セネガルの首都ダカールの観光スポット。アフリカ西端の欧風リゾート!

セネガルの首都ダカールの観光スポット。アフリカ西端の欧風リゾート!

砂漠を走る世界一過酷なモーター・レースとして名高い「ダカール・ラリー」。場所はわからなくても、ダカールの名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。

アフリカ大陸最西端の大都市にして、セネガルの首都であるダカール。豪華リゾートやオシャレなレストランが立ち並び、とても近代的で観光客も訪問しやすい街です。セネガルは他の多くのアフリカ諸国同様、フランスの植民地でした。公用語もフランス語であることから、西アフリカにありながらヨーロッパ的な雰囲気を醸し出しています。

今回はそんなダカールのオススメ観光スポットを紹介します。

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セネガルの首都ダカールの観光スポット。アフリカ西端の欧風リゾート!

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1. ラック・ローズ

出典: animangel / PIXTA(ピクスタ)

ダカール随一の観光名所であるパリ・ダカール・ラリーの終着地ラック・ローズは名前の通りピンク色の湖です。塩の産地として有名で、塩分が非常に高く、水に入ると自然に体がプカプカと浮くんですよ。あの死海よりも塩分が濃いとされています。

水の上にプカプカ浮いていると、深い瞑想状態に入れたり、高いリラックス効果が望めます。欧米では、アイソレーションタンクという感覚を遮断する装置に入るのが近年流行していますが、これならわざわざタンクに入らなくても同じ気分が味わえそうですね。ボートでの塩田見物や、周辺のATVや四駆サファリツアーもオススメです。

その名の通りバラ色の湖面が売りのラック・ローズですが、もっとも色合いが深くなるのは、乾季の11月から6月とされています。ぜひこの時期にダカール観光に訪れたいですね。

2. ゴレ島

ダカール市外から沖合船で約20分の距離にあるゴレ島は、ユネスコの負の世界遺産にも登録されている観光名所です。かつての奴隷貿易の拠点で、かつての奴隷収容所が「奴隷の家」として公開されています。ここに収容された人たちは2度と祖国には帰れなかったといわれ、悲しい歴史を垣間見ることのできる観光スポットです。

そんな話を聞くと暗いイメージをもってしまいますが、現在のゴレ島にはネガティブな雰囲気は全くありません!美しい海に囲まれ、のんびりした平和な観光地となっていて、セネガル国内や世界中から訪れる観光客はビーチリゾートを満喫しています。

またゴレ島には。アーティストがたくさんいることでも有名!彼らが制作したアクセサリーなどは、ダカール市内などで売られています。手のひらサイズの打楽器アラサトを演奏している人もあちらこちらで見かけるでしょう。

3. アフリカ・ルネサンスの像(モニュメント)

ダカール西部の丘の上に立つ巨大な像は、通称「モニュメント」と呼ばれるアフリカ・ルネサンスの像です。セネガル共和国独立50周年を記念して、同国を代表する建築家ピエール・グジャビ・アテパが設計し、北朝鮮の協力によって建設されてました。男性と女性、子供の三人が空を見上げる形をしているこの像は、アフリカが長い人種差別や無知から解放された歴史を象徴しています。

ダカール空港に降り立ってまず最初に目に入るこのモニュメントからは、ダカール市内が一望できるとあって重要な観光スポットの一つとなっています。有料で像の目のところまで登れますが、無料エリアからでも眺めがいいので、さまざまな路上パフォーマンスを見がてらぜひ散歩してみてください。

4.ダカール・グランド・モスク

出典: Valentina Buj

人口の90%以上がイスラム教徒のセネガル。どの街にも必ずと言っていいぐらいモスクがあり、ダカール市内にも大小さまざまなモスクがありますが、観光スポットとして一番有名なのはこのグランド・モスクです。高いタワーが目印で、一度に1万人もの教徒を収容できるという巨大モスク!

モロッコのハッサン2世とセネガルの初代大統領レオポール・セダール・サンゴールよって1964年に開かれた比較的新しいモスクですが、美しい中庭はスペインのアランブラ宮殿を模しているとのこと。毎週金曜日には、イスラム教徒にとって1週間で最も重要な礼拝が執り行われるので、セネガルの民族衣装に身を包んだ参拝者が続々と集まってきます。

グランド・モスクは、ダカールの主要な観光スポットが集まっているプラトー地区にあるので、この周辺のホテルを拠点に観光するのがオススメです。

5. オベリスク広場

出典: Mamadou Diagne

高さ60mの独立記念塔が目を引くオベリスク広場は、ダカールのヘソといえる位置にある観光スポットです。1960年に建築されたオベリスクいは、の基部には、セネガルのシンボルであるライオンが描かれています。

独立記念塔はダカールのエッフェル塔との異名を取り、オベリスク広場は市民の憩いの場となっています。記念日などのパレードの重要な拠点で、数々の野外コンサートやお祭りをはじめとする幅広いイベントに利用されています。

オベリスク広場は、グランド・モスクから伸びているシャルル・ドゴール通りにあるので、モスク観光の前後に立ち寄るのも良いでしょう。

6. ポンピドゥー通り

出典: Choopil2

ダカールで一番の目抜き通りといえばここ、ポンピドゥー通りです。ダカールの先端近くを横断するポンピドゥー通りは、ダカールのシャンゼリゼとの異名をもち、レストランやクラブ、欧州系ホテルなどが立ち並ぶエリア!観光土産から日用雑貨まで、何でも揃っています。セネガルの裕福層や諸外国の駐在員が多く住んでいる地域でもあります。おしゃれなカフェも数多くあるので、ショッピングや散策に疲れた時に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

またポンピドゥー通りの端には、生活雑貨や洋服などで有名なサンダガ市場があります。セネガルといえばカラフルな民族衣装!ダカール観光の記念にぜひお気に入りの一着を探してみてください。


7. アート村

出典: commons.wikimedia.org

ダカール空港から伸びるアエロポール道路の中途に、アート村があります。日本からの観光客にはあまり馴染みがない場所ですが、空港からも比較的近く、欧米からの観光客には人気の場所です。旧兵舎のすぐ隣にあるアート村には、海外の展示会でもお馴染みの著名な芸術家を含め、数々のアーティストのスタジオが軒を連ねています。彼らの作品を直接見て、気に入ったら作者本人から購入することもできるんですよ。

大きな彫刻品やオブジェもあちらこちらにあり、見て歩くだけでも楽しそうです。セネガルは木彫り彫刻が有名なので、インテリアに素敵なオブジェや工芸品を探して見てくださいね。また、木彫品だけでなく、金細工や革製品、洋服などもあるので、お気に入りのお土産がみつかるでしょう。アート好きにはたまらない観光スポットです。

また、ちょっと足を延ばすとヨフ・ビーチというとても綺麗なビーチもあるので、ダカールの喧騒から離れてゆっくりした1日を過ごしたい人におすすめです。

8. ディヴィニティ・モスク

モニュメントから南に下って徒歩15分ほど、海沿いにある白亜の美しいモスクがディヴィニティ・モスクです。ダカールの代表的な観光スポットなので、旅行を計画している人は写真を見たことがあるかもしれませんね。イスラム教徒以外は建物内部に入ることはできませんが、周辺からの眺めは絶景で、素敵な旅の写真が撮影できますよ!

モスクの近くには漁村があり、新鮮なシーフードを堪能することもできます。また、モスク近くのベイエリアであるコルニッシュはダカールのセレブな地域として有名で、大使公邸や素敵な邸宅、高級ホテル、大きなショッピングモールなどが並びます。また、絶叫マシンがある家族連れやカップルに人気の遊園地も近いので、中心部からちょっと離れた場所を拠点にダカール観光をしたい人にもオススメです。

9. ニョール・ビーチ

出典: Jeff Attaway

アフリカ大陸最西端となるニョール地区は、観光客に大人気のビーチ観光スポットでもあります。ダカールでナンバーワンと言われるオイスターレストランも、ここにあります。ニョール・ビーチをはじめとするダカールのビーチは、アフリカ最高のサーフスポットとしても観光客に知られ、多くのサーファーが集まります。

モーターボートで沖合5分の距離にあるニョール島は、サーフィンのみならずダイビングスポットとしても有名!ボートは30分毎にあるので、気軽に立ち寄れますね。サーフィンができることでもわかるように、潮が強いので、泳ぐにはかなりの上級者でないと厳しいですが、トライアスロンなどの経験がある人は、泳いで島まで渡ることも出来ますよ。

また、ニョールのすぐ近くのアルマディは、ナイトクラブやバーがたくさん集まるダカールの夜遊びエリアです。欧米の観光客や地元の若者が、夜も遅くまで楽しんでいます。

◎まとめ

ダカール周辺には、今回ご紹介した観光スポット以外にもサン・ルイ島や国立公園など、大人も子供も楽しめる観光地が数多くあります。治安面でもアフリカ最良と言われるぐらい、観光客には安心な旅行先です。

美しいビーチで一日中のんびりするもよし、ショッピングや観光で忙しくするのもよし。ニーズに合わせた色々なプランでの滞在ができるのも魅力です。パリ・ダカだけではないダカールを、次の旅行先に検討してみてはいかがでしょう。

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