未来と過去、ヨーロッパとアジアが一度に楽しめるバクーの観光地5選

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未来と過去、ヨーロッパとアジアが一度に楽しめるバクーの観光地5選

いま注目の観光地、世界最大の湖であるカスピ海に面した港町バクーは、アゼルバイジャン共和国の首都です。カスピ海油田がもたらす豊潤な資金で、バクーはまさに建設ラッシュ。昔からの町並みが残る旧市街地と合わせて、観光客に大人気です。

バクーはアジアとヨーロッパの境に位置していて、アラブ諸国にも近く、それぞれの文化が入り混じり独特の雰囲気を作り出しています。近未来のような建築、世界遺産にも指定されている旧市街地。さまざまな時代と文化が一度に楽しめるバクーの人気観光地を5か所ご紹介します。

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未来と過去、ヨーロッパとアジアが一度に楽しめるバクーの観光地5選

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1.バクー旧市街

出典: ゆーじん / PIXTA(ピクスタ)

「城壁都市バクーとシルヴァン・シャー宮殿および乙女の塔」として世界遺産に登録されているバクー旧市街は、何はともあれまず訪れてほしいバクーの観光スポットです。中世の建築物が残るバクー旧市街は、歩いて観光することができる程度の広さなので、とっても便利。

ペルシアやアラビア、オスマン帝国などの影響を受けているアゼルバイジャンのバクー旧市街は、異国情緒あふれる雰囲気で歩くだけで楽しめます。当時はカスピ海に面して建っていた乙女の塔付近では、路地にお店が並び、由緒あるペルシア絨毯やロシアの民芸品、マトリョーシカ、色使いが独特なアラビアの靴など珍しいお土産が購入可能です。螺旋階段を登り、塔の上からバクーを一望することもできますよ。

その他、王族の霊廟や浴場跡、モスクなどを見ることができます。古い建物を利用したレストランやバーも多いので、夜には趣のあるお店でゆっくりディナーを楽しんでみてはいかがでしょう。

2.フレイムタワー

バクーの新ランドマークのフレイムタワー!名前の通り、燃え上がる炎の形をしたビルが3つ並んでいて、世界有数の石油生産量を誇るバクー油田による発展を象徴しています。その独特な形は、バクー観光中に市内のいたるところから見ることができますよ。

そもそもペルシャ語で「火」を意味するアゼルバイジャンでは、炎には特別な意味があります。イスラム教が広まる前は火を崇める宗教、ゾロアスター教が広く信仰されていたためで、今でもその影響が色濃く残っています。

このフレイムタワーには、オフィスや住居、高級ホテルなどが入っています。ホテルに宿泊することはもちろん、レストランを利用することも可能で、観光客だけでなく地元の人にも人気のスポットです。外観には10,000個にも及ぶLEDが使用され、夜にはアゼルバイジャンの国旗色にライトアップされることもありますよ。

3.ヘイダル・アリエフ・センター

出典: Francisco Anzola

建設ラッシュ中のバクーには新しい建物がたくさん建設されていますが、中でも群を抜いて観光客の注目を集めているのが、ヘイダル・アリエフ・センターです。日本でも新国立競技場のデザイン案を巡って有名になった女性建築家、ザハ・ハディド氏が手がけました。

ロンドンのデザインミュージアムがベストデザイン賞に選んだことでも話題になり、とても特徴的であると評価されています。写真で見ても圧倒されますが、実際に訪れると言葉を失う迫力です。バクーを観光するなら立ち寄ってみたい新名所ですね。

見る角度によって全く違った顔を見せるヘイダル・アリエフ・センターでは主にコンサートやアートの展覧会、バクーに関する写真やビデオの展示も行われていて観光客の人も気軽に入れるので是非中にも入ってみてください。

4.絨毯博物館

出典: Francisco Anzola

2014年にバクー市内のカスピ海沿いに再オープンした絨毯博物館。ユネスコの無形文化遺産に登録されているアゼルバイジャン絨毯の歴史が学べると、国内外の観光客に人気です。

オーストリア人建築家フランツ・ヤンツ氏が手がけた絨毯博物館は、巻いた絨毯のような外観をしていて、変わった形のビルが多いバクーでもインパクト大なので、観光客にもとってもわかりやすいですね。

カスピ海沿岸諸国では絨毯作りの歴史が古く、特にアゼルバイジャンの絨毯作りは伝統工芸として有名です。絨毯はバクー市内で観光客でも購入することが可能ですが、まず無形文化遺産となった絨毯の織り方のことを勉強してみてはいかがでしょう。歴史的に価値のある絨毯を見ることだけでなく、その場で織っているところを見学することもできますよ。

5.中央市場

出典: Adam Jones

シルクロードの中継地点として栄えたバクーの中央市場タザ・バザールは、地元の人や観光客でいつでも大賑わいです。豊富な果物やナッツ類、色とりどりなスパイス、カスピ海ならではのヨーグルト、肉類、茶葉、カスピ海でとれるキャビアなどの食べ物をはじめ、電池などちょっとした生活小物も販売されています。

新鮮で種類が豊富、さらにはスーパーに比べて安く購入できるため、バクーの人たちが多く利用しています。もちろん観光客も大歓迎。特に新鮮な果物とドライフルーツはお買い得なので、買いすぎに注意が必要です。わからないことがあっても、フレンドリーな地元の人がすぐに手助けしてくれるので安心。バクーに住むアゼルバイジャン人の暮らしが垣間見えて、ちょっと違った観光が楽しめますよ。

◎まとめ

バクー観光では、歴史が感じられる伝統的な建物や文化と近未来的な建築物の両方が一度に楽しめます。ヨーロッパの街並みを眺めて、アラビアの文化を勉強して、スパイスの効いたアジアの食事を堪能。普通の観光ではもう満足できないわがままな旅行好きには、バクーがお勧め。

文化の交差点とも言えるバクーでは人の行き来も多く、美男美女が多いことでも有名。観光だけでなく道行く人を眺めるだけで楽しめます。イスラム教の国でありながらソビエト連邦だったこともあり、宗教的にもおおらかなので、訪れやすい雰囲気に包まれています。

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