ドイツのハンブルク旅行で行っておきたい観光スポット13選!

ドイツのハンブルク旅行で行っておきたい観光スポット13選!

ドイツ最大級の貿易都市であるハンブルクは、昔から世界中の船と文化を受け入れてきました。また芸術面では、ブラームスやメンデルスゾーンといった音楽家の生まれた地でもあります。中世には、東西を結ぶ要所ともなったハンブルクは、港町として栄えました。観光スポットにもなっている、幅111m高さ112mもあるルネサンス様式の豪勢な市庁舎は、貿易や北ヨーロッパ航路の中継地点として莫大な富を得たハンブルクの象徴ともいえるでしょう。今回はそんな港湾都市ハンブルクの中でも、特におすすめしたい観光スポット13か所をご紹介します。

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ドイツのハンブルク旅行で行っておきたい観光スポット13選!

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1.市庁舎

まるで宮殿のようなネオ・ルネサンス様式のハンブルク市庁舎は、ハンブルク市民のシンボルともいうべき建築物。ハンブルク市庁舎の部屋数は647部屋で、かのバッキンガム宮殿よりも6部屋多いというのが、ハンブルクっ子の自慢なんですよ。外観だけでも圧巻の豪華さと高さで、写真に収めるのも一苦労するほどの観光スポットです。

もともと市庁舎は別の場所に建っていたのですが、大火事によって移転が決まり、1897年に完成したのが現在の建物です。幅約111m・高さ約112mある建物の外壁には、歴代神聖ローマ皇帝の像が20体並んでいます。また、内部もロビーは観光客に開放されていているので、気軽に見学することができますよ。もっとしっかり館内を見学したい人は、市庁舎が行っているガイドツアーに参加することをおすすめします。40分程度の説明を受けながら舎内を観光することができるので、時間がある人はぜひ参加してみてくださいね。

2.倉庫街(シュパイヒャーシュタット)

ハンブルクの南側、エルベ川沿いに延びる赤レンガ倉庫街。100年以上前に建設され、赤レンガで統一された倉庫が建ち並ぶ、美しい観光スポットです。ドイツの海運の玄関口として、ハンブルクには世界中の国々から商人が訪れ、様々な品を運び入れてきました。赤レンガ倉庫街は、そんな運び込まれた商品を保管するために発展した街区です。

現在は、ディアログ・イム・ドゥンケルンという暗闇の中を歩いて視覚障碍者の体験ができるミュージアムや、もともと公衆トイレだった場所を改装して作られた一風変わったレストランなど、さまざまに利用されていて人気の観光スポットです。博物館やカフェ、ジオラマが展示されているミニチュアワンダーランド、紅茶の専門店など、店の種類もいろいろですよ。

また、夜には倉庫街一帯がライトアップされます。運河から眺める倉庫街は、昼間とは別世界のような幻想的な様子を見ることができるので、おすすめですよ。

3.ミニチュアワンダーランド

出典: gheeke

赤レンガ倉庫街の建物の中に2001年にオープンした、世界最大級の模型ジオラマワールド「ミニチュア・ワンダーランド」。人々の生活の中の様々なシーンをミニチュアにして再現していて、子供だけでなく大人も十分に楽しめるハンブルクで人気の観光スポットです。

1/87サイズで再現されている風景は、よくある鉄道だけではなく、野外ライブの様子やサッカースタジアムから、アルプスの山々までとさまざま。他にも、ベルリンの壁に押し寄せる人々や火事の現場など、楽しいだけではないリアルな人々の生活を見ることができますよ。

ハンブルクのミニチュアワンダーランドを訪れた際は、ぜひチョコレート工場のミニチュアを探してみてください。精密なチョコレート工場の庭先では、本物のチョコレートをもらうことができますよ!

4.オイローパ・パッサージュ

出典: M. King

ハンブルク旧市街の中心部に2006年10月にオープンしたオイローパ・パッサージュは、床面積3万平方mに110店舗以上が入っている、ハンブルク市内でも最大規模のショッピングモールです。真新しい5階建ての建物は、週末になるとハンブルクの人々や観光客で賑わいます。ただし、日本と違って日曜・祝日は一部の飲食店以外はお休みなので、思う存分買い物がしたい場合は月曜日から土曜日に行くことをおすすめします。

一階にはフードコートやカフェだけでなく大型スーパーも入っていて、ドイツのお菓子として人気のグミのハリボーやチョコレートのリンツの他に、ハンブルク名物のミヒェルゼンのクッキーなども販売されているので、観光のお土産探しにも最適ですよ。ドイツらしいカフェや飲食店もたくさんありますが、スターバックスやマクドナルドなど日本でもお馴染みのお店も出ているので、長期観光でいつもの味が欲しくなった時にも訪ねてみてくださいね。

5.カールシュタット

出典: commons.wikimedia.org

カールシュタットは、ハンブルク市内では最大規模のデパート。ドイツ国内で百貨店といえばカールシュタットと答える人が多いくらいに、ハンブルクだけでなくドイツ各地に店舗を構える有名なデパートなんですよ。とはいえ、日本のデパートのように高級ブランドばかりが売られているわけではなく、日用品やちょっとした贈答品など、観光のお土産や自分へのご褒美などに最適な商品が揃えられています。

ハンブルクのカールシュタットには別館もあり、スポーツハウスではブンデスリーガの各チームのグッズなども販売されているので、サッカーファンの人にも観光の際に訪ねてもらいたいデパートです。

6.コットンクラブ

出典: daspunkt

ハンブルクはドイツの中でもジャズが盛んな街でもあります。そんなハンブルクで一番歴史のある老舗ジャズクラブといえば、このコットンクラブ。決して広いわけでも豪華なわけでもありませんが、ハンブルクだけでなく各地のジャズバンドが演奏を聴かせてくれる、観光客や地元の人々に愛されている雰囲気のいいジャズクラブなんですよ。

モノトーンでシックな店の入り口から階段を降りて中に入ると、バンドのポスターやチラシが壁いっぱいに並んでいて、いかにもジャズクラブ!といった感じがします。店内にはバーコーナーやステージがあり、間近で演奏されるジャズバンドは迫力満点です。地元住民も観光客も一体になって、ジャズの音色に酔いしれる大人の空間。日本でジャズクラブに行ったことがない人も、ハンブルク観光を機会に大人の夜を味わってみませんか。最寄り駅の終電は0時頃ですが、市庁舎前からなら夜間バスも出ています。

7.ハンブルク市立美術館

ハンブルク中央駅に隣接するハンブルク市立美術館は、ドイツでも最大級の美術館といわれ、700点以上の作品が常設展示されている観光スポットです。ハンブルク市立美術館に収蔵されているのは、ムンクやマネ、モネ、ドガ、ゴッホ、ピカソ、ルーベンス、フリードリヒなど日本人でもよく知っている有名画家の作品ばかり!ちょっと知らない名前の画家でも、ハンブルク市立美術館で実際の作品を見れば、「あ、これ見たことある!」と思えるものがたくさんあるはずですよ。

8.ハーゲンベック動物園

出典: Chrstian Stock

ハーゲンベック動物園は、動物園を良く知る人にとっては有名な観光スポット!「ハンブルクに行ってワザワザ動物園観光?」と思われるかもしれません。ですが、このハーゲンベック動物園は、檻の中に閉じ込める方式ではなく、堀を隔てて触れられそうな距離で生活するそのままの姿を見ることができるという展示方法を広めたことで世界的に知られています。

ハーゲンベック動物園では、世界中の約360種類の動物が、生息地に近い環境でのびのびと暮らしています。他にも、ドイツ人が考えた「これがドイツ人の考える日本だ!」という思いが凝縮された、庭に大仏が突然現れたり鳥居が歩道に現れたりする日本庭園風の展示があったりと、日本人だからこそ楽しめるポイントもありますよ。

9.ハンブルク国際海事博物館

出典: de.wikipedia.org

ハンブルク国際海事博物館は、赤レンガで建てられた9階建ての博物館です。下から上まですべてが海に関する展示で埋め尽くされていて、船好き・艦艇好きの人にはたまらない観光ポイントとなっています。

船にはそこまで興味がないという人でも楽しめる展示も充実していて、とくに製作期間6か月というレゴブロックの巨大船は必見!船だけでなく周囲のコンテナや人までも細かく作られているという超大作です。ほかにも、コカコーラの缶で造られた船の模型なんかもありますよ。

さらに、潜水艦の内部を動画で紹介していたり、実寸大の魚雷があったりと、さまざまな展示が面白いハンブルク国際海事博物館。すべてのフロアを見て回るには半日以上はかかるので、余裕をもって訪ねたい観光スポットですね。

10.ハンブルク港

ドイツ最大の港とされるハンブルク港は、海ではなくエルベ川にある河港です。実際に航行しているたくさんの船を見ているのも楽しいですが、ハンブルクにはほかにもいろいろな観光の名所が凝縮されています。

まずは遊覧船に乗って、エルベ川から港を眺めてみましょう。ザンクト・パウリ桟橋からは、1時間程度の小型ボートツアーから豪華客船でのクルージングまで、さまざまなプランの遊覧船が出ています。

他にも、レストランとなっている1896年建造のリックマー・リックマース号や博物館として利用されている1962年建造のキャップ・サン・ディエゴ号、そして100年前にエルベ川の下をくり抜いて建設された旧エルプトンネルなど、歴史ある観光名所も点在しています。

11.聖ミヒャエル教会

出典: Scirocco340 / PIXTA(ピクスタ)

聖ミヒャエル教会は、ハンブルクで最も有名な教会といわれています。決して華やかではありませんが、バロック様式の美しい建物で、ハンブルクのシンボル的存在として親しまれています。高さは約130mとほかの教会よりも群を抜いて高く、世界中から航海してきた船乗りたちが、この教会を見てハンブルクに来たことを実感したと言われるほど、世界中に知られている観光スポットです。

外観も素晴らしいですが、壮麗な内部も観光のポイントです。入ってまず目につくのが、天使が描かれた美しいステンドグラス。室内の壁は白をベースに、所々金色の装飾が施されていて外壁とは違った雰囲気を醸し出しています。正面に見える大きな祭壇や、パイプオルガンなども印象的ですよ。また、聖ミヒャエル教会を観光するなら、高い尖塔の上部にある見晴し台にも登ってみましょう。ここからは、ハンブルク市内を一望することができますよ。

12.メンケベルク通り

出典: commons.wikimedia.org

ハンブルク中央駅とハンブルク市庁舎をまっすぐ結ぶメンケベルク通り。通り沿いには、日本でもおなじみのスターバックスやH&Mなど、世界的に展開している有名店が軒を連ねています。ハンブルクを訪れるなら、まず通らずには済ませられない目抜き通りです。

ハンブルク中心街の中でもメインストリートといえるメンケベルク通りですが、冬のクリスマスマーケットではさらなる賑わいをみせます。クリスマス用品やシュトーレン、ソーセージ、ホットワインなどいろんな屋台が立ち並び、観光スポットとしてドイツ内外からたくさんの観光客がやって来ます。街路樹もイルミネーションで美しく飾られるので、楽しくなりますよ。

13.アルスター湖

出典: Scirocco340 / PIXTA(ピクスタ)

ハンブルク旧市街のど真ん中を流れるアルスター川を堰き止めて造られたのが、内アルスター湖と外アルスター湖という2つの人造湖。2つを総称してアルスター湖と呼ばれています。ハンブルクの中心街に近い方が内アルスター湖で、ロンバルツ橋とケネディ橋の向こう側にあるのが外アルスター湖です。

アルスター湖の付近にはカフェやレストランが数多くあり、湖を眺めながら食事やティータイムが楽しめます。また、湖畔の大部分は公園となっていて、ボートやセーリング、そして冬にはスケートもできるため、ハンブルクの地元住民や観光客で常ににぎわっています。

また、アルスター湖と運河を巡る遊覧船も数多く運航しているので、港町ハンブルクの観光手段としておすすめ。ガイドの説明を聞きながら湖や水路を辿って、さらには赤レンガ倉庫などハンブルクの町を眺めることができますよ。

◎まとめ

ハンブルクのおすすめ観光スポット13か所をご紹介しました。ドイツを代表する経済都市ハンブルクは、港と共に運河も張り巡らされていて、景色のきれいな観光名所があちこちにあります。豪華な建物や歴史を感じる博物館、人々の集う教会や運河を巡る遊覧船など、ハンブルクの観光スポットはまだまだたくさんあるんですよ。子供と一緒に楽しめる施設や、カップルで大人の時間を過ごせるスポットなど、ぜひお気に入りの観光スポットを探してみてくださいね。

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