セネガルを楽しむ上でおさえておきたい観光スポット6選!

セネガルを楽しむ上でおさえておきたい観光スポット6選!

サハラ砂漠の西南端に位置しているセネガル共和国。首都ダカールの名前はかつてパリ・ダカール・ラリー、通称パリダカの最終目的地としてご存知の方もいらしゃるかと思います。この西アフリカの最西端にある国は15世紀中期からヨーロッパ諸国による植民地の影響を今もなお残しています。

フランスの植民地から独立後も良好な関係を続け、社会情勢が不安定とされるアフリカ諸国の中では政治的な安定が保たれ、比較的治安が良い国とされています。また、国内にはセネガルの魅力が詰まった観光スポットが数多くあり、今回はその中でもぜひ訪れたいスポットをご紹介させていただきます。

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セネガルを楽しむ上でおさえておきたい観光スポット6選!

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1.ゴレ島

出典: commons.wikimedia.org

セネガルの首都ダカールの沖合3kmにある小さな島で、ダカールの港からフェリーでおおよそ20分ほどの沖合にあります。フェリーは1時間か2時間半ごとに出ています。島に着くと色鮮やかな建物と砂浜があり観光客と地元の人々でにぎわいを見せています。ゴレ島が人々を惹きつける理由としては過去に奴隷貿易の拠点であった暗い歴史を残しているからです。

島内にある奴隷の収容や売買がされていた「奴隷の家」と奴隷たちが売り渡される前にくぐる「帰らずの扉」は人類の負の遺産として歴史的に大きな価値を有することから、1978年にゴレ島が世界遺産として登録されました。ダカールからほど近く、色鮮やかで異国情緒あふれるリゾート地として楽しむのと同時に忘れてはならない歴史の一部を知ることができます。セネガルを訪れた際にはおすすめの観光スポットです!

2.ラック・ローズ

ラック・ローズはセネガルの首都ダカールから北西約40kmにある湖で、正式にはレバト湖と呼ばれています。湖面の色が鮮やかなピンク色に変化することで知られセネガル国内屈指の観光スポットであります。ラック・ローズへの行き方としては市内のポスト・チャーロイと呼ばれるバス停から出る73番バスで終点の湖まで片道2時間ほどで行くことができます。バスが不安な方は市内からのツアーやタクシーでも行くことをオススメします。

湖面がピンク色になる原因としては湖に生息している藻類が影響しており、11月から6月の乾期のよく晴れた日差しの強い日に鮮やかなピンク色になります。また、湖は塩湖であり湖畔では塩の収穫作業も見ることができます。塩分濃度の高さから死海のようにかんたんに浮くことができるので、旅のいい思い出にピンクの湖面に浮かんでみるのもいいかもしれませんね。

3.アフリカ・ルネサンスの像

出典: commons.wikimedia.org

アフリカ・ルネサンス像はセネガルのダカール市内にあるマメールと呼ばれる火山性の丘に建つ銅像です。アフリカにある彫像としては最も高く50m高さがあります。丘の標高100mに建てられた彫像の足元からは360度の視界を楽しむことができます。2006年から着工し、2010年にフランスからの独立50周年を記念して正式に公開されました。

また、銅像の内部は博物館になっており歴史やアートが展示されており、銅像の頭頂部の展望室からダカールの街が一望できます。ダカールの町並みが見下ろせる絶好の観光スポットです。

4.サルーム・デルタ国立公園

出典: commons.wikimedia.org

サルーム・デルタ国立公園はセネガル西部にあるサルーム川河口にあるサルーム・デルタと呼ばれる三角州を含む面積760平方キロメートルに及ぶセネガル最大の国立公園です。サルーム・デルタは汽水路により200以上の小島が形成されており、マングローブ林や海洋環境など美しい景観が広がっています。

サルーム・デルタには越冬のために100種類近くの水鳥が訪れるなど動植物の多様性に加え、200以上の貝塚や墓地遺跡があり古いものは紀元前400年前のものとされ人類の歴史的に重要な証拠としての価値が認めらて2011年に世界遺産となりました。

5.サン・ルイ島

出典: commons.wikimedia.org

サン・ルイ島は首都ダカールから北へ320kmのセネガル川河口に浮かぶ島です。島は長さ約2km、幅約400mと小さな島でありますが、フランス植民地時代に貿易拠点として栄え、その後に首都として約3世紀にわたり政治経済の中心として重要な役割を果たしました。

2000年には世界遺産として登録され、島内に今なお残る19世紀の植民地時代の町並みや水辺に並ぶ色鮮やかなボート、新鮮な魚介を使った料理と見て食べてと楽しめる旅行者に人気のスポットです。

6.ジュッジ国立鳥類保護区

出典: commons.wikimedia.org

ジュッジ国立鳥類保護区はサン・ルイから北東に60kmにあるセネガル川流域にある保護地域であり、保護区内にはペリカンやフラミンゴをはじめ400種類近くの野鳥が生息しています。11月から4月にかけて越冬のためにヨーロッパから300万羽以上の渡り鳥がやってくる野鳥たちのオアシスです。

野鳥のみでなく、さまざまな動植物の生息地として絶滅の恐れのある種の保全としての重要な役割を担うことから1981年に世界遺産として登録されました。運が良ければペリカンたちが足の踏み場がないくらいに小島に群がって、まさにペリカン島と呼べるシーンに出会えるかもしれませんよ!

◎まとめ:大自然と歴史が交差するセネガル

今回はセネガルの観光スポットのうち特に人気の6ヵ所を紹介しました。国内のいたるところに大自然があり、フランス植民地時代の歴史とアフリカらしい陽気な雰囲気をあわせ持つ他では体験できない魅力ある観光大国です。次の旅行先を決める際に参考にしていただけたら幸いです。

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