名称:リヴィウ歴史地区群
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見どころ満載ウクライナの世界遺産リヴィウ歴史地区群をご紹介!
ウクライナの世界遺産リヴィウ歴史地区群は、ヨーロッパの香りが漂う古都。長くヨーロッパの支配下にあったため石畳の歩道や多くの教会が並びます。「リヴィウ」はウクライナ語で「ライオン」という意味で、その名の通り街にはいたるところにライオンのモチーフがあります。今回はそんな魅力溢れるリヴィウ歴史地区の魅力をご紹介します。
目次
見どころ満載ウクライナの世界遺産リヴィウ歴史地区群をご紹介!
リヴィウ歴史地区群とは
リヴィウはウクライナ西部にある都市でバロック様式の教会や石畳の歩道が並び、最もウクライナらしい街並みとも言われ、リヴィウの歴史地区群は1998年に世界遺産に登録、2008年に登録内容が変更されました。
リヴィウは13世紀半ばにガリチア公ダニール・ロマノビッチによって建設され、政治、商業の中心として栄えました。14世紀以降はポーランドやハプスブルグ帝国の支配下となり、第二次世界大戦から1991年まで旧ソビエト連邦に併合されるという歴史を持ちます。現在はウクライナの一部となっていますが、リヴィウの人々は自立した国としてのアイデンティティーを持っています。
リヴィウの旧市街には17~18世紀の建造物が多く残され、東欧の伝統的様式とドイツ、イタリアなどの建築様式が混在し、観光客にも人気の都市となっています。
リヴィウ歴史地区へのアクセス
リヴィウはウクライナの西部、首都キーウから西へ約500km、ポーランドとの国境から70kmのところに位置しています。首都キーウからは電車で5時40分ほど。寝台列車も利用できるようです。またポーランドからバスなどで訪ねることができます。
リヴィウ歴史地区群のおすすめポイント3
1.リノック広場
リヴィウの旧市街の中心部にあるのがリノック広場。「リノック」とはウクライナ語で市場という意味で、ここにはヨーロッパの雰囲気がたっぷりと漂っているんです。
かつては上流階級の人々が住んでいたリノック広場。市庁舎や博物館などもこの広場に集まっていて、社交界だけではなく政治・経済の中心でもありました。現在、市庁舎の1階にはツーリストインフォメーションがあり、中にはリヴィウの歴史を展示する小さな博物館もあります。
2.アルメニア教会
リヴィウには多くの教会があります。中でもリヴィウで最も古い教会の一つアルメニア教会はおすすめです。アルメニア教会は、アルメニアが12~13世紀にトルコに攻撃を受けた時、人々が遠いウクライナのリヴィウまで逃げ、教会を建てたのがはじまりと言われています。また、教会の中庭には木彫りのキリスト受難のレリーフとアルメニア人のための古い墓地があります。
3.博物館
リヴィフの街にはたくさんの博物館があります。リヴィウ民族博物館は宗教芸術を主に扱う博物館で、リヴィウ地方のイコンが豊富にコレクションされていおり、中世美術がお好きな方には必見です!
メモリアル博物館は、ソ連崩壊まで刑務所だったものを一般に公開しています。リヴィウはウクライナの中で最もソ連に対して抵抗した街。多くの人が捕えられ、この刑務所で亡くなったのですが、その刑務所の様子がそのまま残されています。ウクライナの歴史を強く感じられる観光スポットとしておすすめです。
リヴィウ歴史博物館は、リヴィウの博物館の中でも最も充実したコレクションを持っています。そのほかにも、武器博物館、薬局博物館、リヴィウ民族建築・風俗習慣博物館などいろいろな博物館が揃っていますよ!
◎まとめ
世界遺産リヴィフ歴史地区には上記でご紹介した以外にも、東方正教の教会の変容教会、ルネッサンス様式の緑の鐘楼が美しい聖母被昇天教会、丸いドームを持つドミニカ聖堂など数多くの教会があるので、教会巡りも楽しみのひとつですね!
街の北東には丘があり、徒歩でも1時間くらいで登れるのでぜひ訪れてみてください。緑に囲まれた気持ちのいい展望台で、ここから世界遺産リヴィフの街並みを一望することができますよ。また世界遺産のリヴィフ歴史地区群は、ヨーロッパの影響を強く受けていて、おいしいコーヒーやケーキで有名です。おしゃれなカフェでぜひ味わってみてくださいね!