名称:エル・ボケロン国立公園/Parque National El Boqueron
住所:Calle al Parque Nacional El Boqueron, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://elsalvador.travel/parque-nacional-el-boqueron/
エルサルバドルの首都で最大の都市、サンサルバドル。スペイン語で「聖救世主」という意味を持つこの街には、エルサルバドル全人口の3分の1もの人が集中していて、経済を支えているとても重要な位置を占める都市。サンサルバドルの中心部にはオフィスビルが立ち並び、世界中から訪れる観光客を迎えてくれます。
地震などの影響で多くの歴史的建造物は崩壊してしまいましたが、豊かな自然と中米独自の文化で世界中の観光客を魅了しています。そんなサンサルバドルの興味深いおすすめ観光スポットを、厳選してお届けします!
目次
中米の大都市、サンサルバドルのおすすめ観光スポット10選!
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1. エル・ボケロン国立公園
標高1,800メートルのサンサルバドル火山の頂上に、エル・ボケロン国立公園はあります。見どころはなんと言っても直径5キロ、深さ500メートル以上にもおよぶクレーターの迫力には圧倒されます。
さらに、クレーターの中にもう一つ小さいクレーターがあり、その珍しい光景には観光客も大興奮。しかも驚きなのは、そのクレーターに下りていくことができるんです!往復で数時間は掛かるので、時間い余裕をもって行くのがオススメ。
道中には様々な美しい植物を観察することができ、観光客を楽しませてくれます。また、運が良ければアライグマやシカ、キツネなどの野生動物に出会うこともあります。また、公園の周辺は1年通して気温が低めなので、上着などもお忘れなく。そして園内にはビジターセンターが設置されているので、周辺の観光情報を収集しに立ち寄ってくださいね。
2. ロザリオ教会
サンサルバドルのダウンタウンにあるロザリオ教会は、1962年に建てられた半円状のデザインが珍しい教会です。外観はとても控えめですが、サンサルバドルでは1、2を争う人気の観光スポット。
その秘密は建物内部に一歩足を踏み入れれば一目瞭然です。半円を描く天井一面に様々な色の美しいステンドグラスが施され、太陽の光が差し込むと礼拝堂は七色に輝きます。その光景の圧倒的な美しさに、観光客は時間も忘れて立ち尽くすばかり。
また、建物内には至る所にモダンな彫像が置かれ、壁や柱の美しい装飾が全体のバランスを見事に整えています。まるで教会が一つのアート作品のようで他では見られない独特のデザインはここでしか見られませんよ!
名称:ロザリオ教会/El Rosario Church
住所:6a Aenida Parque Libertad, San Salvador
公式・関連サイトURL:https://www.lonelyplanet.com/el-salvador/san-salvador/attractions/iglesia-el-rosario/a/poi-sig/431734/358389
3. ホヤ・デ・セレン遺跡
ホヤ・デ・セレンは、1976年にサンサルバドル内で発見された遺跡です。その歴史的価値の高さから、スペイン語で「セレンの宝石」という意味の名がつけられました。発見当時、マヤの農耕集落がほぼそのままの状態で残されていたというから驚きです。以前は一般公開はされていませんでしたが、保護できる環境を整えて博物館を設立。
現在では、観光客も気軽に見学できるようになりました。博物館では実際の出土品やCG映像などを見ることができます。規模はそれほど大きくはありませんが、その保存状態の良さから当時の庶民の暮らしの様子が良くわかり、とても興味深い遺跡です。発展を遂げた現代のサンサルバドルの地で、古代マヤ文明の生活に思いを馳せてみるのも素敵ですね!
名称:ホヤ・デ・セレン遺跡/Joya de Ceren Archaeological site
住所:Carretera Panamericana, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/675
4. 悪魔の扉
出典: Catedrales e Iglesias/Cathedrals and Churches
サンサルバドル南部に観光地としても知られる、悪魔の扉は、美しい景観が自慢の人気観光スポット。山の頂までのスリル満点なトレイルを登っていくと、目の前にはサンサルバドルを一望できる絶景が広がります。
悪魔の扉という呼び名は、人さらいをした悪魔が追われて落ちた場所が避けて崖ができた、という伝説が元になっているそうです。山頂までの道のりは少し険しく、柵がない箇所やロープを伝ってわたる場所などもあり、まさにアドベンチャー。
注意が必要ですが、山頂に辿り着いたときの達成感と爽快感は格別です。また、ロッククライミングができる場所としても人気があります。ぜひ、体力に自信がある方は、サンサルバドルの険しい自然にもチャレンジしてみてください!
名称:悪魔の扉/Devil's Door
住所:Los Planes de Renderos, San Salvador
5. エルサルバドル美術館
ソナロサ地区にある丘の上に、エルサルバドル美術館はあります。周辺は閑静な住宅街で、観光客の姿もそれほど多くなく、のんびりと美術鑑賞ができます。美術館正面にある巨大なオブジェが、サンサルバドルの街中でひと際異彩を放っています。
建物はとてもモダンな造りで、内部は白に統一された洗練なデザイン。とても清潔感がある館内で、安心して美術鑑賞に没頭できます。主にラテンアメリカを代表する現代アート作品が所狭しと並べられていて、興味深い作品ばかり。
コレクションは絵画だけではなく、彫刻やオブジェなどバラエティも豊かで、充実した時間を過ごすことができます。建物自体はそれほど規模が大きいものではないので、1時間ほどあれば充分見て回れる広さ。サンサルバドル観光の合間に立ち寄るのに最適なスポットです。
名称:エルサルバドル美術館/El Salvador Art Museum
住所:Calle Circunvalacion, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://marte.org.sv/
6. メトロポリタン大聖堂
サンサルバドルにあるメトロポリタン大聖堂は、カトリック教の主要な教会の一つ。法王のヨハネパウロ二世も2度この大聖堂に訪れています。1888年に建てられた大聖堂は、1951年に起きた火災で一旦焼失してしまいましたが、その後、1999年に現在の姿に再建されました。
大聖堂にはオスカル・ロメロ大司教の肖像画が掲げられ、今でもサンサルバドルの人たちにとって心の支えとなる大切な場所であることがわかります。治安があまり良くないエリアもありますが、大聖堂の中は穏やかな空気が流れ、観光客の心も癒してくれますよ。
名称:メトロポリタン大聖堂/Metropolitan Cathedral
住所:Calle Ruben Dario, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://elsalvador.travel/es/ubicaciones/catedral-metropolitana-san-salvador/
7. ラグナ植物園
サンサルバドル市内のダウンタウンにあるラグナ植物園は、中米の気候に適したこの地域特有のたくさんの植物を観察することができます。広々とした敷地内には、美しい鳥たちや珍しい魚を見ることができるコーナーもあり、見ごたえたっぷり。
ほかにも、植物に関する本が揃った図書館や子供用のプレイスペース、食事ができるレストランなど、施設も充実しているので、ゆったりした時間を過ごす観光客の姿も見られます。
また、鑑賞用の植物やハーブ、季節の花や果物などを販売しているコーナーもあるので、見ているだけでも楽しいですよ。そして季節ごとに開催されるイベントは、サンサルバドルの人たちにも大好評。観光に訪れる時期によって、違った景色を楽しむことができます。手入れが行き届いた美しい庭園で、穏やかな時間を過ごしてみるのもいいですよね!
名称:ラグナ植物園/Jardin Botanico La Laguna
住所:Antiguo Cuscatlan, La Liertad, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://www.jardinbotanico.org.sv/
8. フトゥラプラザ
エスカロン地区にある、このエリアのランドマーク的存在のフトゥラプラザ。サンサルバドルの高台にあるので、上層階からの眺めは抜群。市内を一望することができるので、観光客にも人気の場所です。
建物内にはたくさんのレストランやショップが建ち並んでいて、ランチ時には周辺で働くビジネスマンで賑わいます。レストラン街には、定番のイタリア料理や中華料理のほか、メキシコ、アラブ、ブラジルなど、中米サンサルバドルならではの珍しいラインナップが勢揃い。聞いたこともないような料理も多く、ここでしか味わえないメニューに挑戦してみるのも楽しいですよ!
また、生活雑貨のお店や薬局、本屋など、生活に密着したお店が多いので、観光客より地元の買い物客の姿が目立ちます。ここでは、サンサルバドルの人びとの暮らしを垣間見ることができる貴重なスポットです。
名称:フトゥラプラザ/Plaza Futura
住所:Calle el Mirador Colonia Escalon, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://www.plazafutura.com.sv/
9. ロメロ大司教センター
サンサルバドルには、ロメロ大司教ゆかりの地が観光地としていくつか残されています。その中のひとつとして、サンサルバドルにあるセントラルアメリカン大学には、大司教の功績をたたえた博物館が造られていて、観光客も見学が可能です。
サンサルバドル教区の大司教であったロメロ大司教は、内線の犠牲者の立場から人権侵害について世界に訴え続けました。当時の社会情勢の中では非難を受け、暗殺されるという最悪の結果になりましたが、彼の声は人権改革を求める国際的な抗議へと発展していきます。観光に訪れたら、その国の背景を知っておくと観光にも深みがでますよね。
名称:ロメロ大司教センター/Centro Monsenor Romero
住所:Av Don Bosco Boulevard de los Heroes Universidad Centroamericana Jose Simeon Canas, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://www.uca.edu.sv/cmr/
10. 国立宮殿
1974年まで政府機関の庁舎として使用されていた建物が、1889年に国立宮殿として生まれ変わりました。大聖堂のすぐそばに建つその威厳のある佇まいは、サンサルバドルの街中でもかなりの存在感。広々とした建物内には、4つのメインルームと、小ぶりな部屋が100以上もあるそうです。
観光客向けのガイドツアーも催行されているので、時間が合うようなら内部見学はオススメ。現在は多くの部屋がクローズしていますが、それでも見どころは満載です。特に、当時の大統領が使用していた部屋や外務省の受付、最高裁判所など、普段あまり目にすることができないような貴重な部屋を見学することができますよ!
名称:国立宮殿/National Palace
住所:Plaza Libertad, San Salvador
公式・関連サイトURL:http://www.cultura.gob.sv/palacio-nacional/
◎まとめ
中米を代表する大都市、サンサルバドルはいかがでしたか?今もなお発展し続けるこの街には、歴史や自然、文化そして芸術とあらゆるものが揃い、その魅力を世界中から訪れる観光客に伝えています。貴重なマヤの庶民が暮らしがわかる遺跡から、現代を象徴するようなショッピングモールまで、幅広い視点でサンサルバドルを楽しむことができます。北米と南米に挟まれて、なかなかスポットを浴びる機会がない中米ですが、魅力の観光スポットは満載。ぜひ、一度観光に訪れてみてください!