ロシア北極圏最大の都市、ムルマンスクのオススメ観光スポット8選

ロシア北極圏最大の都市、ムルマンスクのオススメ観光スポット8選

ムルマンスク州の州都ムルマンスクは北極圏最大の都市。市街地でもオーロラを見ることができる世界でも珍しい場所として知られています。漁業と海運業が盛んで、ロシア連邦で最大の港湾都市でもあるんです。北極圏に位置しながら暖流の影響で海が凍結することはなく、最も寒い1月でも平均気温は氷点下8度から13度ほど。他の北極圏の都市と比べて比較的過ごしやすく、観光にもピッタリです。夏は涼しく、7月でも平均気温は15度にも達しないほどなので避暑のために訪れるのにもいいですね。

ノルウェーやフィンランドとの国境にもほど近く、ムルマンスクの「ムルマン」は「ノルマン(古代ノルウェー人)」のことだといわれています。ロシアでありながらどこか北欧を感じさせる空気と雰囲気も魅力的。そんなムルマンスクの観光スポットをご紹介します。

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ロシア北極圏最大の都市、ムルマンスクのオススメ観光スポット8選

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1.Alyosha Monument

第二次世界大戦中、ソビエト連邦がナチスドイツとその同盟国と戦った期間、勇敢に北極圏で祖国を侵略から守った人々を称える記念碑です。ロシアで二番目に大きな記念碑(高さ42.5メートル)は迫力満点!記念碑の前には戦いで命を落とした人々の慰霊のため花が手向けられ、絶やさず鎮魂の炎が焚かれています。街を見下ろす小高い丘の上にあり、ムルマンスク市街と港が一望できる絶景スポット。そして市街地においてのオーロラ観測ベストスポットでもあるんです!ムルマンスクを訪れたのならぜひ訪れてほしい観光スポットです。

2.Murmansk Oceanarium

出典: ru.m.wikipedia.org

ムルマンスクの海洋水族館Murmansk Oceanariumは海の動物好きにはたまらない観光スポットです。名物のアシカとワモンアザラシのショーは観光客や地元の家族連れに大人気。とても小さな水族館なので、すぐ隣りにある遊園地Amusement Parkとセットで観光するのがオススメです。美しい湖・セメノフスコエ湖のすぐ近くにあるので、こちらも絡めて観光できますね。ムルマンスク観光でぜひ水族館も楽しんでみてください。

3.Amusement Park

出典: commons.wikimedia.org

ムルマンスクの遊園地Amusement Park。レトロなアトラクションが多く、どこか昔の日本の遊園地を思い出させる懐かしさがあります。すぐ近くにある小さな水族館Murmansk Oceanariumとセットで観光するのがいいですね。観覧車に乗ればセメノフスコエ湖をはじめ周囲を一望できて気分爽快!カフェもあるので、ちょっとお散歩するようなつもりで、レトロな雰囲気を楽しみつつ気楽に散策するのがピッタリな観光スポットです。ムルマンスク観光でノスタルジックな気分を楽しんでみてくださいね。

4.カラス岩

出典: pixta.jp

ムルマンスク市街地にあるミステリースポット「カラス岩」。キロヴァ通り沿いのバス停・マラータ近くの丘陵地帯にある謎の巨石群です。丘陵といってもなだらかなものなので、観光がてら散策するのにもピッタリ。丘の上までたどり着くと、広場に円形状に並べられた岩の中央にストーンヘンジのように組まれた岩が置かれているようにみえます。遥か昔に先住民がつくったものとも、偶然が重なり自然にできたものともいわれ諸説あります。研究調査などは行われていないため、今のところその正体が解明されることはなさそうです。解明されることのない謎というのは不思議と人を惹きつけるものですよね。

そしてここもオーロラ観測の名所として知られています。古代の遺跡かもしれない謎の巨石越しに、大空を揺らめくオーロラを眺めるなんて最高のシチュエーションですよね!ムルマンスク観光にきたのならぜひ訪れてほしいオススメのスポットです。

5.Murmansk Regional Art Museum

ムルマンスク観光にピッタリな、北極圏で唯一の美術館Murmansk Art Museum。ムルマンスク州立の美術館で、3階建てのクラシックな雰囲気の建物にはおよそ5000点を超える作品が所蔵されています。ロシアとソ連のアーティストによる美術品を中心に、18世紀から20世紀そして現代のコンテンポラリーアートまで幅広いバリエーションを誇ります。

館内は「油絵作品の間」「リトグラフ作品の間」「メインの間」「装飾工芸品の間」といった常設の展示の他に期間限定のイベントなど、それぞれテーマごとに分かれた展示で鑑賞もしやすいですね。ムルマンスク観光にオーロラとともにロシアの芸術を鑑賞するのも楽しいですよ。

6.Murmanskiy oblastnoy dramaticheskiy teatr

演劇が盛んなロシアですが、ムルマンスクでも楽しめる場所がいくつかあります。なかでも観光でオススメしたいのが州立ドラマ劇場Murmanskiy oblastnoy dramaticheskiy teatr。古代ギリシャの宮殿を思わせるゴージャスな雰囲気の建物のなかで悲劇に喜劇、さらには子供向け演劇まで、毎日異なる演目が上演されるというから驚きです。滞在中の公演予定をチェックして、気になる演目があればぜひ鑑賞しに行ってみてくださいね。

モスクワなどから実力派のプリマや有名俳優が巡業公演で訪れることもしばしばあるので、素晴らしい演技を間近で見ることができるチャンスがあるかもしれませんよ。ムルマンスクを訪れるのなら、Murmanskiy oblastnoy dramaticheskiy teatrでロシア演劇の世界に酔いしれてみるのも楽しいですよ。

7.バーニャ

ロシア版のサウナといえるバーニャBanya。その入浴法はまず体を洗い、白樺の小枝を持ってスチーム室に入ります。そしてその小枝をハタキがわりにして体を軽く叩き、健康を促進させつつスチームで蒸されるというもの。北欧のサウナよりも温度が低く、じっくりと入っていられるのも特徴です。ムルマンスク市街にもいくつか点在しています。どこも庶民のための銭湯のような雰囲気で、地元ムルマンスクの人たちとコミュニケーションをとるのにもピッタリ。裸の付き合いで普段より距離がぐっと縮まるかもしれませんね。ムルマンスク観光ならロシア版サウナ・バーニャでリフレッシュしてみてください。

8.原子力砕氷船「レーニン」

ロシアがアメリカと技術の最先端を競っていた時代、1959年に就役させた世界で初めての原子力を動力とした砕氷船です。現在はその役目を終え、ムルマンスク駅すぐ近くに停泊し内部を一般解放、展示しています。観光にピッタリなこちらの施設はガイドツアー(ロシア語)もあり、駅近でアクセス良好なオススメの観光スポットです。当時の技術の粋を集めただけあり、非常に見ごたえのある内部を見学することができますよ。ガイドがロシア語のみなのが少し残念ですが、見るだけでもしっかり楽しめる観光スポット。ムルマンスク観光に来たのならぜひ訪れてほしい場所です。

◎まとめ

北極圏にある街ムルマンスクはオーロラと、そのほかにもたくさんの見所がある観光スポット。珍しいことに市街地でもオーロラを見ることができる、希少な場所です。自然現象なだけに季節や天候にどうしても左右されてしまうオーロラ。いろいろな観光スポットを知っていれば、オーロラを待っている期間も退屈せずに過ごせますね。ムルマンスク観光を楽しみながら気長にオーロラが出るのを待つのが、賢いムルマンスクでの過ごし方。ムルマンスク観光とオーロラ観賞を楽しんでくださいね。

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