歴史と洞窟の町・ウェストバージニア州ルイスバーグの人気観光スポット5選

ルイスバーグはアメリカ合衆国ウェストバージニア州のグリーンブリア郡の郡庁です。ワシントンDCから西南西の方向へ約300～400kmの位置にあります。あまりピンとこないかもしれませんが南北戦争の舞台となった場所で、かつて多くの戦闘が行われました。いくつかの建物は病院や救護室、兵舎として使用され、今でも銃弾を確認できるところが見られます。

1978年にはルイスバーグの中心部が国家登録歴史地区として指定されました。そんな歴史を感じる町、ルイスバーグの観光スポットを紹介します。

1.カーネギーホール

カーネギーホールというとニューヨークをイメージする人が多いと思います。しかしながら実は世界に4箇所あり、そのうちの一つがルイスバーグに存在し、観光スポットになっています。

カーネギーとは言わずと知れた実業家。スコットランド生まれの彼はカーネギー鉄鋼会社を創業し、大成功をおさめ「鉄鋼王」と呼ばれました。慈善家としも知られていて、大学、図書館、博物館など、教育や文化関連に多額の寄付をしました。そのうちの一つがカーネギーホールです。ルイスバーグにあるカーネギーホールは1983年に設立されました。コンサートやライブパフォーマンスなどが行われており、毎年7万5千人以上の観客が訪れます。過去にはタージ・マハル、ジリアン・ウェルチ、アイザック・スターン等の著名な演奏家がパフォーマンスを行いました。

教育プラグラムやワークショップに力を入れていて、観光スポットであるだけでなくルイスバーグの人達にも愛されているホールです。

2.ロストワールド大洞窟

ルイスバーグのタウンタウンより2km北に位置するこの鍾乳洞は、1942年に発見されました。地表から120フィート下へ降ると、鍾乳石が広がる不思議な景色が広がります。

観光するべきスポットがたくさんあるロストワールド大洞窟。シャンデリアの様な鍾乳石、アメリカ合衆国で最大と言われる30トンの鍾乳石、ブライダルベールと呼ばれる白く輝く方解石。ガイドシートを片手に自分自身で800mの洞窟のルートを探索します。ポイントを見逃さない様に注意してまわってくださいね。

よりディーブな洞窟の魅力知りたい方には、観光ガイド付きの4時間のツアーに参加することもできますよ。洞窟の最も奥深く、真っ暗な場所に行きます。泥にまみれる本格的な冒険になるので覚悟が必要です！こちらは事前予約制です。ギフトショップにも個性的なお土産が並ぶので観光の後にはこちらもお見逃しなく！

3.Greenbrier Historical Society and North House Museum

こちらの博物館では南北戦争時代の資料が保管されていて、グリーンブリアやルイスバーグの歴史や当時の生活を観光することができます。ノースハウスは1820年に建てられてからは地元の弁護士とその家族が住んでいました。その後は一時的に宿泊所として営業された後、グリーンブリア女子大学の理事長が住んでいました。

南北戦争の遺物が数多く展示されるとともに、ロバート・E・リー将軍のトラベラー・サドル、地元の職人デビッド・スーボーが製作した家具、当時のノースハウスに置かれていた家具や調度品が展示されています。南北戦争当時のアメリカ人の毎日の生活を垣間見ることができます。

日曜を除く毎日、30分〜45分程度の無料の観光ツアーが行われています。ボランティアはフレンドリーで知識が豊富だと観光客に評判です。たくさん質問してルイスバーグのことを教えてもらいましょう。

4.Old Stone Presbyterian Church

1976年に国家歴史登録財に登録されたこの教会は一時期を除いて220年以上にわたって活用され、いまでも現役の教会として日曜日となると観光客だけでなく、ルイスバーグの信者が集まります。

まずは圧倒的な存在感を見せつける建物の外観を御覧ください。建物はもともとは石灰岩でできており、かつては窓の一部は石で閉じられていました。今でも使用されているバルコニーは、3辺の周りに建てられ、これは奴隷の礼拝者のために建設されたということです。

この建物は南北戦争の間は教会としての役割を果たすことはできませんでした。その代わりに救急病院として機能し、けが人の手当をする場所へと変わりました。ルイスバーグを訪れたらこちらにも観光に立ち寄って下さい。ルイスバーグの中心部にあります。美しい教会に隠された悲しい歴史を感じることでしょう。

5.オルガンケイブ

ルイスバーグにはロストワールドとはまた違う、一風変わった洞窟もあります。こちらもオススメの観光スポットです。

オルガンケイブは2008年にヒストリーチャンネルの「地下にある街」で、歴史的で自然な洞窟として特集されたこともあります。1700年代後半に発見されました。この洞窟はルイスバーグではもちろん、アメリカ東海岸でも2番目に長いと言われており、その45マイルが把握されていますが、残り200マイル以上もの内部は未開発のままです。

ガイドが率いるウォーキングツアーに参加することができます。洞窟の不思議や保護について学べるだけでなく、南北戦争時代にオルガンケイブがどのように利用されていたかも教えてくれます。ここの観光地が少し変わっているのは、このウォーキングツアーは聖書の創世記に基づいて説明されることです。ノアの洪水によって形成されたと見立てた道を歩きます。なんとも不思議な気持ちにさせられますよ。予約制なのでご注意を。

◎まとめ

ルイスバーグはこじんまりとした町ですが、ビジターセンターも充実していて観光客をあたたかく迎えてれる雰囲気があります。その歴史を知ることができる観光スポットもたくさんあるのでルイスバーグに是非訪れてみてくだいね！

歴史と洞窟の町・ウェストバージニア州ルイスバーグの人気観光スポット5選