名称:ロロペニの遺跡群 Ruins of Loropéni
住所:Loropeni, Burkina Faso
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1225
西アフリカに位置するブルキナファソは、日本の国土の70%ほどの面積の内陸国です。コートジボアールやガーナをはじめとした6カ国に周囲を囲まれたブルキナファソは「西アフリカの心臓部分」と言われ、交通や経済において重要な国です。また、雄大な自然がそのまま残されており、見る者を圧倒します。
ブルキナファソにはモシ族をはじめとして、プル族、グルマンチェ族、ボボ族など、60ほどの民族が暮らしています。そのため、多様な文化が存在しており、それらの文化が影響した観光名所が国内に点在しています。観光ツアーが人気があり、効率よく周遊することができますよ。
今回は、ブルキナファソの代表的な観光地を5ヶ所ご紹介します。西アフリカの文化を体験できるとても興味深い場所ばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
西アフリカ、魅惑の国ブルキナファソの代表的な観光スポット5選!
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1.ロロペニの遺跡群
ブルキナファソの第二の都市、ボボ・ディウラッソの東南に位置するロロペニには、ブルキナファソで唯一の世界文化遺産があります。それがロロペニの遺跡群。ロロペニの町の北西約2kmに渡って点在する広範囲の遺跡群です。ブルキナファソを代表する観光地で、観光客が必ず訪れる場所です。
この遺跡は調査の結果、11世紀よりも前に作られたと考えられています。高さ6mの石積みの外塀に囲まれたロロペニの遺跡群は、サハラ砂漠の黄金の採掘と交易にまつわる施設と考えられているそうです。遺跡は今も全ての発掘が終わっているわけではないため、まだ判明していないことがたくさんある、神秘的な遺跡です。
石積みの外塀は保存状態もよく、地元の人々に大切にされています。ブルキナファソに来たなら、ぜひ訪れたい観光スポットです。
2.ボボ・ディウラッソの大モスク
ブルキナファソの西に位置する、同国第二の都市であるボボ・ディウラッソには、19世紀末に造られた大モスクがあります。このモスクは、ボボ・ディウラッソで一番の観光地と言っても良いほど有名で、この街を訪れた観光客は必ず訪れる場所です。
19世紀末、この地を治めていたシャ王国のケネドゥグ王が、イスラムの政治的指導者であったアルマミィ・シディキ・サドゥの援助を受けて造ったのが、この大モスクです。泥で作られた白壁は緩やかな四角すいを形造っています。白壁からは木の棒が突き出て、とても面白い建物です。この様式は、ブルキナファソの近隣国であるマリやニジェール、ガーナ等でも見られます。西アフリカの文化を知ることができる観光名所ですよ。
ロロペニの遺跡群と合わせて、宿泊計画を立てるのもいいですね。ブルキナファソでは欠かせない観光スポットです。
名称:ボボ・ディウラッソの大モスク Mosque of Bobo-Dioulasso
住所:Bobo Dioulasso, Burkina Faso
3.ピク・ドゥ・サンドゥー
ブルキナファソの南西に位置する町、バンフォラの中心部から車で1時間ほどの場所にある公園が、ピク・ドゥ・サンドゥーです。ここは、ごつごつした奇岩や岩山がいたるところにある場所で、ブルキナファソの自然を感じられる観光地として人気があります。
奇岩の周囲をハイキングすることができ、地球ではない場所に来たような、映画の中に入り込んだような、他では味わえない体験をすることができます。観光ツアーで訪れる人が多く、ツアーガイドからはここの地質や起源などについて聞くことができます。
ピク・ドゥ・サンドゥーでブルキナファソの大自然を感じてみませんか?日常では感じられないような開放感を味わえる、壮大な観光スポットです。
名称:ピク・ドゥ・サンドゥー Les Pics de Sindou
住所:Banfora, Burkina Faso
4.ワガドゥグーの市場
ブルキナファソの首都ワガドゥグーで開かれている市場です。ここは、地元の人も観光客もよく利用する場所で、ブルキナファソの飾らない姿を見ることができる観光スポットです。主に野菜などの食べ物を販売していますが、ブルキナファソや他のアフリカの民芸品を購入することもできます。
ブルキナファソのお土産として購入したいのが、カゴ類やアフリカ独特の布、ラグなどです。特に、アフリカのテキスタイルの布はとても美しいことでも知られていますね。気に入った布を購入してみてはいかがでしょう。この市場には、持ち込めば服を仕立ててくれる店もあるんですよ。
日本でも人気があるアフリカン雑貨を手にしてみませんか?ブルキナファソ観光では外したくない、ワガドゥグーの市場です。
名称:Ouagadougou Markets
住所:Ouagadougou, Burkina Faso
公式・関連サイトURL:
5.ラオンゴ彫刻シンポジウム
最後に紹介するラオンゴ彫刻シンポジウムは、ワガドゥグーから北東に35kmほどのザンイアレにある公園です。ここは、世界中の彫刻アーティストたちによる石像が点在している公園で、ブルキナファソの観光地の中でも特に有名で、人気のある場所です。
自然の中にあるたくさんの彫刻は、伝統的な彫刻から現代風のものまで多種にわたり、見応えがあります。風に吹かれながら、アフリカの大地に並ぶ彫刻の数々を見ながら心を遊ばせていると、普段は出会えなかった自分に出会えるかもしれませんね。
ワガドゥグーの市場と合わせて、滞在計画を練るのも楽しいでしょう。ブルキナファソ観光のハイライトとなるスポットです。
名称:ラオンゴ彫刻シンポジウム Symposium de sculpture sur granit de Laongo
住所:Kaya Road to Ziniare | Laongo, Ouagadougou, Burkina Faso
公式・関連サイトURL:
◎まとめ
ブルキナファソの代表的な観光地を5ヶ所ご紹介しました。様々な民族が共に生きる中で生まれた文化、またサバンナや砂漠など、見どころのある自然にも恵まれています。
日本からブルキナファソへはパリを経由して行くことができます。パリから飛行機で5時間ほどで首都ワガドゥグーの空港に到着します。観光客が多い国ではありませんので、実際に訪れたことがある人が少ない国です。ブルキナファソへの旅、きっと忘れられないものになるはずですよ。