フリードリヒスハーフェンの観光スポット6選!ボーデン湖畔のリゾート都市

画像出典:trabantos

フリードリヒスハーフェンの観光スポット6選!ボーデン湖畔のリゾート都市

フリードリヒスハーフェンはドイツ南部のボーデン湖畔にある都市。ボーデン湖はドイツ・スイス・オーストリアの3国にまたがり、周囲にはリゾートと観光の町が点在しています。フリードリヒスハーフェンの成立は19世紀と比較的新しく、20世紀はじめにフェルディナント・フォン・ツェッペリンが飛行船開発を行ったことで、航空機産業の町として栄えました。現在のフリードリヒスハーフェンは、風光明媚でバケーションとレジャーに向いた観光の街。ここでは、フリードリヒスハーフェンのおすすめ観光スポットを6か所ご案内していきます。

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フリードリヒスハーフェンの観光スポット6選!ボーデン湖畔のリゾート都市

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1. ツェッペリン博物館

出典: Frank Bitterhof (CC BY-SA 3.0)

コンスタンツ出身のツェッペリン伯は、19世紀末に飛行船の飛行実験に成功すると、20世紀初頭にフリードリヒスハーフェンに製造拠点を建設しました。「ツェッペリン」といえば伯爵が開発した硬式飛行船のことを指すほどに普及し、フリードリヒスハーフェンは第二次世界大戦まで航空機産業で発展しました。

ツェッペリン博物館は、そんなフリードリヒスハーフェンと飛行船の歴史について学べる観光スポット。港駅やフェリー港と直結しているのも、観光における大きな利点です。飛行船開発の経緯や仕組みについての展示が充実していて、解説はドイツ語と英語で書いてあります。子供向けにアニメが上映されるオーディオブースも所々にあり、大人から子供まで楽しめる観光スポットです。

1937年には、フリードリヒスハーフェンで有名なヒンデンブルク号の事故が発生。館内には当時の写真や資料も豊富に展示されているほか、客室なども再現されています。観光の所要時間は2時間ほど。現在の飛行機との比較もあり、80年前の飛行船が豪華で巨大だったことが実感できるでしょう。

2. フリードリヒスハーフェン展望塔

フリードリヒスハーフェン展望塔は、フェリー港の出入り口に延びる細い防波堤の先端に建つ観光用のタワーです。地上22.25mの最上階までエレベーターなどはなく、7階建てほどまでの高さを階段で登ります。もちろん大変ですが、てっぺんからの見晴らしはとても良く、フリードリヒスハーフェンの街やボーデン湖、さらに遠くアルプスの山々まで望むことができますよ。

別名をモーレトゥルム(防波堤の塔の意)といい、2000年に作られたフリードリヒスハーフェンの新しい観光スポットです。ただしこのタワーはちょっと揺れるので、苦手な人は注意してください。けれども、フリードリヒスハーフェンの大パノラマを楽しむには一番の観光スポット!ぜひ勇気を出して登ってみて下さい。

3. ドルニエ博物館

出典: spline splinson (CC BY 2.0)

ドルニエ博物館は、市街地から少し離れたフリードリヒスハーフェンの空港に隣接する観光スポットです。ツェッペリン飛行船会社から独立したクラウディウス・ドルニエと、彼の設立したドルニエ社に関する展示が見られます。

航空機の歴史に興味がある人はもちろん、空港で時間が余ったという方にもおすすめ。博物館の前には同社製のジェット輸送機「ドルニエ Do 31」などが展示され、 ドルニエ社の航空機以外に宇宙関係のディスプレイも行なわれています。

滑走路沿いの屋外には、軽飛行機を改造した公園も。飛行機好きでなくてもワクワクできますよ。また、館内にはレストランがあるほか、離発着する航空機を見ながら屋外で食事をすることも可能です。

4. ウーファープロメナーデ

フェリー港から西に1kmほどにわたって、「岸辺の散歩道」という意味のウーファープロメナーデが伸びています。名前のとおりの気持ちよい湖畔の遊歩道で、道沿いには飲食店が立ち並んでいたり、緑の公園が広がっていたりします。

湖水の向こうにはアルプスの稜線が望め、のんびりと観光のお散歩を楽しむには絶好のコース!カフェやレストランが水辺にテラス席を設けているので、優雅なランチやブレイクタイムを過ごすこともできます。途中には貸しボートもあるので、観光の思い出にボーデン湖に漕ぎだしてみるというのもアリですね。

5. フリードリヒスハーフェン宮殿教会

出典: Clemens Pohl (CC BY-SA 3.0)

ウーファープロメナーデを西に歩いていると、湾の向こうの岬に教会の2本の尖塔が見えるでしょう。この宮殿教会は、フリードリヒスハーフェンという町が成立するずっと前から存在する歴史的な観光スポット。11世紀に設立された修道院に端を発し、17世紀の三十年戦争で一度は破壊されてしまいます。その後、敷地内にヴュルテンベルク王国の夏宮が建てられたことから宮殿教会と呼ばれるようになりました。

修道院や王宮だったことから広大な敷地をもち、建物も規模が大きく壮麗です。とくに堂内の白亜の天井は、装飾も美しく見ごたえがありますよ。また敷地の南東端には、「シュロスシュテーク」という桟橋のようなモニュメントがあります。教会内でも古くから残っている建造物で、上を歩くことはできませんが、周囲は写真映えのするスポットとして観光客に人気です。

6. カタマラン

カタマランは、フリードリヒスハーフェンとコンスタンツを結ぶボーデン湖の定期船です。所要時間は1時間弱。湖畔の小さな町やアルプスの山並みを眺めながらの船旅は、短いながらもとても心地よいものです。

コンスタンツも、ファンタスティック街道の南のスタート地点にあたる観光都市。こちらはスイスとの国境に位置していることもあり物価がやや高いので、宿をフリードリヒスハーフェンにとって日帰りでコンスタンツ観光に出かけるという手もありますよ。

またカタマランでは、フリードリヒスハーフェン周辺を45分かけて一周する観光遊覧船コースもあります。夏季のハイシーズンのみの運航ですが、お手軽にボーデン湖の船旅を楽しめるのでおすすめです。

◎まとめ

フリードリヒスハーフェンのおすすめ観光スポット6選をご紹介しました。フリードリヒスハーフェンは、ボーデン湖やアルプスの山々の美しい景色が眺められるほか、飛行船などの航空機関連のミュージアムも楽しめる特殊な観光都市です。リゾートと歴史観光の両方が満喫できる穴場の観光地として、ドイツ南部やスイスを訪れたらぜひフリードリヒスハーフェンにも立ち寄ってみてください。

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