ボリビア観光の玄関口・世界遺産擁するサンタクルスのおすすめ観光地9選

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ボリビア観光の玄関口・世界遺産擁するサンタクルスのおすすめ観光地9選

高原の国として有名なボリビアにあって標高400mと標高の低さが特徴的な都市サンタクルス。ボリビアの代表的な観光地であるラパスやウユニへ行く際は海外から大型航空機が直接着陸することができないため、一旦このサンタクルスへ立ち寄る観光客も多い場所としても知られています。もちろん、単なる中継地点ではなく、3つの世界遺産を持ち観光資源が豊富な都市でもありますよ!また、県内にはその昔、日本人が移住してきて作り上げた日本街もあります。それではそんなボリビア観光の玄関口であるサンタクルスならではの魅力溢れる観光スポット9ヶ所をこれから紹介していきます!

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ボリビア観光の玄関口・世界遺産擁するサンタクルスのおすすめ観光地9選

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1.サンタクルス大聖堂

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街の中心部にそびえるサンタクルス大聖堂は、サンタクルスの街のシンボルとして市民にも観光客にも有名な観光スポットです。写真に収めるのが困難なほど巨大な建造物でありながら細部にまで装飾が施されていて見ごたえがありますよ。周囲はにぎやかな雰囲気がありますが、建物の内部に入れば一変して厳かな趣き。木を基調としたゴシック様式の造りになっていてあたたかみも感じることでしょう。

少しきついらせん状の階段を上っていけば展望台に到着です。高層ビルのないサンタクルスの街並みを遠くまで見渡すことが出来る絶景ポイントですよ!運が良ければ鳴り響く釣り鐘の音を聞けるでしょう。夜のライトアップもとってもきれいなので観光プランをうまく組み立てて訪問しましょう!

2.チキトスのイエズス会伝道所群

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1990年に世界遺産として登録されたチキトスのイエズス会伝道所群は、17世紀末からボリビアに入植してきたスペイン人によって建てられました。それらの伝道所や伝道所のある集落群は「ミシオネス」 や「レドゥクシオネス」という名前で呼ばれ、そのうちの6つがチキトスのイエズス会伝道所群として世界遺産となり観光客の知名度を上げています。

スペイン植民地時代に現地の人々を改宗させるための施設として建てられましたが、住居に墓地、農園、学校など生活に必要なものが全て揃っていたため、チキトス地方の先住民にとって欠かせない存在となっていった背景があります。そのため今でも大切にされていて、保存状態も良く当時の歴史を建造物から伺い知ることができます。今では音楽祭なども開催していて、街全体で観光客を呼び込もうという動きが見られますよ!ぜひ行ってみてくださいね。

3.9月24日広場

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9月24日広場はサンタクルスの街の中心部に位置していて、サンタクルス市民にも観光客にも憩いの場である観光スポットです。サンタクルス地区がスペインから独立した日がまさに9月24日ということでその記憶を風化させないためにこの広場をそう名づけました。独立戦争時の英雄ワルネスの銅像もこの広場内に置かれています。

広場ではベンチに腰掛けてひと休みする人や、チェスに興じる人々の姿をよく見かけることでしょう。サンタクルス大聖堂のライトアップをこの広場から眺めることも出来ますよ。周辺にはお土産屋も点在しているのでこの広場周辺は観光中に何度も通ることになるエリアですね!この広場を起点にして街が作られていったかのようにカフェやレストラン、ビジネス街が集中していて、どこかへ観光する際の待ち合わせ場所としても最適です!

4.ノエルケンプメルカード国立公園

2000年に世界遺産へと登録されたサンタクルスの観光スポット、ノエルケンプメルカード国立公園はサンタクルスから北東へ約600kmのブラジル国境付近に位置しています。公園内の標高差が500mほどあり、湿地やサバンナ、乾いた森林など周囲の環境を受けて多種多様な自生地が広がっていることが特徴的です。イテネス川を中心に滝や湖など水辺の環境も非常に豊かで、中でもアルコイリスの滝は落差80mとその景色は荘厳です!

ノエルケンプメルカード国立公園内で確認されている鳥類は約620種類で植物が約4000種類、さらに33種類の絶滅危惧種も保護しているんですよ。観光客に対してキャンプやボートクルーズ、トレッキング、ロッククライミング、遊覧飛行などとってもいろんなアクティビティが用意されているので観光プランに応じた選択はありがたい限り。サンタクルスから足を伸ばしてでも行きたいですね!

5.アンボロ国立公園

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サンタクルス市街地の西側に広がる約43万ヘクタールの広大なエリアがアンボロ国立公園で、観光客に人気の観光スポットです。現地の言葉でエレチョと呼ばれる巨大なシダの木が群生していることでその名が広く知られています。シダの木の成長スピードはとってもゆっくりでなんと1年間に2mmほど。この公園に生えているシダの木は平均樹齢3,000年というから驚きです。トレッキングコースではこのシダの木エリアを抜けて山を登ったり下ったりすると一面パノラマビューが目の前に現れる場所もあり、景色の変化を十分に楽しめます!

公園内には約1,200種類の動物と3,500種類の植物の他に爬虫類、魚類、両生類も生息しているので日本では出会うことのない珍しい生物に出会えるかも?サンタクルス観光最大のハイライトにもなり得るスポットですね!

6.サマイパタの砦

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どんな先住民族が建設したのか未解明の謎多き遺跡、サマイパタの砦。1998年に世界遺産に登録され、国内外から観光客が訪れるサンタクルス有数の観光スポットです。砦という名前がついているもののコロンブスの南米大陸到達以前の宗教的な施設として今は考えられています。彫刻に傷が付くという理由から一部立ち入れない区域がありますが、その大部分は見学可能となっていて、頂上の巨大な岩はよく見てみると蛇やジャガーのレリーフが彫られていて古代文化が確かに存在していたことを実感するでしょう。

他の世界遺産のように観光客で溢れていることはないので、周りの雄大な景色をゆっくりと眺めることもできますよ。サンタクルスからはバスやタクシーでアクセスできます。

7.サンタクルス動物園

出典: Manuel Menal

サンタクルスの街の北部に位置するサンタクルス動物園。キリンやゾウなど日本の動物園で見られるような大型動物はいないものの人気の観光スポットとなっています。園内には猿やネコ科の動物、草食動物、爬虫類と多様な動物が飼育されていますが目玉は鳥類!種々のインコはとてもカラフルで天然の色とは思えないほど。飼育されている檻は十分なスペースがあるので自由に飛び回る姿を見ることができますよ。ほかにも、ナマケモノがのろのろと気ままにうろつく姿も観光客を虜にしています。

のどかな空気が流れるサンタクルス動物園の観光はいかがでしょうか?子どもから大人まで動物に癒されること間違いないですよ。

8.サンタクルス植物園

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約200ヘクタール弱の広大な敷地を持つ人気観光スポットサンタクルス植物園は、サンタクルスの市街地から東へおよそ10kmのところに位置しています。遊歩道が整備されていて木陰も多いので、1年通じて温暖な気候のサンタクルスにおいてオアシスのような場所として市民も観光客も多く訪れる場所です。

植物園だけあってランを始め多種多様の植物が植えられていますが、同様に動物や鳥類も多く生息していて、とても1日では回りきれない広大な敷地を飽きることなく散歩することができますよ。美しい植物やかわいらしい動物に癒されにサンタクルス植物園へ行ってみましょう!

9.アクアランド

年間の平均気温が28℃前後と温暖な気候のサンタクルスではアクアランドのようなウォーターパークはとっても人気の観光スポットです!空港近くにあり、ボリビア唯一のウォーターパークでもあるこの施設には流れるプールなどが用意されていて水遊びを楽しむことができますが、目玉は数種類のウォータースライダー!中にはKamikazeという日本風の名前のものもあるんですよ。イルカショーなども行なわれていて、1日中遊べて家族や友人と行くにはぴったりの観光地ですね。

国立公園や植物園などでサンタクルスで自然観光を満喫した後のワンクッションとして、火照った体を冷ましにプールに入りに行ってみてはどうでしょうか?サンタクルス観光に新たな思い出が加わりますよ。

◎まとめ

いかがでしたか?サンタクルスには魅力的な観光地がたくさんありますね。謎が残る古代遺跡やスペインが入植してきた際の建造物など歴史を追っていくのも良いですし、また、郊外に足を伸ばせばダイナミックな自然が残り、本格的なトレッキングを楽しむことが出来ます。サンタクルス大聖堂、9月24日広場を中心にして放射線状に広がっていく街を散歩するだけでも、観光気分を満喫することができるはずです。

知れば知るほど奥深いサンタクルスですが、上記で紹介してきた観光スポットを参考にして楽しい旅行プランを考えてくださいね!

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