世界中の憧れの地、観光大国フランスのおすすめスポット30選!

世界中の憧れの地、観光大国フランスのおすすめスポット30選!

世界が認める観光大国フランス。常に人気の観光地の上位にランクインするフランスには、言うまでもなく魅力的な観光スポットが満載です。フランスを代表するコスモポリタン都市パリだけではもったいない!パリから離れた地方にもそれぞれ違った特色があり、それこそがフランス観光の醍醐味なんです。

ヨーロッパの中でも特に独自の文化を確立したフランスは、アート、食、ファッション、建築など、どの分野も洗練されていて、まさに芸術の宝庫。歴史あるものから最新のものまで、目にするものすべてが芸術作品に見えてしまうのが不思議です。まだまだ伝えきれていないフランスの魅力を、厳選したおすすめの観光スポットと共にお届けします!

目次

世界中の憧れの地、観光大国フランスのおすすめスポット30選!

目次を閉じる

1. エッフェル塔(パリ)

エッフェル塔

フランスと言われたら、真っ先にエッフェル塔を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?あまりにも有名なパリのランドマークは、世界中からの観光客が連日押し寄せる定番中の定番スポットです。

エッフェル塔の洗練されたフォルムは、間近で見るとその迫力は圧巻。塔の麓にはチケットを購入する人や入場待ちをする人でいつも溢れ返っています。塔の入場は、2階までと最上階までの2種類ありますが、やはり最上階がおすすめ。金額は少し高めですが、それでもパリの街を一望できる美しい眺めは一見の価値ありですよ!

また、エッフェル塔前に広がる広々とした公園から見上げる姿はとても美しく、観光客にも人気。思い思いの時間を過ごす地元のカップルや家族連れも多く、人々の憩いの場所になっています。素敵な観光スポットが多いフランスですが、エッフェル塔を見ずにフランスは語れません!

2. ノートルダム大聖堂(パリ)

ノートルダム大聖堂(パリ)

2019年4月、ノートルダム大聖堂が災に包まれたショッキングなニュースは全世界を震撼させました。

ゴシック建築の最高傑作とも言われ、1163年からおよそ200年もの年月掛けて1345年に完成したノートルダム大聖堂は、フランスを代表する建築物のひとつでした。ノートルダムとは、フランス語で「我らの貴婦人」という意味で、聖母マリアに捧げる思いが込められています。

ノートルダム大聖堂の再建は、多くの課題をクリアしながらも、パリオリンピックに向けたプロジェクトが進行中です。改修工事自体は2025年まで続くものの、2024年12月からオープンを予定しているとのニュースに、世界中からの期待が高まっています。

※2023年5月の情報です。

3. ルーブル博物館(パリ)

ルーブル博物館

フランスで最も有名な美術館のひとつであるルーブル美術館は、もちろん観光客にも大人気の観光スポット。世界最大規模で、1日では見て回れないほどの広さ。もともと城塞だった建物はフランス国王たちの住居でしたが、1793年に美術館に生まれ変わりました。およそ35,000点もの美術品が展示され、その中で最も古いものでは7,000年以上前の作品も。コレクションは多岐に渡っていて、古代エジプトや古代ローマ、そしてイスラム美術など、非常に貴重な作品が揃っていてどれも見逃せません。

広い館内には大ホールがあり、講演会やシンポジウム、コンサートそして映画上映など、様々なイベントが行われています。美術館には美しい庭園が隣接していて、定期的にガイドツアーも催行され、こちらも観光客に大人気。また、おしゃれなカフェレストランも併設されているので、たっぷり時間を掛けて優雅なフランス観光を楽しんでみてはいかがですか?

4. モンサンミッシェル(マンシュ県)

モンサンミッシェル

モンサンミッシェルは、フランスのノルマンディー地域圏で最も人気がある観光名所。1979年にユネスコの文化遺産「モン-サン-ミシェルとその湾」という名称で、世界遺産に登録されました。

干満の差が激しい場所として知られているモンサンミッシェルは、干潮時には陸と繋がり、満潮時には海に浮かぶ要塞のように荘厳です。中心部にそびえるのがモンサンミッシェル修道院。島内にはレストランやホテル、サン・ピエール教会もあります。広大な景色を見渡せる西テラスは、おすすめの眺望スポット。ライトアップされる夜、日の出のモンサンミッシェルはとても幻想的です。

5. エトワール凱旋門(パリ)

エトワール凱旋門

フランスを代表する建築物はたくさんありますが、エトワール凱旋門もそのひとつ。シャルル・ド・ゴール広場にある凱旋門は、 アウステルリッツの戦いで勝利の記念にナポレオンの命で1836年に建てられた戦勝記念碑で、フランスの歴史を肌で感じることができる貴重な場所です。

遠くから眺める凱旋門もとても美しいのですが、地下道から建物のそばまで行くことができます。入場料を払えば建物の上まで登ることもできるんですよ。この凱旋門を中心に、12本もの通りが放射状に延びていた上からの眺めは絶景!

名前に付けられたエトワールとは、星という意味でこの放射状の通りを指しています。凱旋門は外から眺める建物というイメージがあるかもしれませんが、上まで登ってみるとひと味違うパリの景色を楽しめます。

6. オルセー美術館(パリ)

オルセー美術館

ルーブル美術館と並んで、フランスの有名な美術館として知られるオルセー美術館。フランス観光に訪れたら、ぜひ立ち寄りたい美術館のひとつです。

優美な美術館の建物は、もともと1900年のパリ万博に合わせて建設された、オルセー駅と隣接するホテルでした。その後、1986年にオルセー美術館として開館。内部の広々とした中央ホールは、地下ホームだった時代の吹き抜けをそのまま活用しているそうです。

至る所に駅だった頃の面影が残っているので、当時の光景を想像しながら建物を見るのも楽しいですよ。今ではすっかり定番のフランス観光スポット。コレクションは19世紀美術に特化していて、印象派の作品が多いことで知られています。絵画や彫刻だけではなく、写真、グラフィック、家具や工芸品に至るまで、19世紀の幅広い作品が展示されていて観光客にも人気です。

7. プロムナード・デ・ザングレ(ニース)

ニース プロムナード・デ・ザングレ

ニースはフランス南部、コート・ダジュールの有名観光地。3.5㎞ほど続くビーチ沿いの大通りは「プロムナード・デ・ザングレ」と呼ばれ、綺麗な海を眺められる遊歩道が整備されています。

プロムナード・デ・ザングレ一帯は、高級リゾートホテル、カジノ、レストランやカフェが多くとても華やかなエリアです。散歩やジョギング、サイクリングをするのもおすすめ。青いベンチに座ってゆっくり流れる時間に浸るのも良いですね。

8. 水鏡「ミロワール・ドー」(ボルドー)

水鏡「ミロワール・ドー」

「水鏡(ミロワール・ドー/Miroir d’eau)」は、ボルドーで注目の映えスポット。ブルス広場とガロンヌ川の間に造られた3,450平方メートルもの水盤は、世界一の大きさを誇ります。

設計は、フランス人景観デザイナーのミッシェル・コラジュ(Michel Corajoud)氏。10時~22時まで、30分に1回水が充填されます。巨大な水盤が鏡のように空やブルス宮殿を映す、水鏡の絶景をお楽しみください。

9. アヴィニョン歴史地区(アビニョン)

アヴィニョン歴史地区

南フランスのアヴィニョンは、ルネサンスの一大中心地として繁栄した街です。フランス民謡で有名なアヴィニョン橋(サン・ベネゼ橋)、高さ約50mの壁で囲まれた中世ゴシック様式のアヴィニョン教皇庁(教皇宮殿)、 ロシェ・デ・ドン(ドンの岩壁)など世界遺産に登録された歴史地区では、中世の面影にふれることができます。

鐘楼の頂上で黄金の聖母像が輝くノートルダム・デ・ドン大聖堂は、一般公開されているので見学も可能です。

10. モンマルトルの丘(パリ)

モンマルトルの丘

パリの街で一番高い丘、モンマルトルはフランス有数の観光名所。丘の上にはモンマルトルのシンボル、サクレ・クール寺院があります。パリの街を一望できるモンマルトルには多くの観光客が訪れ、周辺の観光スポットを楽しんでいます。

この一帯は、フランスでも良く知られた芸術の街。19世紀に大規模なパリの整備が実施され、その影響で多くの芸術家たちがモンマルトルに住居を移しました。その為、現在でも丘の上には多くの画家が集まり、観光客の似顔絵を描く姿が見られます。

周辺には名立たる芸術家たちにまつわる観光スポットが随所にあり、見どころは盛りだくさん。ルノワールの住居だった建物やユリトロのアトリエだった場所など、貴重な建物を見学することができますよ。風景画として描かれた場所や映画のロケ地になった場所などもあり、フランス国内からも訪れる観光客も多い魅力あふれるスポットです。

9. サクレ・クール寺院(パリ)

サクレ・クール寺院

モンマルトルの丘の上にそびえ立つサクレ・クール寺院は、フランスでも人気の観光スポット。フランス国内にはいくつかのサクレ・クール寺院がありますが、このモンマルトルにある寺院が一番有名です。青空に映える白亜の建物はロマネスク様式とビザンティン様式からなるバジリカ大聖堂。19世紀後半にできたフランスでは比較的新しい建物ですが、現在ではすっかりパリのランドマークとして定着し、多くの観光客が訪れる場所となっています。

寺院内部には自由に入ることができますが、特に見どころなのは、建物の象徴でもあるドームの天井画。キリストが描かれた美しい絵は、その細かさに驚かされます。また、壁に描かれた絵やクリプトも見逃せません。さらに、屋上ドームからの展望はまた一段と高い位置からパリ市内を見渡すことができ、観光客にも人気。他の場所とは違う爽快感を味わえるのでおすすめですよ!

10. エギーユ・デュ・ミディ展望台(シャモニー)

エギーユ・デュ・ミディ展望台

標高3777mにあるエギーユ・デュ・ミディ展望台は、手軽にモンブラン山系の眺望を楽しめる絶景スポット。標高1035mに位置する麓の街シャモニーからロープウェイとエレベーターで展望台まで行けば、アルプス最高峰モンブランは目の前です。

エギーユは「針峰」の意で、エギーユ・デュ・ミディや周辺の山々は、まさに尖った針峰で迫力満点。対照的に、モンブランは女性的でなだらかな曲線も持ち合わせた魅力的な山です。

エギーユ・デュ・ミディ展望台にはシースルーのボックスが用意されていて、記念写真の撮影もOK!高所恐怖症でなければ、ぜひ挑戦してみましょう!

11. ポンピドゥー・センター(パリ)

ポンピドゥー・センター

ポンピドゥーセンターは、フランスのパリ4区にある世界的に知られる総合文化施設。フランスの様々な芸術発信の拠点として、1977年に開館しました。エスカレーターやエレベーター、そして配管までもが全て外にむき出しの状態で、とても斬新で目を引く外観。その独特なデザインは、ハイテク建築やポストモダン建築と呼ばれ、観光客の間でも脚光を浴びました。現在でもフランス屈指の観光スポットとして日々多くの観光客が訪れます。

建物内には国立近代美術館や音響音楽研究所、公共図書館などが入っていて、地元の人にも大人気!中でも国立近代美術館はコレクション数がフランス最大規模で、見ごたえ抜群。ピカソやシャガール、ダリなどの誰もが知っている近代美術の巨匠の作品が目白押しです。また、期間限定で開催される特別展もあり、ダンス、音楽、演劇、映画、など、様々な文化に触れることができる魅力満載の場所です。

12. コルマールの街並み(コルマール)

コルマール

アルザス地方のコルマールは、メルヘンチックな街並みが人気。映画・アニメのモデルにもなった旧市街地、イタリアのヴェネチアに似た運河でクルージングもできるプティット・ヴニーズなど、まるでおとぎの世界のようです。

コルマール周辺にも、「アルザスの真珠」と称されるリクヴィル、カラフルな花で彩られた街並みがキュートなエギスハイム、クリスマスマーケットでにぎわうカイゼルといった可愛い街がたくさんありますよ。

13. ガルニエ宮/オペラ座(パリ)

ガルニエ宮(オペラ座)

パリにある歌劇場ガルニエ宮は、フランスを代表する劇場として1875年に完成しました。この劇場の設計者の名前から、ガルニエ宮と名づけられましたが、一般的にはオペラ座と呼ばれています。なんといっても、この建物の絢爛さは際立っていて、観光客の心を惹きつけます。左右対称に設計された威厳のある建物は、ボザール様式で、装飾はネオ・バロック様式が取り入れられています。そこかしこにギリシャ神話の神々が彫り込まれ、建物自体が大きな芸術作品のよう。

建物内部へ一歩足を踏み入れると、そこはまさに宮殿。豪華絢爛な装飾が天井や壁を覆いつくしています。芸術文化を重んじるフランスならではのデザインに観光客も圧倒です。1989年には新しい劇場オペラ・バスティーユが完成したので、現在ガルニエ宮では、バレエや管弦楽コンサートなどの講演が中心。せっかくフランス観光に訪れるのであれば、ぜひ本場のオペラ劇場を堪能してください!

14. ストラスブール大聖堂(ストラスブール)

ストラスブール大聖堂

フランスのストラスブールにあるストラスブール大聖堂(ノートルダム=ド=ストラスブール大聖堂)はカトリックの教会で、フランスを代表する建造物のひとつとして人気の観光スポットです。建物の大部分はロマネスク建築ですが、一般的には代表的なゴシック建築として知られています。高さは142メートルにもおよび、世界一の高層建築だった時期もあったそうです。歴史の波を乗り越えてきたストラスブール大聖堂ですが、今でも多くの貴重な作品が残されています。

中でも天窓のステンドグラスの美しさは圧巻で、観光客にも大人気。また、世界最大級の高さがある美しい天文時計は必見!様々な天文データを計算する仕組みは驚きですね。さらに、なんと言ってもこの時計の一番の見どころは、毎日違う時刻に人形たちが出てくるからくり。天使が鐘を鳴らしたり砂時計をひっくり返したり、十二使徒がキリストの前と通ったりと、様々な光景が繰り広げられますよ。

15. フルヴィエール大聖堂(リヨン)

フルヴィエール大聖堂

フルヴィエール大聖堂は、フランスのリヨンにあるフルヴィエールの丘に1896年に建てられたバシリカ式大聖堂です。建物の様式は建設当時には珍しいロマネスク建築とビザンチン建築で、美しい尖塔が目を引くリヨンの人気観光スポット。フルヴィエールの丘の上からの眺望は素晴らしく、リヨンの街を見渡すことができるので、観光客が大勢訪れます。時間帯によっては塔に上ることができるので、タイミングが良ければぜひ塔からの絶景を眺めてみてください。

また、美しいモザイクやステンドグラスが施された建物の内部は圧巻。観光客向けのガイドツアーも催行されているので、参加すれば詳細の説明を聞くことができますよ。さらに、毎年12月8日には、街の救済を聖母マリアに感謝して、リヨンの街中にキャンドルを灯す光の祭典が行われます。幻想的な光景をひと目見ようと多くの観光客で賑わう美しい祭典は一見の価値ありです!

16. ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユ)

ヴェルサイユ宮殿

フランスを代表する建物の中でも、ヴェルサイユ宮殿は外せません。1682年にフランス国王ルイ14世が建てた宮殿で、あまりに有名な観光名所で知らない人はいないと言っても良いほど。バロック建築の代表作で、その絢爛豪華な建物と規模が桁違いの広大な庭園は世界中の観光客を魅了し続けます。

贅沢の極みともいえる鏡の間は、ヴェルサイユ宮殿の中でも必見の部屋。当時は重要な儀式や海外からの賓客をもてなすために使用されていました。また、ヴェルサイユ条約が調印された場所としても有名です。さらに、宮殿の目の前に広がる庭園は、その広さも美しさも圧巻。歩いて見て回ることは不可能に近く、レンタルサイクルで回るのがおすすめ。隅々まで手入れが行き届いた庭園の中にいると、中世のフランスに迷い込んだかのような錯覚に陥ります。パリから少し離れますが、ヴェルサイユ観光は外せませんよ!

17. カルカッソンヌ(カルカッソンヌ)

カルカッソンヌ

フランス南部のスペインに近いカルカッソンヌは、世界遺産に登録された歴史的城塞都市。日本ではあまり知られていませんが、フランスではかなり有名な観光名所です。

欧州最古の城塞都市は、全長約3kmにも及ぶ二重の城壁が特徴。「シテ」と呼ばれるカルカッソンヌの城塞都市は、中世の歴史的価値を今に残す貴重な場所としておすすめです。

18. リュクサンブール公園(パリ)

リュクサンブール公園

リュクサンブール公園は、フランスのパリにあるリュクサンブール宮殿に隣接した庭園。その敷地は広大で、パリ市内では最大級の公園で、週末ともなると多くの観光客と地元の人たちで賑わいを見せます。庭園内には100体以上にもなる彫像が随所に置かれていて、まるで庭園美術館。中央の広場には、過去のフランス王妃と聖人たちの像が立ち並んでいて、その美しい光景に、観光客も大満足です。

敷地内にはフェンスで囲まれた子供用の小さなプレイグラウンド作られています。人形劇用の劇場やメリーゴーランドまであり、ちょっとした遊園地のよう。晴れた日などには、ポニーと遊んだり、池で遊んだりする子供たちの姿が見られます。また、木陰には小さなカフェレストランもあるので、コーヒーやワインを片手にくつろぐのも良いですね。フランスの優雅な時間の過ごし方を実感できる素敵な公園ですよ。

19. サントシャペル(パリ)

サントシャペル

聖なる礼拝堂という意味を持つサントシャペルは、、パリ中心部シテ島にあるフランスを代表するゴシック建築の美しい教会です。1248年に建てられた建物で、ゴシック建築の傑作とも言われていて、フランス国内でも特に人気の観光スポット。ノートルダム大聖堂に並ぶ人気ぶりで、連日多くの観光客が訪れます。

建物内部に入ると、パリ最古の美しいステンドグラスがお出迎え。太陽の光を浴びて美しく輝くその光景は必見です!他にも、モザイクタイルや繊細な彫刻が施された柱や壁は、その美しさに息を飲むほど。それほど大きな教会ではありませんが、見ごたえは十分です。また、1年中行われている夜間クラシックコンサートは有名で、これを目当てに訪れる観光客も。美しいステンドグラスに囲まれた幻想的なコンサートを体験すれば、フランス人になった気分を味わえるかもしれませんよ!

20. ソルボンヌ大学(パリ)

ソルボンヌ大学

ソルボンヌ大学は、フランスを代表するパリ第1、第3、第4大学の総称で、オックスフォードと並んでヨーロッパで最も古い由緒ある大学の1つとして知られています。周辺地区にはお洒落なカフェや本屋さんが多く立ち並び、フランスの学生が多く、観光客もたくさん訪れる人気のエリアでもあります。

観光客の目を引くのは、何と言ってもその美しい建物。非常に美しい外観は、名門大学の風格を感じさせる知的さを漂わせた雰囲気で、見るものを圧倒します。とにかく巨大な大学なので、周辺にはいくつか独立した校舎が建っていますが、どれも威厳のある佇まい。

大学なので、観光スポットという感じではありませんが、建物は一見の価値あり!キュリー夫人やヴィクトル・ユーゴーなど数々のフランスの著名人が卒業しています。大学の建物に入るには、許可が必要ですが、中庭には自由に入れるので、周辺を散策しながらソルボンヌ大学もぜひ見学してみてください。

21. マドレーヌ寺院(パリ)

マドレーヌ寺院

マドレーヌ寺院はパリにあるカトリック教会で、珍しいコリント式の外観です。フランスでは珍しい、古代ギリシャの神殿を思わせるようなネオ・クラシック様式。正面には最後の審判の彫刻が施されていて、たくさんの観光客が写真を撮る姿が見られます。扉には十戒をテーマにしたレリーフで飾られていて、芸術性の高さは見事。また、内部には聖母マリアの像やキリストの洗礼の像が置かれ、観光客を迎えてくれます。

まるで建物全体が美術館のような、素晴らしい作品の数々で装飾されていますが、定期的に美術展などのイベントが開催されています。1849年に設置されたパイプオルガンも必見ですよ!また、ランチタイムには雰囲気の良いカフェレストランがオープンしているので、時間があれば利用してみてはいかがでしょうか?

22. ストラスブール動物博物館(ストラスブール)

ストラスブール動物博物館

出典: © Ralph Hammann (CC BY-SA 4.0)

ストラスブールの大学キャンパス内にフランスでも珍しい、動物学に特化した博物館があります。キャンパス内ということで、穴場の観光スポットですが、様々な興味深い展示物があり、見ごたえは抜群。アルザス地方の動物からフランス国内、さらには世界の動物まで、わかりやすく説明がされています。

希少動物や絶滅した動物の紹介などもあり、考えさせられる場面も。動物学と同時に、自然史の展示も充実していて、南極や北極の様子など貴重なものあり、有意義な時間を過ごすことができます。

また、博物館内には広々とした図書室が併設されていて自由に閲覧することができます。観光客もあまりいないので、静かで穏やかな雰囲気の中、ゆったりと寛ぐことができます。期間ごとに企画展示も行われているので、訪れる度に違う雰囲気を楽しめますよ。普段あまり接することがないフランスの動物や自然について、いろいろと学べるおすすめの観光スポットです。

23. ジャンヌ・ダルク教会(ルーアン)

ジャンヌ・ダルク教会

フランスのノルマンディー地方、ルーアンにある、ジャンヌ・ダルク教会は、言わずと知れた有名な観光スポット。三角の屋根が特徴的な建物は、フランスにある他の教会とは一線を画すデザインで、連日地元の参拝者に混ざって多くの観光客が訪れます。

ここは、フランスの国民的ヒロイン、ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられた場所。もともとは広場だった場所に建てられました。 規模はそれほど大きいものではなく、とてもコンパクトな造り。入り口近くには、ジャンヌ・ダルクの記念碑を見ることができます。

教会内部は木の温もりを感じさせる優しい風合いが特徴で、いたってシンプル。柔らかな太陽の光に照らされて輝くステンドグラスも少し控えめです。 ジャンヌ・ダルクのあまりにも短い生涯を思いながら、感慨にふけってみるのも良いものですよ。

24. オーヴェール・シュル・オワーズ(ヴァル=ドワーズ県)

オーヴェール・シュル・オワーズ

オーヴェール・シュル・オワーズは、フランスのイル・ド・フランス地方にある美しい村で、ポール・セザンヌやゴッホなどの多くの著名なフランスの芸術家たちが、着想を得るために訪れた場所です。現在は、絵画にも残されている美しい風景をひと目見ようと、世界中から観光客が押し寄せるフランス国内屈指の大人気の観光地となりました。特にゴッホは、この地を描いた作品を70点も残しており、この村では随所に見覚えのある景色を見つけることができます。

また、ゴッホが晩年を過ごし、最期を迎えた場所としても知られていています。ローベルジュ・ラヴーは、 ゴッホが最期の数か月を過ごした宿。現在はレストランになっていて、連日観光客で賑わっています。建物内にあるゴッホが過ごしていた部屋は一般に公開されているので、ぜひ訪れてみてください。フランスの著名な芸術家の当時の暮らしぶりを垣間見ることができる、貴重な場所ですよ。

25. ジヴェルニー(ウール県)

ジヴェルニー

ジヴェルニーはフランスのオート・ノルマンディ地方にある美しい町。この町が世界的に有名な観光地となったのは、フランスの代表的な画家、クロード・モネが半生を過ごした場所だからなんです。ジヴェルニーで一番の人気観光スポットは、やはりモネの家。春から秋にかけて、観光客に公開されています。建物内には、モネ自身の作品と、浮世絵のコレクションの数々が展示されていて、貴重な作品の数々は圧巻。

また、モネがこの地で描き続けた庭園を、実際に見ることができるのも感動ですよね。誰もが知っている睡蓮が浮かぶ池や、モネが好んだ日本庭園を模した太鼓橋もあり、その美しさは見るものを圧倒します。周辺には、印象派美術館や庭園美術館など見どころも盛りだくさん。ジヴェルニーの街に訪れれば、フランス芸術の世界に浸れますよ!

26. ルーアン大聖堂(ルーアン)

ルーアン大聖堂

フランスのノルマンディー地方にある、ルーアン大聖堂は美しいゴシック建築の教会です。クロード・モネの連作「ルーアン大聖堂」で描かれている大聖堂として知られていて、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。建物内部には、13世紀から現代までのステンドグラスが施されていて、その美しい輝きは必見。また、夏のシーズン中は大聖堂の正面を巨大なキャンバスに見立てた幻想的な光のショーが開催され、さらに多くの観光客が集まります。

ルーアン大聖堂の周辺には、ゴシック建築の建物がいくつも残っていて、「100の鐘楼を持つ町」と呼ばれているそう。ノルマンディーらしい木組みの家があちこちに見られる旧市街は、散策するだけでもフランスの独特な雰囲気を感じることができて楽しめますよ。毎年5月にはこの地で没したジャンヌ・ダルクを偲ぶ盛大な祭りが開かれ、フランス中から集まる人で賑わいます。

27. シュノンソー城(アンドル=エ=ロワール県)

シュノンソー城

フランスのロワール渓谷にある町、シェノンソー。そこにそびえ立つ城は、この町のシンボル的存在で、多くの観光客が訪れる場所です。もともとは製粉所があった場所に建てられてました。建物はフランスでも珍しく、川の上にアーチ型の橋が造られ、城は向こう岸まで渡っていて、城自体が橋のよう。

様々な歴史の波を乗り越えてきたシュノンソー城は、内部にも至る所にこだわりが。随所にシュノンソーを建築した夫婦の紋章や座右の銘などが刻まれている場所を見つけることができますよ!装飾はどれも美しく、観光客の目を楽しませてくれます。

シュノンソー城は庭園も美しく、川の氾濫に備えて石のテラスで補強されていて、独特のデザイン。また、敷地内には迷路園があって、まるで絵本の中の世界に迷い込んだような光景。フランスの美しい城を満喫しながら、迷路にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

28. アステリックス・パーク(オワーズ県)

アステリックス・パーク

フランスでは知らない人はいないと言えるほど国民的な人気を誇るコミック『アステリックス』のテーマパークが、シャルル・ド・ゴール国際空港の近くにあります。週末には地元の人で賑わうこの遊園地は、観光客のあいだでも密かな人気。舞台は紀元前50年のフランス。そこに登場するのが主人公のヒーロー、アステリックスです。そのコミックの世界観を実際に楽しめるとあって、フランスの人にとっては理屈抜きに楽しめる場所。

でもこのテーマパーク、フランスの伝統文化の要素が散りばめられていて、海外からの観光客にこそおすすめのスポットなんです。園内はとてもアットホームな雰囲気が漂うの穏やかな印象。ショーや劇も楽しめて、レストランも完備なので安心して1日中楽しめますよ。フランスの洗練された芸術文化を楽しむ観光も良いですが、たまには童心に帰って思いっきり遊んじゃいましょう!

29. コンピエーニュの森(オワーズ県)

コンピエーニュの森

コンピエーニュの森は、フランスのピカルディ地方にある森林地帯で、1918年に第一次世界大戦のドイツ降伏調印式が行われた場所として世界的にも知られています。歴史的に重要な意味を持つこの場所も、現在では観光客が訪れる観光スポット。ドイツを表現した落ちる鷲を連合国を意味する剣が刺している像が観光客の目を引きます。また、休戦の署名がされた車両のレプリカや記念の銘板があったりと、随所にフランスとドイツの歴史の足跡をたどることができる場所です。

その後コンピエーニュの森は整備が進み、ハイキングコースやサイクリングロードが造られました。のんびり森の中を散策しながら自然を満喫できるので、観光客や地元の人にとっては憩いの場所。秋には美しい紅葉した木々を見ることができます。当たり前に思っている平和な時代に、改めて感謝したくなる場所です。

30. サン・シュルピス教会(パリ)

サン・シュルピス教会

サン・シュルピス教会はパリにあるカトリックの聖堂で、フランスを代表する教会のひとつ。建物の脇にはサン・ジュルピス広場が広がっていて、観光客や地元の人がくつろいでいる姿も見られます。建物はとても立派で、パリ市内ではノートルダム大聖堂に次いで2番目の大きさ。内部には、18世紀に造られた精巧な日時計があり、観光客の目を引きます。

サンシュルピス教会には、フランス内でも貴重な芸術作品のコレクションがあり、ドラクロワによって描かれたフレスコ画の数々は一見の価値あり。これらの有名な作品を見に訪れる観光客も少なくありません。また、教会の前庭にある噴水もとても大きく、繊細な彫刻が見事。教会内部もその周辺も素晴らしい作品の数々に驚かされます。フランスに来てサン・シュルピス教会を訪れないのはもったいない!ぜひ足を延ばしてみてください。

◎観光大国フランスのおすすめスポットまとめ

世界の中でも特別な地位を確立しているフランス。観光地として他の国とは一線を画しています。様々な分野において、常に世界のトップランナーとして走り続けるフランスに惹きつけられる観光客は後を絶ちません。もし、まだ行ったことがないのであれば、せひ一度訪れてみてください。フランスの気高い雰囲気にきっと魅了されますよ!魅力的な観光スポットが満載のフランスは、何度訪れても飽きることがありません。新たな魅力を発見する旅に出かけてみてはいかがでしょうか?

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

フランスでおすすめの記事

フランスのアクセスランキング