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美と愛の女神の伝説発祥の地!キプロスの世界遺産パフォスのご紹介
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パフォスおすすめポイント①:パフォス考古学公園

現在のパフォス市街から海に突き出ている半島部分が、かつての新パフォスの遺跡です。パフォス考古学公園は、新パフォスの見どころの多くを包摂した野外博物館です。
主に2~7世紀にかけての遺跡が点在していて、とくに神話をあしらった美しいモザイクタイルで装飾された家々を見学できます。それぞれモザイクタイルに描かれた神々や英雄の名をとって、「ディオニュソスの家」「テセウスの家」「オルフェウスの家」などと呼ばれています。
また、当時の規模の大きさを物語るアゴラ(集会場)やオデオン(劇場)の跡なども見どころですよ。
パフォスおすすめポイント②:パフォス城

半島の都市ネアパフォスからさらに突き出た岬に建つパフォス城は、パフォス考古学公園内にあるサランタ・コロネス砦が地震で倒壊したことを受け、13世紀に築かれたものです。もともとは2つの建物から成っていましたが、片方は15世紀の地震で崩れ、残る一方も16世紀に爆発事故で破壊されました。現在の建物は、1780年に一部を修復したものです。
世界遺産の構成資産であるパフォス城は、史跡として一般に公開されています。9月の芸術祭では、演劇会場としても使われています。城塞のほか牢獄や塩の倉庫としても利用され、パフォスの衰退期以降の歴史をじっと見つめてきた観光スポットといえるでしょう。