バロック時代の計画都市カールスルーエのオススメ観光スポットをご紹介!

バロック時代の計画都市カールスルーエのオススメ観光スポットをご紹介!

カールスルーエはフランスとの国境近くのライン側沿いに位置し、ヴュルテンベルク州で2番目に大きな都市です。ドイツはサッカーが有名ですがカールスルーエにもブンデスリーガに所属するサッカーチームや、プロバスケットボールチームがあります。1715年に初めて建設された計画都市であるカールスエールは、誰もが街歩きを満喫できる作りになっていて、日本の自治体も視察に訪れるほど。今回は大人から子供まで楽しみる観光スポットをいくつかご紹介しましょう。

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バロック時代の計画都市カールスルーエのオススメ観光スポットをご紹介!

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1.カールスルーエ城

出典: Goddard_Photography/istock

カールスルーエの地図を見ると、街の中心の円形の区画にある「カールスルーエ城」。この宮殿はカールスルーエの街を建設したバーデン=ドゥルラハ辺境伯カール3世ヴィルヘルムによって造営されました。カールスルーエの街は、同心放射線上に32本の道路と並木道が伸びるという大変整った美しい形状をしていて、その中心にカールスルーエ城が位置しています。

ヴェルサイユ宮殿を手本とした宮殿は、壮麗で豪華絢爛!シンボルの7階建て八角形の塔は、州立博物館として公開されています。ちなみに金曜日には市内の美術館が14時以降無料となるので、節約したい方は金曜日に観光に行かれるのがオススメですよ。冬にはイルミネーションが催されたり、期間限定でスケートリンクが設置されるため、季節によって色々なカールスルーエ城の姿を楽しむことができます。

2.ヴィルトパルクシュタディオン

出典: commons.wikimedia.org

ドイツといえばサッカー大国。ここカールスルーエにも、カールスルーエSCというサッカークラブがあります。過去には元浦和レッズの永井祐一郎選手も練習生として参加していました。そのスタジアム「ヴィルトパルクシュタディオン」は有名強豪チームのような豪華さこそありませんが、約50,00人が収容できるアットホームな環境です。サッカーファンが数多く訪れる人気観光地でもあります。

かつては、元ドイツ代表ゴールキーパーで日本ワールドカップの時に一躍時の人となったオリバー・カーン選手も所属していました。ブンデスリーガは例年8月~翌月5月まで開催されているので、サッカー好きな方は本場の試合を観戦してみてくださいね。

3.オイローパハレ

出典: de.wikipedia.org

ドイツはサッカーだけではなくプロバスケットボールリーグも盛んです。名前はサッカーと同じくブンデスリーガで、2部まであります。バスケット・ブンデスリーガの歴史も古く、1939年に発足し1966年にプロ化されて今に至ります。ここカールスルーエにも、プロバスケチーム「BG カールスルーエ」があるんですよ。

そのホームである「オイローパハレ」は、約4500人収容可能なアリーナです。選手が間近で見られる観客席から観戦する試合は、興奮すること間違いなし。こちらも観光地としても人気があり毎年9月から3月にブンデスリーガが開催されているので、バスケットボールが好きな方はぜひ訪れてみてください。

4.トゥルムベルク山

出典: Jens Stengel/flickr

カールスルーエの景色を楽しむなら、東の郊外の街ドゥルラハにある「トゥルムベルク山」がおすすめです。標高256メートルの小さな山で、麓から頂上まではケーブルカーで登ることができますよ。

トゥルムベルク山は西を向いているので、夕暮れ時の景色が格別。カールスルーエ市街から山麓までは路面電車1本で来られるので、夜景を楽しむのも最適です。

ちなみに、ドゥルラハはカールスルーエが建設される前の領主の居城が置かれていた街。カールスルーエにはない中世ヨーロッパ的な街並みを見たいという人にもピッタリですよ。

5.アート&メディアテクノロジーセンター

出典: commons.wikimedia.org

カールスルーエ中心部の南西にある「アート&メディアテクノロジーセンター」は、ZKMの通称で親しまれている施設です。ナチス時代に兵器工場だった建物を1997年に改修して、一般観光客向けに開館しました。ZKMはアートとニューメディアを統合する目的で設立された、世界でもまだ珍しい観光文化施設です。美術館の要素だけでなく、同一施設内で研究や技術開発に製作も行われていて、理論と実践が同居しています。

また現代音楽アンサンブルコンサートも定期的に行われていて、日々新しい発見と驚きを与えてくれます。カフェやミュージアムショップも併設されているほかメディアギャラリーでは実際に遊べるゲーム機とゲームの展示もあるので、お子様連れでも一日遊べる観光施設になっています。

6.オイローパバート・カールスルーエ

出典: commons.wikimedia.org

大人も子供も楽しめる観光スポットなら、「オイローパバート(Europabad)」もオススメです。ここはドイツ版スパ・リゾートのような施設で、プールやサウナなどが楽しめる郊外型スパです。

プールには様々なウォータースライダーがあり浮き輪を使って滑るものや約15メートルを滑るものや、子供用のスライダーもあります。ほかにも流れるプールや屋外プール、子供用プールなどがあります。無料で浮き輪の貸出も行っていますよ。

中でもオススメは、アスレチックとプールが一体になった「アクアクロス」。水の上に浮かんだアトラクションをクリアしていくもので、スリル満点ですよ。

7.ポストガレリー

出典: commons.wikimedia.org

ポストガレリーは2001年にオープンしたモールで、地元カールスールエの若者や観光客に人気の観光スポットです。1900年代に郵便事業施設として建設された建物を利用しているため、外観・内装とも歴史を感じさせる作り。館内はモダンなショッピングモールとなっていて、衣服や化粧品店、書店、食品売り場、フードコートなどがあります。

ドイツでは多くのデパートも日曜日が定休日になっていますが、ポストガレリーの建物自体はオープンしているので、休日にウィンドウショッピングを楽しむことができます。また不定期で夜の買い物が安くなる期間もあるので、カールスールエ観光の際はチェックしてみてくださいね。

9.カールスルーエ移動遊園地

カールスルーエ市街南東のメス広場では春(5月末~6月初めごろ)と秋(10月末~11月初めごろ)の2回、大規模な移動遊園地が現れます。観覧車やジェットコースターにお化け屋敷など、100を超えるアトラクションが登場!移動遊園地とは思えないほどのクオリティーと賑わいを誇っています。

広場を彩るイルミネーションや打ち上げられる花火、バンドによる生ライブ、さまざまなゲームや抽選会など多くのイベントも同時に催されますよ。この時期にカールスルーエ観光をするのならぜひ訪ねてみてくださいね。

10.ホーリー祭

カールスルーエを代表する音楽フェスの一つ「ホーリー祭」は、音楽を楽しむと同時に観客同士が色粉と水をかけあうというユニークなイベント。

ホーリー祭のルーツはもともとインドのヒンドゥー教の祭典で、全身カラフルになる華やかさに惹かれて世界中に広まっています。カールスルーエのホーリー祭には沢山のアーティストが出演し、歌とダンスで会場が一体になって盛り上がります。参加の際は汚れてもいい服で楽しんでくださいね。

11.市立動物公園

出典: Tambako The Jaguar/flickr

カールスルーエ中央駅のすぐ目の前にある珍しい動物園「カールスルーエ市立動物公園」。都市公園に動物園が取り込まれているといった感じで、大きな池から小川が各方面に流れ自然の中で動物たちの息遣いを体感することができます。

市立動物公園のオススメは、なんといってもホッキョクグマ。大きな施設で飼育されているホッキョクグマを、地上と水中の両方から観察することができますよ。餌をあげる時間に水の中に魚を放ったあとで、ホッキョクグマがジャンプして水中に潜る姿は圧巻です。

園内にはミニステージや庭園もあるためじっくり歩いて楽しめる観光地になっていますよ。

12.国立自然史博物館

出典: commons.wikimedia.org

ドイツで最大の自然史博物館、カールスルーエにある「国立自然史博物館」です。1886年に建設された歴史のある博物館ですが戦争中に破壊されてしまい、1972年に再建しました。我々を取り巻く自然の成り立ちや歴史を展示や普及活動、研究を通して広く知ることができる観光施設です。

館内には恐竜や動物、植物、昆虫などがさまざまな形で展示されていて、飽きることはないでしょう。また子供向けに自然体験ツアーも設けられており、「蜂は1日に何キロ飛ぶのか」「動物は森の中でどんな遊びをしているのか」などのお題をについて、館内を周りながら答えを探します。

外観もとても趣のある重厚な姿をしているので、中に入らずとも周囲をぐるっとひと回りするだけでも観光になりますよ。

13.ゴッテスアウエ宮

出典: Mace2000/flickr

ゴッテスアウエ宮は度重なる戦争で荒廃していた古い館を、19世紀初めに再建したものです。当初は兵舎や警察学校として使用されていましたが、1972年に音楽の専科大学となりました。日本を含む世界約50カ国出身の500名以上の学生が在学し、卒業生の中には第一線で活躍している人も大勢います。音楽大学らしく学生によるコンサートが毎月開催されていて、フレッシュで本格的な音楽を堪能することもできますよ。

また不定期ですが野外映画鑑賞会も開催され、子供向けから大人向けまでさまざまな映像作品が上映されています。音楽大学だけあって音響設備もバッチリで、野外の大きなスクリーンで観る映画は映画館とはまた違った開放感が楽しめますよ。

14.ピラミッド(マルクト広場)

出典: Goddard_Photography/istock

多くのドイツの町の中心に位置している「マルクト広場」。ここカールスルーエもそうなのですが、ピラミッドが配置されているという点がユニークです。このピラミッドの下には、カールスルーエの創始者カール3世ヴィルヘルムの遺体が1807年から安置されています。そんな彼の墓だけあり、地下1階には街の模型もありますよ。

このピラミッドがあるマルクト広場自体も、カールスルーエの中央広場として観光客や地元の人たちが数多く訪れるスポットとなっています。

◎まとめ

マンハイムと並ぶ近世の計画都市であるカールスルーエ。戦後はドイツの連邦裁判所や連邦憲法裁判所が置かれていることから「司法都市」としても重要な役割をになっています。日本からの直行便はありませんが、フランクフルトなどから高速鉄道を利用して手軽に訪れることができますよ。ドイツ・フランス両国の旅行を考えている人は、その結節点にあたるカールスルーエにも立ち寄ってみてくださいね。

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