オランウータンや川イルカに会える!クチンのおすすめ観光スポット9選

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オランウータンや川イルカに会える!クチンのおすすめ観光スポット9選

ボルネオ島の北西部に位置するマレーシア・サラワク州の都市クチン。かつてイギリスに統治されていたこの街では、ヴィクトリア調の歴史的建造物や中国系の寺院、カラフルな長屋の商店など様々な文化の建造物を楽しめます。「クチン」とはマレーシア語で「猫」という意味で、街中にはその名を象徴する建物やモニュメントがあちらこちらに点在。ちょっと足を伸ばせば、マレーシアの貴重動物と触れ合える大自然や、先住民族の生活を垣間見れる観光スポットなどが存在しています。今回は、クチンでぜひ訪れておきたいおすすめ観光スポットを厳選して9ヶ所ご紹介していきます。

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オランウータンや川イルカに会える!クチンのおすすめ観光スポット9選

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1.サラワク文化村

出典: Thomas Quine/Flickr

クチンがあるサラワク州には、およそ26もの民族が住んでいると言われています。そのうちの7つの先住民族が暮らすクチンの「サラワク文化村」では、彼らが生活している家屋や生活用品、展示品などを見学しながら先住民族について楽しく学ぶことができます。

見どころは、ホールで行われる迫力満点のカルチャーショー。特に美人ダンサーのダンスショーと吹き矢ショーが人気で、笑いを誘いながらも迫真の演技で観光客を魅了します。村にはレストランやフードコートがあり、サラワクの郷土料理も味わえるのだとか。クチンからは車で約45分。現地発のツアーが便利です。

2.クチン・エスプラネード

出典: ky74n/PIXTA(ピクスタ)

「クチン・エスプラネード」は、サラワク川沿にある散歩道。対岸から望む景色が美しく、金色の屋根のサラワク州議会がのどかな川沿いを華やかに彩ります。お手頃価格で楽しめる遊覧船があるので、時間に余裕のある方はぜひ乗船してみてください。川沿いには屋台や土産物店、そして付近には巨大なフードコートもあり、散策ついでのお食事も楽しめちゃいます。クチン観光では欠かせないスポットですよ。

3.セメンゴ・ワイルドライフ・リハビリテーションセンター

出典: rmnunes

「セメンゴ・ワイルドライフ・リハビリテーションセンター」は、傷ついたオラウータンや親を失った子供のオラウータンたちが山に帰るまでのリハビリ生活をする施設です。リハビリ施設と言っても動物園のような檻の中ではなく、自然の森に近い開放感あふれる環境になっています。

およそ653ヘクタールの巨大な保護区内ではオランウータンが自由に行き来しており、餌の時間(午前9時~10時/午後3時~4時)になると森の中から姿を現します。観光客が保護区内に入れるのも、一日のうちでこの餌やりの時間帯のみ。ちなみに、果物が豊富に実る雨季は、餌の時間になってもオランウータンが降りて来ないことがあるので、その点は予めご承知おきくださいね。

4.サラワク博物館

出典: ky74n/PIXTA(ピクスタ)

「サラワク博物館」はボルネオ島で一番古い博物館です。1階には昆虫や動物のはく製が展示されており、特に大きなクジラのはく製はあまりのリアルさに驚かれる方もいらっしゃるほど。2階の先住民に関する展示エリアでは、ダヤク族のロングハウスを再現したものを見ることができます。

工芸品や楽器、衣装など充実した展示内容で、子供から大人まで楽しめるのがうれしいところ。サラワク州の歴史や文化について楽しく学べるサラワク博物館は、入場料が無料です。雨の日のクチン観光なら迷わずここで決まりでしょう。

5.フェアリーケイブ

出典: danielbob/PIXTA(ピクスタ)

入口の石筍(せきじゅん)の形が中国の神様に似ていることから「フェアリーケイブ」と名付けられたこの鍾乳洞。茶色い岩に生える緑のコケと薄暗い影に差し込む光など、色のコントラストがとても美しく神秘的な雰囲気に包まれています。

フェアリーケイブには「呪いにより街全体が一晩で石になった」という言い伝えがあり、周辺には人の形をした石が点在しているのだとか。近年ではパワースポットとしても注目を浴びており、その神秘的な姿を一目見ようと世界中から観光客が足を運んでいます。クチンの壮大な自然が作り上げた自然の芸術作品は、一度は訪れておきたいおすすめスポットです。

6.サントボン山

出典: Raais Mohd Azhar/Shutterstock

クチンでハイキングを楽しむなら、大自然を体感できる「サントボン山」がおすすめ。緑が生い茂る熱帯雨林の中のスロープを歩いていると、まるで自分もこの森に溶け込んでいくような不思議な感覚を味わうことができます。森林や美しい川に恵まれたこの山は、実は動物たちの楽園でもあるのです。

サントボン山付近の川には、イルカの仲間である「カワゴンドウ」やピンク色が美しい「シナウスイロイルカ」が生息しています。運が良ければ、トレッキングをしながらで「テングザル」の姿を見ることもできるのだとか。トレッキングコースには初心者用もあるので、気軽にチャレンジしてみましょう。

7.華族歴史文物館

出典: commons.wikimedia.org

クチンの街の中心部に位置する「華族歴史文物館」では、マレーシアの発展に貢献した華人に関する資料を展示しています。写真やジオラマを使った展示は、マレーシアの歴史に詳しくない観光客にもわかりやすい充実した内容となっており、子供から大人まで楽しめるのが魅力です。

入場料が無料であることから、地元クチンの学生たちの校外学習に利用されることもあるという華族歴史文物館。このクチン観光を機に、多民族国家マレーシアについて楽しく学んでみてはいかがでしょうか?

8.DBKU蘭園

出典: カメラマン/Flickr

およそ82種の75,000本もの植物が庭園を彩る「DBKU蘭園」では、世界中に存在する様々な種類の蘭を見ることができます。中には、日本では目にすることのできない珍しい品種もいっぱい。なんとこちらも入場料が無料で、観光客のみならず地元クチンの人々にも人気の観光スポットとなっています。美しい草花が迎えてくれるDBKU蘭園で、旅の疲れを癒やすのも良いかもしれませんね。

9.大伯公寺院

出典: Elena Odareeva

クチンには、その歴史的変容から様々な宗教の建築物が存在します。赤と緑のコントラストが美しい「大伯公(トゥア・ペク・コン)寺院」もその一つ。この中国系寺院は、ペナンへ流れ着いた中国人たちを祀る寺院として1770年に建てられました。1884年のクチン大火災や第二次世界大戦の戦火を免れたことから、街の守護神として親しまれている大伯公寺院。多民族都市・クチンを肌で感じられる観光名所です。

◎まとめ

豊かな自然が自慢のクチンですが、街中にはマレーシアやクチンの歴史を学べる博物館や観光名所がたくさんあります。猫を表す街の名にちなんだ「ネコ博物館」や「ネコ祭り」など、猫好きはたまらないスポットが目白押しクチン。ここでは紹介しきれなかった美しい建築物もまだまだあるので、ぜひ街中を散策しながら素敵な街並みを楽しんでみてください。

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