができます。
カントー川をわたる夜風を頬に受けながら、川岸のカントー市場や街の夜景を堪能してみては?

ステージでは歌や手品が披露され、お客さんも事前に言っておけば歌えるというシステム。賑やかなカントーの夜を、地元のひとと一緒に味わえますよ。

ニンキエウ公園から毎晩20時に出航ですので、時間には遅れないようにしてくださいね。

3.カントー市場

出典: Jean-Pierre Dalbéra

カントー市場生活品はお土産を買うのに絶好の観光スポット!観光客向けに、たくさんの土産物屋が1つのフロアにあるので、あちらのお店こちらのお店と移動せず、気軽ににショッピングが楽しめるんですよ。規模もコンパクトなので、一軒一軒じっくり見て回りましょう。

売っているものはホーチミンシティなど、他の都市でも購入できるものが多いですが、一部のお値段は若干お安め。少数民族の衣装でつくったバッグや小物などが狙い目ですよ!カントー観光の記念には、水上マーケットをモチーフにした刺繍や、ポストカードがおすすめです。

ここでは値段交渉は必須!「いくつ買うから安くしてよ!」と交渉してみましょう。奥にはレストランも併設されていいます。カントー側のほとりに建っているため、どの席からもカントー川を眺める事ができる絶景スポット。メニューはベトナム料理のほかにシーフードが充実しています

4.タンアン市場

出典: commons.wikimedia.org

素顔のベトナムに触れたい方は、カントー市場と同じ通りにあるタンアン市場も必見です。

カントー市場を出て南に進むと、徐々に露店が増えてきて、地元のひとが数多く行き交うエリアにぶつかります。こちらが庶民の台所、タンアン市場。

観光客用の土産物に特化したカントー市場との違いは、完全に地元のひと向けの市場です。扱っているのは食料品や日用品。活魚やエビ、カニなどでカントーらしさを添えています。フルーツや野菜も、豊富に揃っており、日本ではなかなか見ることのできない果物にも出会えますよ。

ベトナムのすげ傘「ノンラー」を被ったベトナム人のおばちゃんたちも、雰囲気抜群です。元気のいい地元の人たちの買い物風景に、釘付けになってしまうでしょう。
素顔のベトナムの生活に触れることができるカントーの貴重なスポットですよ。

5.ビクトリア・カントー・ホテル・アンド・リゾート

カントーでの滞在を、ラグジュアリーに楽しみたいなら、こちらのリゾートホテルがおすすめです。ビクトリアカントーホテルアンドリゾートは、ベトナムを中心に、アジア数カ所に展開しているリゾートホテル。それだけに抜群の安定感・安心感を誇っています。
ホテルにはカジュアルなベトナム料理とヨーロッパ料理を楽しむことができる庭を眺めながら食事できるレストラン、プールにスパ・エステとファシリティも文句なしの充実ぶり。

このホテルのサービスで人気なのが、水上マーケットで食べる朝食のサービス!本格的なクルーズで水上マーケットを訪問。朝の水上マーケットの賑わいの中、ゆっくりと朝食をとるという、なかなか画期的なサービスです。その他にも、送迎バスや市街地へのシャトルバス、サンセットクルーズも開催しています。効率的にメコンデルタを満喫したいひとにおすすめの観光スポットです。

6.デタム通り

遊んだ後に、ちょっと小腹が空いたな、という時におすすめなのが、デタム通りです。ホアビン通りから一本入ったデタム通りは、ホテル街にも近く、ベトナムB級グルメを食べられるから観光客に大人気。大小のローカル食堂では、ベトナムの家庭料理や鍋、中華を食べさせてくれます。

ここで食べておきたいのが、メコンデルタ名物の「ブン」という麺。「ブン」はフォーよりも太麺で、うどんに近い感覚。ベトナムの一般家庭ではフォーよりも多く食べられているそうです。カントーの「ブン」は、カニのすり身が入ったものをさします。トマト味のスープとともに頂きます。

道ばたの屋台では、揚げ物を食べさせてくれるところが多くあります。揚げワンタンや揚げ春巻きを屋台でテイクアウトして、ホテルでゆっくり食べるものいいですが、ここでは是非、路上に並べられたプラステチックの椅子に座って、夜風に吹かれながら食べてみてください。

7.ニンキエウ公園

出典: vi.wikipedia.org

カントーのシンボル的存在の公園。地元のひとたちのデートスポットとして、絶大な人気を誇っています。カントー市場のすぐ横、ナイトマーケットにも近く、カントー観光中に、ちょっと休憩するにもピッタリの公園です。公園からはカントー川を一望することができ、南国のオアシスのような観光スポット。

公園中央には、ベトナム独立の父・ホーチミンのブロンズ像がそびえ、公園を訪れるひとを見守ってくれています。それを知ってか知らずか、昼間は木陰で昼寝をする地元のひとや、日光浴を楽しむ外国人観光客の姿をよく見かけます。みんなリラックスムードでベトナムの休日を楽しんでいますよ。夜には、若者たちのデートスポットとなります。マルチな活躍をしているんですね。

この公園には、水上マーケットやクルーズの客引きもいるので、上手に利用するのもメコンデルタ観光を楽しむ方法です。ただし、ぼったくりや物乞いもいるので、注意は必要です。

8.カントー博物館

出典: vi.wikipedia.org

カントーの中心部、ホアビン通りにある、カントーの歴史や文化を展示している立派な博物館。近くに軍事博物館や中央郵便局もあるので、分かりやすい観光スポットです。

ここでは2世紀から6,7世紀に栄えた、オケオ文化の珍しい出土品を見ることができます。港湾都市の文化らしく、交易のあったインドのビシュヌ神像なんていうものも。フランス植民地時代のものとしてギロチンを見ることもできます。これは植民地時代の苦難を忘れないようにと、ベトナム各地に配置されているそうです。

さらにベトナム戦争中の写真も。ここカントーは、メコンデルタの中心としてベトナム戦争の激戦地でもあった場所だったことを思い出させてくれます。

生活様式なども模型を使って分かりやすく展示してあるので、カントーの歴史や文化を十分に理解することができます。入場料は無料、というのも社会主義国家ベトナムらしく、観光客にはありがたいですね。

8.ミーカン・ツーリスト・ビレッジ

出典: commons.wikimedia.org

また観光客にあまり知られていない、カントーの観光スポットはこちら、ミーカン・ツーリスト・ビレッジ。メコンデルタの自然や、名産のライスペーパーの工房、動物のレースやショーを楽しむことができる複合型観光施設です。

広大な敷地には、民俗村のような体験型施設のほかに、宿泊できるバンガローにプール、メコンデルタを味わい尽くすレストランも完備。事前に予約すればホームステイ体験までできてしまうという、至れり尽くせりの観光施設なんです。

徒歩で廻るなら、歩きやすい靴がおすすめ。馬車や自転車、ジープにカートも準備されていているので、短時間で効率よく回りたいなら利用しましょうね。

ここではなんとワニ釣り体験も!ベトナムではしばしば見かける、このワニ釣り。釣り針に肉をつけて、ワニの池にたらすというもの。ワニが寄ってきたら、食べられる前に竿を引いてしまいましょう!なかなかスリル満点の遊びなんです。

◎まとめ

ベトナム南部カントーの観光スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか!
海外のガイドブックで「訪れる価値のある旅行先トップ10」にランクインしたこともあるベトナムのメコンデルタ。その中心都市であるカントーは、アクティビティとリラックスが融合した、魅力的なディスティネーションであることがお分かり頂けたと思います。

水上マーケットを始めとする、メコン川の支流が育んだ、豊かな自然と文化、グルメを味わうにはぴったりのカントーには、個人で行くこともできますし、ホーチミンシティから出発するツアーも充実しています。
どこを見てもフォトジェニックなメコンの風景に魅了されること間違いなしです!

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