名称:Mosqué Saudique
住所:Rue Alioune, Nouakchott
アフリカ西部に位置し、国土の90%以上がサハラ砂漠というモーリタニア・イスラム共和国。その首都ヌアクショットは、人口約100万人というサハラ地域最大の都市です。西の大西洋を除けば周囲をやはり砂漠に囲まれているヌアクショットは、絶えることのない人口流入によって今も発展を続けています。
戦後に開発された新しい町ではありますが、ヌアクショットには、観光スポットがいくつか存在しています。そこで今回は、人気どころを中心に紹介していきましょう。
1.サウジ・モスク
国名に「イスラム」とある通り、モーリタニアはイスラム教を国教とする国。ヌアクショットの中心部にあるサウジ・モスクは、モーリタニアを代表するモスクとなっています。
全体的に明るいイメージの外観となっていて、高くそびえる2本の尖塔がとてもシンボリック!大モスクとも呼ばれ、サウジアラビアの出資によって建設されました。
残念ながらイスラム教徒以外は内部には立ち入れないので注意してください。ヌアクショット市内の至る所から尖塔が望めるため、観光名所としてだけでなく、目印としても便利ですよ。
2.ギャルリー・ゼナール
ヌアクショットのホテル街の一角にある「ギャルリー・ゼナール」は、モーリタニアのモダンアートが集まる観光スポット。ギャラリーとして現代的な絵画などが展示されているほか、モーリタニアの伝統的なデザインを意匠化したさまざまなグッズが並んでいます。
これらの商品は、手に取って購入することが可能。ヌアクショットのクリエイターたちが自作の商品をそれぞれのブースで販売しているので、アーティストと直接のやり取りができるのも観光の魅力です。
物入れや衣料品、小物やアクセサリーなど、ヌアクショットのお土産になりそうなものがたくさん売られていますよ。
名称:Galerie Zeinart
住所:Rue Omar Nouakchott
公式・関連サイトURL:http://www.zeinart.com/
3.モロッコ・モスク
サウジアラビアの援助で建てられたサウジ・モスクに対して、こちらはモロッコの支援で建設されたモスク。
豪壮なサウジ・モスクと対照を成すように、モロッコ・モスクは厳粛で落ち着いた趣を呈しています。ナマコ壁のような美しいモザイクの塔が目印!近年に建てられたものですが、ヌアクショットの大きな観光スポットの1つとなっています。
ただし、サウジ・モスク同様、内部はイスラム教徒でなければ見学できないので注意してください。
名称:Mosque Marocaine
住所:Rue de I Ambassade du Senegal,Nouakchott
公式・関連サイトURL:http://cridem.org/C_Info.php?article=692557
4.中央市場
アフリカの都市観光で欠かせないのが、市場めぐりでしょう。ヌアクショットを観光するなら、中央市場(マルシェ・キャピタル)は避けて通れませんよ。
地元の食材や日用品はもちろん、ブブーやメルッファ(メラハフ、メルハファとも)と呼ばれるモーリタニアの民族衣装などを売る店が並んでいます。手しぼりで染め上げられたカラフルな美しい布地の服がたくさん売られていますが、なかには中国製も少なくないので注意してください。
そのほかにも、中央市場で手に入るティーポットやシガレット用品なども、ヌアクショットの観光土産として人気ですよ。
名称:Marche Capitale
住所:Ave Kennedy, Nouakchott
5.漁港(友好の港)
ヌアクショット市街から西に数km行くと、海と砂浜が見えてきます。といっても、首都の前海にしては港湾施設がほとんどなく、浜辺にカラフルな木造漁船が並べられています。漁に出た色とりどりの船が沖合に浮かんでいるようすは、日本では見ることのできないエスニックな光景ですよ。
獲れた魚は、魚市場(漁業センター)に集められます。冷凍設備も整えられたこの施設は、日本の援助で建てられたものなんですよ。実は日本は、モーリタニアの海産物の主要輸出国。とくにマダコは、日本で消費される量の3分の1がモーリタニア産とされています。
ヌアクショットの魚市場では、獲れたての魚介の小売りも行われています。とはいえ、観光途中でナマモノを買うのはさすがに難しいですよね。そんなときは、日本でもおなじみの魚がヌアクショットの市場に並んでいるのを眺めるだけでも、観光のしがいを感じられるでしょう。
名称:Port de l'Amitié
住所:Avenue Gamal Abdel Nasser, Nouakchott
◎まとめ
モーリタニアの首都ヌアクショットのオススメ観光スポットを5つご紹介しました。
モスクに美術館、マーケットなど、なかなか見どころがありましたね。意外なところでは、海を介して日本とモーリタニアには深いつながりもあります。
砂漠の大都市ヌアクショットを観光する際には、ぜひ参考にしてみてください。