フランス南西の大学都市、モンペリエのおすすめ観光スポット！

パリから飛行機で1時間強、リヨンからTGVで約3時間半のところにあるフランス有数の大学都市モンペリエ。街の中心には劇場や噴水のある広場や庭園があり、17世紀から18世紀に建築された建物が多く残る美しい街です。13世紀以来の大学があるため学生が多く、旧市街は歩行者天国になっていて散策しやすく、モンペリエの街はいつも活気にあふれています。海にも近く、温暖な気候のモンペリエは暮らしやすい街としてフランス人に人気の都市ですが、観光スポットは全て徒歩で回れるほど街の中心部に集中しているので、観光客にも人気の都市です。今回はそんなモンペリエのおすすめ観光スポットをご紹介します。

1.コメディ広場

モンペリエの中心に位置するコメディ広場は、モンペリエの顔とも言えるとても大きな美しい広場です。モンペリエ観光の際に便利な観光案内所もこの広場の一角にあります。三美神の彫像の大きな噴水が広場の中心にあり、カフェやレストランのテラスが広場を取り囲み、季節を問わずモンペリエ市民や観光客でいつも賑わっています。

パリのオペラ・ガルニエを設計したシャルル・ガルニエの弟子によって設計されたオペラ座も見どころの一つです。外観もおしゃれで立派ですが、内装も非常に豪華で見応えがありますよ。また、夜はオペラ座をはじめとする建物がライトアップされてとても美しいので、ぜひ昼と夜で違う景色を楽しみましょう。

2.ファーブル美術館

コメディ広場から徒歩10分ほどの場所に、2007年に4年の工事を経てリニューアルオープンしたファーブル美術館があります。画家であり美術コレクターであったフランソワ・グザビエ・ファーブルが、モンペリエに起草した美術品をもとに1828年に開館した古い歴史を持つファーブル美術館。15世紀から20世紀までの美術品約5200点が所蔵されています。

特に近代フランスのコレクションが素晴らしく、西洋美術の流れを作品を通して実感できる展示内容となっています。扱っている年代も幅広く、作品数も豊富。美術館ではテーマを絞って代表作品を鑑賞するルートなども提案されていますので、観光の際は自分でテーマを決めて巡るのもいいかもしれませんね。また、美術館の隣にある広大なジャン・ド・マルス庭園は観光の合間の休息におすすめです。

3.ペイルー公園

モンペリエの旧市街を抜けたところに凱旋門があります。パリの凱旋門と比べるとモンペリエの凱旋門は高さ15mとだいぶ小ぶりですが、ルイ14世を称えるために建てられたとても立派で美しい門です。そしてこの凱旋門の奥に、17世紀にモンペリエの再開発の一環として整備されたペイルー公園が広がります。

ペイルー公園はモンペリエ市民の憩いの場であると同時に、観光客に人気のスポットとなっています。公園には17世紀に建設された給水塔や水道橋、またモンペリエを一望できる展望台などがあります。水道橋はサンクレマンの水源からモンペリエまでの12kmの距離を水を運ぶために、世界遺産である「ポン・デュ・ガール」をモデルに建設されたもので、その大きさと長さは圧巻です。この水道橋と給水塔のおかげで現在もモンペリエの街には多くの噴水があります。

4.サンピエール大聖堂

モンペリエの旧市街の奥の方に建つサンピエール大聖堂。ベネディクト派の教会として建てられたサンピエール大聖堂はモンペリエで最大のゴシック建築の建物です。外観はゴシック建築といっても、パリのノートルダム寺院などとは雰囲気が異なり、南仏独特のどっしりとした造りとなっています。特に正面両脇のまるでロケットのような形の円筒が印象的です。

中に入るとステンドグラスのバラ窓から光が差し込み、フィレンツェなどで見かけるような色大理石の美しい祭壇が神聖な空間を作り出しています。また立派なオルガンも見どころの一つです。パイプの数は見えている 140 本のほかに 5000 本以上もあります。また、オルガンの上部には楽器を演奏する 5体の天使の像が並んでいるので、見つけてみてくださいね。

◎まとめ

モンペリエのおすすめ観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか？海に近く温暖な気候で、学生が多く活気に溢れた歴史ある街はモンペリエは、フランス人が住みたい街の上位にいつもランキングされています。モンペリエの美しい町並みの中、テラスで南仏の太陽をいっぱいに浴びてお茶をしたただけでも、その魅力を実感できるでしょう。ぜひ、歴史と太陽を感じにモンペリエを訪れてみてくださいね。

フランス南西の大学都市、モンペリエのおすすめ観光スポット！