アフリカ・ナミビアの人気観光スポット13選|魂が震える大自然の絶景

アフリカ・ナミビアの人気観光スポット13選|魂が震える大自然の絶景

ナミビアはアフリカ南西部に位置する国。日本ではあまり知られていないかもしれませんが、大自然を満喫できる魅力的な観光地の一つです。特に、世界遺産に登録されているナミブ砂漠は、絶景の宝庫として有名です。空と太陽、そして砂だけが広がる世界で、非日常的な体験をしてみませんか?

赤い砂丘が果てしなく続く風景、サバンナに沈む夕日、「月世界」とも称される荒涼とした大地。20万頭を超すオットセイの生息地や、フラミンゴが舞うラグーンなど、日本では見ることのできない景色が広がっています。そんなナミビアのおすすめ観光スポットをご紹介します。

※2025年1月現在、ナミビアへの渡航は【危険レベル1:十分注意してください】です。最新情報を外務省の海外安全ホームページなどで確認し、安全に留意して渡航してください。


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アフリカ・ナミビアの人気観光スポット13選|魂が震える大自然の絶景

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1. ナミブ砂漠

世界遺産 ナミブ砂漠(ナミビア)

ナミビアの観光スポットといえば、ナミブ砂漠は外せません。約8000万年前に誕生した世界最古の砂漠とされ、世界遺産にも登録されています。「ナミブ」とは、この地に暮らすサン人の言葉で「何もない」という意味です。

大西洋を望む沿岸に位置し、北海道とほぼ同じ広さを誇る広大な砂漠。砂漠でありながら霧が発生する珍しい環境の影響で、独自の生態系が形成されています。一般的に砂漠といえば岩や低木が点在するイメージがありますが、ナミブ砂漠は赤褐色の砂丘がどこまでも続き、まさに「砂漠らしい砂漠」。特に、朝日を浴びて赤く染まる砂丘は、ナミビア観光のハイライトの一つです。

2. ソサスブレイとデッドブレイ

ソサスブレイ(ナミビア・ナミブ砂漠)

ソサスブレイはナミブ砂海のハイライトです。高さ約300mもの大砂丘群が広がる、ナミビア屈指の観光スポット。砂丘の広がる地域は約3万2000平方kmにおよび、世界最大級の高低差を誇る雄大な景観が楽しめます。

観光ツアーでは、このソサスブレイを訪れ、数時間のトレッキングを楽しみます。

デッドブレイ(ナミビア・ナミブ砂漠)

ソサスブレイと対をなすのがデッドブレイ。「死の沼地」という意味を持つこの地には、枯れ木が延々と続き、まさに「死の砂漠」を思わせる光景が広がっています。

赤い砂丘、白い大地、黒く立ち枯れた木が織りなすコントラストは美しく、ナミビアを代表する観光スポットとして高い人気を誇ります。

3. トゥウェイフルフォンテーン

トゥウェイフルフォンテーン(ナミビア)

トゥウェイフルフォンテーンは、ナミビア北西部のクネネ州に残る岩刻画群で、2000年以上前に描かれた絵が2000点以上も発見されています。アフリカで最も多くの岩刻画が集まるナミビア屈指の観光スポットで、2007年にナミビア初のユネスコ世界遺産に登録されました。

保存状態は良好で、サン族によって描かれたサイ、ゾウ、キリン、ライオンなどの動物や、儀式で踊る人々の姿から、当時の狩猟生活の一端をうかがうことができます。動物の足跡は、画家のサイン代わりとされた興味深い特徴の一つ。アザラシやペンギンの絵も見つかっていることから、彼らは海まで足を運んでいたのかもしれません。

トゥウェイフルフォンテーンはナミビアでも特に人気のある観光スポットで、基本的に国立公園専属ガイドの案内のもと見学します。

4. エトーシャ国立公園

エトーシャ国立公園(ナミビア)

エトーシャ国立公園は、ナミビア北部に位置する巨大なサファリ公園で、アフリカゾウ、ライオン、チーター、ヒョウ、キリンなど100種類を超える動物や、340種類の鳥類が生息する人気の観光スポットです。ナミビアでも有名なサファリドライブが楽しめる場所で、レンタカーでの乗り入れが可能なため、自分で運転しながらサファリを満喫できます。

公園の中心には「エトーシャ・パン」と呼ばれる広大な塩湖が広がり、その面積は日本の四国ほどにも及びます。多くの動物が集まる水場は、野生動物の姿を間近に観察できる魅力的な場所の一つ。そして、観光のハイライトは夕日。遮るもののないサバンナに沈む夕日は、まさにアフリカならではの絶景です。

公園内には観光客向けのロッジが整備されており、ナミビアの雄大な自然を感じながら特別な夜を過ごすこともできます。

5. ケープ・クロス

ケープ・クロス(ナミビア)

ケープ・クロスは、大西洋に面したナミビア第2の都市スワコップムントから北西へ約120kmの場所に位置しています。ここでの観光ハイライトは、オットセイの自然保護区。多い時には、なんと20万頭ものオットセイが生息しています。ナミビアでオットセイが見られるという意外性も魅力です。

ここに生息するのはミナミアフリカオットセイ。海岸を埋め尽くすように広がり、時折響く鳴き声が圧巻の光景を作り出します。見学は遊歩道から行いますが、時には遊歩道の上で寝そべっているオットセイもおり、至近距離で観察できることも。かわいい親子の姿に出会えることもあるため、ナミビアを訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。

6. カオコランド

カオコランド(ナミビア)

カオコランドは、ナミビア北西端に広がるカオコランド山脈が連なる地域です。ナミビアの中でも伝統的な生活を営んでいるヒンバ族の村が点在しており、観光で訪れることができます。

ヒンバ族の家は、蟻塚と牛糞を固めた円柱形のもので特徴的です。女性はオカという赤い泥粉と牛脂を混ぜたものを全身に塗ります。オカは日焼け防止や肌を守る役割があり、ヒンバ族の女性は入浴しないため、体を清潔に保つ効果もあるそうです。また、ヒンバ族は基本的に一夫多妻制を採用しており、皆で共同で子育てを行います。

最近では、ナミビアの都市部へ出るヒンバ族の若者も多いといいます。村々には観光客が多く訪れますが、この観光による収入もヒンバ族の大切な生活の糧となっているそうです。

7.シュピッツコッペ

シュピッツコッペ(ナミビア)

シュピッツコッペは、ナミビア西部に位置する岩峰群で、ナミブ砂漠の中央近くにあります。「ナミビアのマッターホルン」とも称される、ナミビア観光のクライマックスとして人気の観光地。数億年前の花崗岩が風化してできたもので、最も高い岩峰の標高は1728mにも達します。

頂上まで歩いて登ることができ、ここからの眺めは絶景です!特に夕日が沈む景色は、ナミビア観光の思い出に残ることでしょう。周辺にはキャンプ場が点在しており、またボルダリングできる岩やフリークライミングができる壁があることから、ロッククライマーにも注目されています。

8. ウォルビスベイ

ウォルビスベイ(ナミビア)

ナミビア沿岸中部に位置するウォルヴィスベイは、大西洋に面した港町です。ここはラグーンに集まる動物に出会える、ナミビアの人気観光スポット。特におすすめなのが、ウォルヴィスベイ・ラグーンの遊覧クルーズです。ペリカンやオットセイを間近に観察できる人気のアクティビティで、ナミビア観光のハイライトの一つとなっています。

また、ウォルヴィスベイは野生のフラミンゴが見られる場所としても有名。ここの湿地帯はアフリカ大陸でも最も重要な水鳥の生息地で、南部アフリカに生息するフラミンゴの約50%がここに集まると言われています。特に、夕日を背景にしたフラミンゴの姿は絶景!ぜひカメラに収めてみてください。

9. リューデリッツ

リューデリッツ(ナミビア)

リューデリッツは、ナミビア南部のカラス州に位置する、大西洋に面した港町です。ナミビアはドイツ人観光客が多く訪れますが、中でもこのリューデリッツは、ドイツの影響が色濃く残る街として知られています。

もともとはドイツの商人によって築かれ、近くでダイヤモンド鉱山が発見されたことで大きく発展しました。現在は、アール・ヌーヴォー様式をはじめとする植民地時代の建築が残る観光地として注目されています。

観光スポットとしては、教会や旧駅舎などの歴史的建造物に加え、沖合に広がるアザラシやペンギンの繁殖地があります。また、郊外にはコールスマンスコップという鉱山があり、ツアーで訪れることも可能です。街のお店では、ナミビアならではのかわいいお土産が見つかるかもしれません。

10. ムーン・ランドスケープ

ムーン・ランドスケープ(ナミビア)

ムーン・ランドスケープは、ナミビア観光の定番スポットとして、多くの観光客が訪れる場所です。なだらかな山々が果てしなく広がる光景は、「砂漠の中の月世界」とも称されます。見渡す限り岩と谷で、生命の気配がほとんど感じられない非日常的な風景が広がっています。

また、忘れてはならないのが「ウェルウィッチア」という植物です。ナミビアの砂漠のど真ん中で千年以上も生き続ける不思議な巨大植物で、和名は「奇想天外」。大きなものは4mにもなるといわれています。一見、枯れているように見えますが、実は1000年以上の寿命を持ち、絶滅の危機にある貴重な植物です。観光の際には丁寧に扱いましょう。

11. フィッシュリバー・キャニオン

フィッシュリバー・キャニオン(ナミビア)

フィッシュリバー・キャニオンは、ナミビア最南端に位置する大渓谷。長さ160km、幅27km、深さ550mを誇り、アメリカのグランドキャニオンに次ぐ世界第2位の規模を持つナミビアの観光スポットです。

最寄りの都市はケートマンズフープ。ここから砂漠をドライブすると、荒涼とした大地の中に突如、巨大な渓谷が姿を現します。公園内にはビューポイントとなる展望台があり、観光の拠点となるキャンプ場も整備されています。また、谷底まで降りることができるトレッキングも人気です。

さらに、谷底には温泉リゾート「アイアイ(Ai-Ais)」があり、周囲の荒涼とした風景とは対照的に、整ったホテルやレストランがそろっています。ナミビア観光の際には、温泉もぜひ体験してみてください。

12. コールマンスコップのゴーストタウン

コールマンスコップのゴーストタウン(ナミビア)

ナミビアのコールマンスコップは、かつてダイヤモンド鉱山の拠点として栄えた街。豪華なドイツ風の家が建ち並び、病院、発電所、製氷工場、プール、映画館などの娯楽施設も備えていました。しかし、ダイヤモンドが掘り尽くされると衰退し、1954年にはゴーストタウンに。現在は砂に埋もれた街として、ナミビアの観光スポットとなっています。

このゴーストタウンは観光用に保存され、博物館も併設。港町リューデリッツから約2kmとアクセスしやすく、ナミビアの新たな観光名所として人気を集めています。荒涼とした風景が広がるものの、その独特の雰囲気は訪れる価値があります。

13. エプパの滝

エプパの滝(ナミビア)

エプパの滝は、ナミビアとアンゴラの国境を流れるクネネ川にある滝。ヒンバ族の聖地とされ、滝の水を飲むと身も心も清められると言われています。

荒涼としたナミビアの砂漠風景の中で、ここはひと息つける貴重な観光地。乾季は水量が減るものの、それでも見事な流れが楽しめます。周辺にはヒンバ族の村があり、訪問することもできますよ。

この滝の上流では、ダムの建設計画が進められており、地域の環境変化が懸念されています。ナミビアの美しい自然が守られ、これからも多くの観光客が訪れられる場所であり続けることを願うばかりです。

◎ナミビアのおすすめ観光スポットまとめ

ナミブ砂漠(ナミビア)

ナミビアには、壮大な自然景観や歴史的な名所が数多く点在しています。世界最古の砂漠とされるナミブ砂漠や、圧巻の砂丘が広がるソサスブレイ、奇岩がそびえるシュピッツコッペなど、ダイナミックな風景が魅力です。アフリカ有数のサファリ体験ができるエトーシャ国立公園では、多様な野生動物との出会いも楽しめます。

また、2,000点以上の岩刻画が残る世界遺産トゥウェイフルフォンテーンや、ドイツ植民地時代の名残が色濃く残るリューデリッツ、ゴーストタウンとなったコールマンスコップなど、歴史を感じるスポットも見どころ。さらに、20万頭ものオットセイが生息するケープ・クロスや、フラミンゴが舞うウォルヴィスベイなど、ユニークな生態系も魅力です。

ナミビアは、壮大な自然と多様な文化が交錯する国。大自然に圧倒されながら、悠久の歴史に触れる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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